クラウドSIM(クラウドWi-Fi)の選び方!基準とポイント

2022.10.25
クラウドSIM(クラウドWi-Fi)の選び方!基準とポイント

「クラウドSIM」をご存じでしょうか。月額費用を抑えられるだけでなく、国内外を問わず使用できて、データ容量のプランが多いことが特徴の先進的な通信技術です。

この記事ではクラウドSIMを選ぶメリットとデメリット、クラウドSIM対応のおすすめWi-Fiをまとめているので、ぜひ参考にしてください。

※本記事は2022年10月20日に更新されたものです。
現在の状況とは異なる可能性があることをあらかじめご了承ください。

クラウドSIM(WiFi)とは?

クラウドSIMは2009年に中国の企業が開発した新しいクラウド技術です。

クラウドサーバー上でSIM情報を管理する形式をとっているため、専用の端末を用意し、クラウドSIM対応のモバイルWi-Fiルーターの電源を付けるだけで、インターネットが利用できるようになります。

携帯端末本体にSIMが不要なため、モバイルWi-Fiを持っておけば海外でもインターネットが利用できます。

似た技術として、SIMカードがあらかじめ内蔵されている「eSIM」があります。
クラウドSIMとeSIMは、後からSIMカードを挿入する必要がない点で共通していますが、SIMカードを内蔵しているかという差があります。

一般的に利用される携帯端末ではdocomo、au、SoftBankといった通信業者と契約を結んだSIMカードを差し込み、インターネットに接続しています。近年では通信業者に縛られることなく契約ができるSIMフリーという端末も登場しています。

ここまでの情報をまとめると以下のようになります。

クラウドSIM(クラウドWiFi)のメリット

ではクラウドSIMを使うとどんな点でメリットがあるのか、見ていきましょう。

データ容量のプランが豊富

クラウドSIMはデータ容量のプランが豊富にあります。

20〜200GBの多数のデータ容量から選ぶことができ、なかには1GB〜7GBまでという低容量プランもあります。

docomo、au、SoftBankの大手キャリアのプランは1GB、5GB、30GBと、ざっくりとした区分けとなっていて「データが余る」「追加で購入すると割高感がある」など、コストパフォーマンスの面で不満が残る人もいたでしょう。

自分にあったデータ容量を選べるクラウドSIMなら、SNSや動画などの普段利用であれば20GBを、仕事でたくさんデータ通信を要する人は200GBを選ぶことでムダなくデータを使えます。

月額料金が安い傾向にある

クラウドSIMは光回線に比べて月額料金が安く、データ量に合わせた金額を支払うのでコストパフォーマンスがよい点がメリットです。

繰り返しになりますが、クラウドSIMはデータ容量バリエーションが豊富です。
自分にマッチしたデータ容量を選択して費用を抑えることができます。

プランの一例を出すと以下のとおりです。
(例:MONSTER MOBILE マンスリープラン 2年契約)

データ量金額の例
20GB1,980円~(税込)
50GB2,530円~(税込)
100GB2,948円~(税込)

一方で大手キャリアの通信プランは「データ量が少なくて月額費用が安い」か「データ量が多くて月額費用が高め」という組み合わせが多くなっていますが、クラウドWi-Fiでは使用量にピッタリのプランを選べるのが特徴となっています。

クラウドSIM(WiFi)のデメリット

ここからはクラウドSIMを使うことで発生するデメリットを解説していきます。

完全無制限プランがない

クラウドSIMには無制限プランがなく、データ量の上限が必ず発生します。

大手キャリアの通信プランには通信量無制限プランがありますが、クラウドSIMにはありません。これは過去にあった大規模障害によって、クラウドSIMがもともとあった無制限の通信を約束できなくなったことが理由です。

しかし一般的な使い方であれば、100〜200GBもあれば1ヵ月のデータ量が不足することはないでしょう。それでもデータ容量が足りなければ、他社への乗り換えを検討するしかありません。

大規模な通信障害が起きたことがある

クラウドSIMは過去に利用者の急増によって大規模な通信障害が発生したことがあります。今やインターネット環境があるのが当たり前で、なければ私生活・仕事ともに影響が出てしまう人が多いでしょう。

クラウドSIMはとくに新しい技術ですから、通信障害が起きないという保証はありません。現在は、データ利用無制限プランを廃止してデータ容量を限定することで対応しています。

通信速度の面で弱さがある

通信速度を表す単位としてbps(ビーピーエス)という単位があります。

1000bps=1Kbps、1000Kbps=1Mbps、1000Mbps=1Gbpsと1000ずつ区切られており、この値が高いほど高速で快適な通信環境であるということがわかります。

クラウドSIMの通信速度は数十〜数百Mbpsです。
この数値は、Wi-Fiサービスのなかで「速い」とはいえません。

そのため、高画質動画を視聴するとき、データを大量に送受信するオンラインゲームをするときには、通信速度が遅いと思うかもしれません。ゲームや動画を最高画質で満足に楽しむには、理想をいえば下り100Mbpsは欲しいところです。

ただし、ブログやWebサイトの閲覧・SNSの使用など、使い方によっては不自由を感じないこともあります。クラウドSIMの利用を検討しているなら、まずはご自身の使い方を振り返ってみましょう。

クラウドSIMを選ぶ前にチェックすべきポイント

ここまでクラウドSIMの説明を見てきた中で、少し魅力的に思えてきた方は以下のポイントに着目して検討してみてください。

ポイント1:データ容量

クラウドSIMを利用する上でまず注目したいのがデータ容量です。

データ容量を比較的自由に選べるのがクラウドSIMの魅力なので、しっかり確認しておきましょう。毎月50GB以下しか使わないのに、100GBで契約していたらもったいないですよね。

データ使用量の例を参考として、どれくらいのデータ容量が必要かを確認してみましょう。

【利用目的別データ使用量の例】

利用目的データ使用量
ネット閲覧(Yahoo!)0.4MB/1ページの表示
GoogleMAP0.6MB/1回の利用
LINEメッセージの送受信: 3MB/1通
通話:1時間/25MB
ビデオ通話:307MB/1時間
Instagram400MB/1時間
ZOOM600MB/1時間
YouTube360p:約200MB/1時間
480p:約450MB/1時間
720p:約700MB/1時間
1080p:約1.3GB/1時間
NETFLIX(高画質/HD)約1.2GB/1時間
Amazon Prime Video(高画質/HD)約600MB/1時間

YouTubeを最高画質で毎日3時間見た場合には、1ヵ月100GB強のデータ容量が必要になります。

また日常生活で発生する例を挙げると、1日30通LINEのメッセージをやり取りして1ヵ月で約3GB、Instagramを1日1時間見て約12GB、Youtubeを480pで1日2時間見て約27GBです。
多少の余裕を持たせると、この場合は50GBプランが適切といえます。

ポイント2:契約期間

携帯電話と同様に、クラウドSIMにも契約期間が定められている場合があります。
契約期間なし・1年契約・2年契約といった年数から、縛りの有無まであります。

縛りの有無を表にまとめると以下のようになります。

 メリットデメリット
縛りあり ・月額費用がお得に設定されている
・お試しプランがある(一部)
・弁済金、違約金、端末残債額などがかかる場合が多い 
縛りなし・いつ解約しても違約金は発生しない・月額費用が割高
・初期費用がかかる場合が多い

縛りありと縛りなしは一長一短です。

縛りがあると契約年数が拘束される代わりに月額費用が安くなります。また、一部のサービスではお試しプランを利用することも可能です。

契約の更新月以外で契約を解除すると違約金が発生し、端末返却が必要な場合は弁済金が必要となること、端末を購入して2年以内は残債分の支払いが発生することに注意が必要です。

反対に、縛りなしの場合には、いつ解約しても違約金が発生しません。
しかしお試しプランがない・月額料金が割高などの特徴があります。

弁済金、残債額に関して縛りあり・縛りなしで違いはありません。

ポイント3:プラン内容

これまで解説したデータ容量と縛りを考慮して、プラン内容に着目してみましょう。

○~20GBプラン

まずは20GBまでのプランがあるクラウドSIMです。

クラウドSIM縛りあり縛りなし
ZEUS WiFi2年契約
MONSTER MOBILE 2年契約
クラウドWiFi 

クラウドWi-Fiのみが縛りなしプランのみ、ほかZEUS WiFi・どこよりもWiFi・MONSTER MOBILEの3つは縛りあり2年契約と縛りなしプランを選べます。

○50GBプランのあるクラウドSIM一覧

次に、50GBプランのあるクラウドSIMを見ていきましょう。

クラウドSIM縛りあり縛りなし
ZEUS WiFi2年契約
MONSTER MOBILE2年契約
クラウドWiFi 

50GBプランではZEUS WiFi・どこよりもWiFi・MONSTER MOBILEの3つで縛りあり・なしを選ぶことができます。クラウドWiFiは縛りなしプランのみです。

MONSTER MOBILEの契約期間が「1年」と、20GBの半分になりました。

○100GBプランのあるクラウドSIM一覧

次に、100GBプランのあるクラウドSIMです。

クラウドSIM縛りあり縛りなし
ZEUS WiFi2年契約
どこよりもWiFi 2年契約
AIR-Wi-Fi 1年契約
Mugen Wi-Fi 
クラウドWiFi 
それがだいじWi-Fi 2年契約
THE Wi-Fi 
MONSTER MOBILE 2年契約

100GBプランでは縛りなしどこよりもWiFi・AIR-Wi-Fi・Mugen Wi-Fi3つで縛りあり・なしを選べます。クラウドWiFiは同じく縛りなしプランのみです。

○200GBプランのあるクラウドSIM一覧

最後に200GBを超えるプランのあるクラウドSIM一覧です。

クラウドSIM縛りあり縛りなし
hi-ho Let’s Wi-Fi2年契約
FUJI WiFi6ヶ月契約

200GBプランは全体数が少なくなり、hi-ho Let’s Wi-Fiと FUJI WiFi のみで縛りあり・なしを選べます。

クラウドSIMはこんな人におすすめ

これまでクラウドSIMのメリット・デメリット・選ぶポイントを解説してきましたが、そもそもクラウドSIMはどんな人におすすめなのかを見ていきましょう。

WiMAXがエリア外になってしまう場所で利用する人

WiMAXがエリア外だった場合に、代替案としてクラウドSIMを選ぶのはおすすめです。
Wi-Fiを選ぶうえで、どうしても気になるのが回線速度です。

クラウドSIMとWiMAXを比較するとどうしてもWiMAXに軍配が上がります。
回線速度以外のスペックも基本的にWiMAXの方が上ですが、対応エリアが限られるため、次点のクラウドSIMがおすすめです。

お住まいの地域がWiMAX対応エリア外の場合、クラウドSIMを検討してみましょう。

海外でも同じように使いたい人

クラウドSIMは国内外を問わず使用できるのが大きなメリットです。
出張や留学など、海外で過ごす期間が多い人にとっては、使い勝手がよいでしょう。

クラウド上にSIMカードがあるおかげで、コンセントとルーター端末さえあればどこでもインターネットにつながります。

ただし1日1,000円で1GBという料金が別途でかかるため、場合によっては現地でポケットWi-Fiを借りた方が安上がりになる可能性はあります。

クラウドSIM対応Wi-Fiのおすすめ7選

ここからはおすすめのクラウドSIM対応Wi-Fiを7つ解説していきます。

Mugen Wifi

Mugen WiFi
縛りなしプラン
月額2,988円~(税込)

Mugen Wifiは初期投資が少なく済むのが特徴です。

30日間全額返金お試しキャンペーンがあり、回線速度やエリアなど実際に体験してみなければわからないことを30日間も試せるのはメリットといえます。

ただし30日以内に20GBを超える利用の場合、通常解約扱いとなり、違約金3,300円がかかってしまいます。あくまでも「お試し」としてとらえて使用しましょう。

また、2年間で2回のキャッシュバックがあり、その総額は最大10,000円になります。25月目以降は違約金も端末返却も不要になるほか、端末最短即日発送というサービスの豊富さが特徴です。

またMugen Wifiには3日制限がなく、1ヵ月どのようなペースで100GBのデータを使っても問題ありません。「土日祝日は一日使って最高画質の映画を見たい」といった場合にも、3日制限を気にする必要がありません。

AiR WiFi

AiR-WiFi
1年契約(サクッとプラン)縛りなしオプション
100GB:月額3,278円(税込)~オプション料金月額330円~(税込)

AiR WiFiは1年契約(縛りあり)と縛りなしのプランが各種ポケット型Wi-Fiの中で最安値というメリットがあります。

30日間無料でお試しでき、解約金・違約金がないのも特徴です。契約期間のない縛りなしプランに申し込めば、長期契約でも短期契約でも損はありません。

3日制限がないので、何にも縛られず思う存分100GBというデータ容量を使うことができます。

ただ海外利用に関しては料金が高めに設定されています。アジア、ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアは1,200円〜、中東、アフリカ、南米は1,600円〜という価格帯です。

このことからAiR WiFiは国内のみの利用に限った方がお得であることがわかります。もし海外での利用を考えているのであれば、MONSTER MOBILEがおすすめです。

ZEUS WiFi

ZEUS WiFi
2年契約プラン縛りなしプラン
20GB:2,178円
40GB:2,948円
100GB:3,828円
20GB:2,618円
40GB:3,278円
100GB:4,708円

ZEUS WiFiは契約月から3ヵ月の大幅値引きと、追加のGBプレゼントが魅力的なWi-Fiです。

1年間20GBのプランで毎月5GB、1年間40GB(100GB)で毎月10GBの追加データ容量がもらえるので大変お得です。またGBが足りなくなったときには追加のGB購入が可能な点も便利でしょう。

さらに20GBプランは最安級で、大手キャリア顔負けの価格設定になっています。

プランの項で解説したように、ZEUS WiFiには縛りありのプランとなしのプランがあり、さまざまなシチュエーションに対応できます。

「出張先で使うことが多い」「テレワークが続く限り使いたい」「日常的にメインWi-Fiとして使いたい」など、いろいろなシチュエーションに対応できる優れものです。

ZEUS WiFiは大手3キャリアに対応しており、WiMAXよりも対応エリアが広いことが強みでもあります。

MONSTER MOBILE

モンスターモバイル
2年契約プラン縛りなしプラン
20GB: 1,980円~(税込)
50GB: 2,530円~(税込)
100GB:2,948円~(税込)
20GB:2,640円~(税込)
50GB:3,190円~(税込)
100GB:3,938円~(税込)

MONSTER MOBILEは、容量が足りない場合にプランの変更ができたり、データ容量の追加が500MBからできたりするのが特徴です。

14日間お試しキャンペーンもあるため、インターネットに接続できない、またはインターネットの速度が極端に遅くないかといったことを事前に把握してから契約できます。

また3大キャリアのプラチナバンドを利用可能なため、自動的につながりやすいLTE回線に接続されます。クラウドSIMの中ではエリア最大級で、山間部や地下といった電波の届きづらい場所でもつながりやすいというのが大きなメリットです。

THE WiFi

THE WiFi
2年契約100GBプラン2年契約FITプラン
100GB:3,828円0〜1GB:1,298円
1〜5GB:1,628円
5GB〜20GB:2,068円
20GB〜40GB:2,596円
40GB〜100GB:3,960円

THE WiFiは、100GBプランと毎月のデータ利用量に合わせて金額が変動するFITプランがあります。とくにFITプランはデータ使用量が少ないほど金額が安くなっていくので、真の意味でデータ量に合わせた金額を選べるのはこちらになります。

特筆すべき点は、100GBプラン限定で4ヵ月無料キャンペーンを実施していることです。通常の月額料金は3,828円(税込)ですが「The WiFi Summer FES」のキャンペーンを利用すると4か月の利用料金(「THE WiFi 100GB」の基本料金、端末レンタル代金)が0円となります。

2022年6月30日正午以降に契約した場合には、最低利用期間の縛りがなく、いつ解約しても解約事務手数料が発生しません。端末レンタルの契約は、最低利用期間24ヵ月・解約事務手数料10,780円(税込)で25ヵ月目以降は0円となっているため、2つの違いに注意してください。

THE WiFiのユニークな点として、オプションとして「ネットスーパー」や「ABEMAプレミアム」の初月無料があることです。ほかのサービスとは少し違ったオプションが楽しめます。

FUJI WiFi

FujiWiFi
ちょうどいいルータープラン縛りなしプラン
1日10GB:月額4,880円(税込)
30GB:月額2,280円(税込)
50GB:月額2,570円(税込)
100GB:月額3,380円(税込)
200GB:月額4,980円(税込)
1日10GB:月額5,995円(税込)
30GB:月額3,410円(税込)
50GB:月額3,740円(税込)
100GB:月額4,895円(税込)
200GB:月額5,995円(税込)
最大310GB:月額5,995円(税込)

FUJI WiFiは契約期間は6ヵ月という珍しい期間が設定されていますが、違約金はどのタイミングでもかからないサービスです。

データ容量のプランも幅広く用意されていて、大手キャリアの20GBプランと同じくらいの価格帯で50GBまで贅沢に使えます。選択肢が豊富にあるので、ご自身の使い方に合わせて使えるのがメリットといえます。

また申し込みは24時間Webから受け付けており、いつでもどこでも加入できるのもメリットです。

Ex Wi-Fi

EX Wi-Fi
2年契約50GBプラン2年契約100GBプラン
2,948円(税込)3,718円(税込)

Ex Wi-Fiは2年契約で50GBか100GBのデータ容量を選ぶ形式です。

データ容量をオーバーした時の通信速度が384kbpsと、一般的な通信制限(128kbps)と比較して少しだけ通信制限時の速度に余裕があります。とはいえ、動画視聴は厳しいレベルなので注意しましょう。

大手3キャリアの回線を利用可能で幅広いエリアに対応しているだけでなく、海外134ヵ国で利用可能なのがEx Wi-Fiの大きな特徴です。

また最短即日発送で契約後にすぐセットアップして利用開始でき、すぐに使いたい人にもおすすめです。公式サイトに掲載されている端末にはU3とU2sがありますが、2022年10月現在はU3のみの取り扱いとなっているようです。在庫状況によって取り扱いに変化があるようなので、U2sが使いたい人は問い合わせてみるのも一つの手です。

2年以内に解約してしまうと解約違約金と残債額が請求されるので注意しましょう。解約金は50GBプランで2,860円(税込)、100GBプランで3,630円(税込)です。端末残債額は650円×残り契約月数となります。

クラウドSIMの申し込み方法と利用手順

ここからは、クラウドSIMの申し込み方法を解説します。

上記でおすすめしたクラウドSIM対応Wi-Fiの中で気になるものがあったら、公式サイトから実際に申し込んでみましょう。

申し込み方法

まずはどのWi-Fiにするかを決めるところから始まります。

契約期間や縛りの有無、データ容量のプランなどを見比べ、ご自身の使い方と照らし合わせて決めることをおすすめします。

「どうしても選べない!」と思ったら、お試しプランのあるWi-Fiを試してみましょう。

どのWi-Fiにするか決まったら公式サイトから申し込みをします。
このときクレジットカードが必要なので、持っていない方は事前に用意しておきましょう。

クレジットカードは審査があり、カード会社によっては申し込みから受け取りまで1ヵ月かかることもあります。早めに用意しておきましょう。

端末の受け取り

申し込みが終わったら、最短当日〜翌日に端末が発送されます。各Wi-Fi業者によって多少の違いがあるので注意しましょう。

基本的には契約開始日までに指定先の住所に届きます。もし都合が悪く端末を受け取れなかった場合にも、契約はスタートしているため料金は発生しています。契約開始日は確実に受け取れるよう、家にいるようにする、代わりに荷物を受け取ってくれる人を立てるなど、準備しておきましょう。

設定

端末が届いたら簡単な設定を行えば、利用を開始できます。

端末と一緒に取扱説明書やマニュアルが入っているので、記載の通りに設定してみましょう。

光回線のような複雑な設定は不要で、簡単な設定だけですぐに利用開始できるのがクラウドSIMの特徴でもあります。

ルーターを返却する場合に備えて箱、説明書(マニュアル)、同封品はセットで保管しておくと安心です。

クラウドSIMの解約手順

ここからは、クラウドSIMの解約手順について解説していきます。

実際の細かい解約手順は各Wi-Fi業者によって異なるので、あくまで全体の流れについて触れていきます。

解約の連絡

引っ越しや契約期間の終了、サービスに満足できなかったなどの場合には、解約の手続きをとります。

まずは契約先のWi-Fi業者に解約の連絡をします。

公式Webサイトから解約手続きができる場合もあれば、電話やフォームでのみ解約の申し込みができる場合もあります。

最初に公式サイトを確認してWebから解約できないか試してみて、無理そうであれば電話して解約申請を進めましょう。面倒であれば最初から電話で解約の申し込みをするのもありです。

解約日の決定

解約の申し込みが完了すると、解約日が決まります。

基本的に月末が解約日となり、月の途中で解約はできません。使用料が日割り計算されることもないので、注意が必要です。

また月末に解約するために、毎月20日までに申請しなければならないケースが多いので覚えておきましょう。20日以降に解約の申し込みをすると解約処理が間に合わず、翌月末解約ということになりかねません。

端末の返却

大抵の場合、申し込んだ時に届いた端末はレンタル品のため、返却する必要があります。

解約日までに返却しないと追加料金が発生する場合があるので必ず手続きを忘れないようにしましょう。

契約時についてきた同封物(端末、説明書、ケーブル等)もすべて返却しなければならないので、なくさないよう注意しましょう。

最初に荷物が届いたときに箱ごととっておくのがおすすめです。

まとめ

クラウドSIMはクラウド上でSIMカード情報を管理し、国内外を問わず1つのルーター(デバイス)でインターネットが利用できる技術です。

国内では自動的につながりやすい回線へ切り替えてくれるため、山間部や地下のような電波の届きにくい箇所でもつながりやすいメリットがあります。

また基本的には3日制限がないため、土日祝日に思いっきりデータ量を使っても問題ありません。

何より、自分に合ったデータ量とそれに見合う金額のプランで契約できるため、大手キャリア回線と比較するとコストパフォーマンスに優れている点がメリットです。

「20GBじゃ足りないけど50GBでは余ってしまう」という人も、クラウドSIM対応Wi-Fiと契約すれば最適なデータ量で契約ができます。

「自分に合ったデータ容量を選びたい」と思った人は、ぜひクラウドSIMを利用してみましょう。

この記事を書いた人

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