スマートフォンやパソコンを使用していると、突如インターネットに接続できなくなってしまったという経験がある方も多いのではないでしょうか。
Wi-Fiのマークは出ているのにもかかわらず、なぜかインターネットにつながらないということもあります。
インターネット接続できなくなると、仕事・プライベート問わず困ってしまいますよね。
このような状態を改善するには、まずはどこに原因があるのかを探る必要があります。
この記事では、インターネットに接続できない原因を探る方法や、原因別の対処方法について紹介します。
※本記事は2022年4月8日に作成されたものです。
現在の状況とは異なる可能性があることを予めご了承ください。
Wi-Fi接続時に表示される「インターネット接続なし」とは
Wi-Fiの電波は受信しているけれど、インターネットにはつながっていないという状態です。
スマートフォンやパソコン、タブレットなどのデバイス側にWi-Fiマークは表示されていても、何かしらの原因があってインターネットが使えないのです。
正常にWi-Fi接続されていれば扇のような形のWi-Fiマークが表示されますが、Wi-Fiの通信状態に不具合があると「!」などがWi-Fiマークの横につき、Windows 10であれば地球儀のようなマークに変わります。
解消するには何が原因であるか探り、適切な対処をする必要があります。
Wi-Fi接続と同時に表示される「セキュリティ保護あり」とは
Wi-Fiの不正アクセスなどを防ぐために、パスワード設定してWi-Fiを保護している状態のことです。
たとえば自宅のWi-Fiに、何ら関係のない第三者が無断で接続すると困ってしまいますね。保護されていれば、Wi-Fiを接続するときにパスワードの入力が求められるため、そのパスワードを知らないとWi-Fiを使用できないのです。
つまり「セキュリティ保護あり」と表示されること自体は、エラーではありません。反対に「セキュリティ保護あり」表示がないような、暗号化や保護をされていないネットワークだと、セキュリティ面でのリスクが懸念されます。
Wi-Fiの「インターネット接続なし」と表示された際に考えられる原因
推定される原因はいろいろありますが、大きく以下の3つに分けられます。
●スマートフォンやパソコンの設定や不具合
●ルーターやLANケーブルの不具合
●ネットワークの不具合
トラブル解消のためには、まずどこに原因があるのかを突き止める必要があります。原因を探る際のヒントや、原因となりうるケースを見ていきましょう。
スマートフォンやパソコンの設定や不具合
たとえばスマートフォンでインターネットにつながらない場合、パソコンやタブレットなどほかの電子機器でつながるかどうか試してみましょう。
ほかの電子機器がつながるなら、この場合はスマートフォンに原因があると推定されます。どの電子機器に原因があるかが分かったら、その電子機器のどこに原因があるのかを探っていきましょう。
省エネモードや機内モードなどの設定にしていると、Wi-Fi接続を制限されてしまいます。
また、電子機器のアップデートを長期間実施していないことや、パソコンなどに入れているセキュリティソフトが接続を妨げているケースも考えられるでしょう。
不具合が疑われる電子機器自体が劣化や故障をしている可能性もあります。
思い当たる部分から対処していきましょう。
ルーターやLANケーブルの不具合
持っている電子機器のどれを使っても接続の改善が見られない場合は、Wi-FiルーターやLANケーブルに不具合があるかもしれません。
同じ電子機器を使っていても、Wi-Fiフリースポットや外出先のWi-Fiを利用すればインターネットが利用できるという場合も、自宅のルーターやLANケーブルに不具合のある可能性が高いでしょう。
ルーター周りの障害物や壁が原因で、Wi-Fiの電波が弱まってしまうこともあります。スマートフォンなどの端末を使用する場所とルーターの場所が離れていることで、電波が届きにくくなっていることも考えられます。
また、周囲の電波と干渉してつながりにくくなっているのかもしれません。
さらに、耐用年数が過ぎている、もしくは故障していることが接続不良の原因の可能性もあります。LANケーブルの規格が古い、劣化している、断線していることも不具合の要因になります。
ネットワークの不具合
使っている電子機器やその周辺機器に原因がない場合、ネットワークの不具合の可能性があります。
IPアドレスが重複しているなど、ネットワークの接続に何らかの不具合があると推定されます。
専門的な設定や、ネットワークの再登録などの複雑な作業が必要になるため、解決するのが困難に感じる場合もあるでしょう。
このあと紹介する対処法の中で、手順を詳しく解説していますので参考にしてみてください。
Wi-Fiルーター側に「インターネット接続なし」の原因がある場合の対処法
ここで、Wi-Fiルーター側に「インターネット接続なし」と表示される際の、対処法9つ紹介します。できることから試してみましょう。
スマートフォンやタブレットで再接続する
一度Wi-Fiへの接続をOFFにして、数秒ほど経ってから再度Wi-Fiに接続します。
再接続を試みることで、通信の不具合が改善する場合も多くあります。
「設定」をタップして「ネットワークとインターネット」や「Wi-Fi」などの項目からWi-Fi設定画面を表示させます。
ON/OFF切り替えのアイコンをタップして、再接続しましょう。
また、設定画面を開かなくても、iOS端末の「コントロールセンター」やAndroid端末の「クイック設定パネル」を使うと、すぐにON/OFFの切り替えができます。
端末によって異なりますが、一般的にiPhoneやiPadの場合は、画面の右上隅、もしくは下端から画面中央に向かってスワイプをするとコントロールセンターを開くことができます。Android端末の場合は、ステータスバーを下にドラッグして通知パネルを表示し、表示した通知パネルをさらに下にドラッグすると、クイック設定パネルを開けます。
ルーターを再起動してみる
ルーターの背面などに電源ボタンがあればそちらを使って再起動して、ボタンがなければ電源アダプターの抜き挿しで再起動します。
ルーターの電源をOFFにして、1分ほど経過してから電源をONにします。
完全に起動して通信できるようになるまで数分程度かかる可能性もあり、その時は焦らずに少し様子をみましょう。
また、回線終端装置とつながっている場合は、こちらも再起動することで改善するケースもあります。
ルーターの電源をOFFにした後、回線終端装置の電源をOFFにして5分程度待ちます。
電源をONにする際はまず回線終端装置から行い、ランプの点灯が落ち着いたら、ルーターの電源をONにして様子をみましょう。
ルーターの接続先を切り替えてみる
一般的に、ルーターからは「5GHz」と「2.4GHz」の2種類の電波が発せられています。
Wi-Fiの設定画面で同じような名前のSSIDが2つあれば、この2種類の電波があると考えられます。
5GHzはWi-Fi通信で利用する周波数帯で、通信が安定しやすい特徴があります。
ただし壁などの障害物に弱いため、遠くまで電波が届きにくいため注意が必要です。
2.4GHzは電波が遠くまで届きやすいものの、電子レンジやBluetooth通信などと同じ周波数帯であるため、そういった機器や通信から干渉を受けて通信が妨げられることがあります。
5GHzと2.4GHzという異なる周波数帯を切り替えると、インターネットに接続できることがあるので試してみてください。
ルーターやLANケーブルを交換してみる
ホコリが原因のルーターの動作不良や、風通しの悪さからルーター内部の部品が劣化するなどします。
このようにルーター自体にトラブルの原因が疑われる場合は、ルーターを交換すれば改善するかもしれません。
LANケーブルも長年使っていると、衝撃や紫外線などによって劣化していきます。
また、ケーブル内部に浸水が起こって使えなくなることもあるでしょう。
通信速度や周波数によってカテゴリが異なるため、利用しているインターネット環境に適したLANケーブルを選ぶ必要があります。
LANケーブルには規格があります。カテゴリの数字が大きくなるほど、通信速度が速く、伝送帯域が広くなります。家庭での一般的な利用の場合、カテゴリの数字が6より大きい規格のLANケーブルであれば問題なく使えるでしょう。
設置場所や配線を確認してみる
ルーターの設置場所を見直すことでインターネットに接続できることもあります。
たとえば、家の隅っこのほうにルーターを置くことはおすすめしません。なぜなら、ルーターを中心として球体のような形でWi-Fiの電波が発せられているからです。
家の端に置いているなら、家の中央部にルーターを移動させてみるとよいでしょう。
また、電子レンジなどは2.4GHzの周波数帯を使っていてWi-Fiの電波と干渉しやすいため、電子レンジの近くにルーターを置くのは避けてください。ルーターの周辺に壁や家具といった、電波の障害物がない状態にすることもポイントです。
さらに、配線が正しくできているか、ケーブルがきちんとはまっているかどうかもチェックします。
直近で模様替えして場所を動かした、ルーター交換などで配線をつなぎ直した場合は、特にきちんと接続されているか確認してみてください。
速度制限の有無を確認してみる
モバイルルーターやホームルーターは、一定期間内におけるデータ通信の容量に制限が設けられていることが多いです。
期間には主に1ヶ月もしくは1日のものがあります。インターネット回線の混雑を防ぐために、速度制限が設けられているのです。上限を超えて使ってしまうと速度制限や、インターネットの接続自体ができなくなります。
制限解除のタイミングはプロバイダによって変わってきますが、決められた時点まで待つことで制限は解除されるでしょう。利用中のインターネットによっては、データ通信量を追加購入して速度制限を解除することも可能です。
速度制限が頻繁にある場合は、利用中のプランが合っていないかもしれません。プランの見直しを検討しましょう。
同時に接続可能な台数を確認してみる
ルーターが飛ばしている電波は無限ではないため、ルーターの機種ごとに接続可能台数が決まっています。ルーターが発する電波は、接続した端末に割り当てられているのです。
接続可能な端末の台数を超えると、接続不良や通信速度の低下が起きます。新しく端末を購入した場合は要注意です。
使っているルーターの接続可能な台数をチェックして、その範囲内で使うようにしましょう。
ルーターの耐用年数を確認してみる
ルーターにも寿命があります。ルーター本体の寿命は4~5年程度が目安です。
長年同じルーターを使っている場合は、どのくらい使い続けているのかを確認してみましょう。古くなっている場合は、ルーターを交換したほうが良いです。寿命を超えて使っていると、通信速度の低下や不良が起こりやすくなります。
また、古いルーターを使用していると新しい規格に対応できず、回線速度に支障が出ることもあります。
ルーターを買い替える場合は新しい通信規格に対応したルーターにすることで、通信速度が速くなります。通信内容の暗号化技術も徐々に強化されているため、セキュリティ面でも安心を得られるでしょう。
契約先のプロバイダに問い合わせてみる
いろいろ試してもインターネット接続なしの状態が改善しない場合は、契約先のプロバイダに問い合わせてサポートを受けましょう。
電話やメール、チャットボットなど、プロバイダによって問い合わせ方法は変わってきます。
契約の際にもらった資料や公式サイトなどから、契約中のプロバイダの情報を確認しましょう。
モバイル端末・パソコン側に「インターネット接続なし」の原因がある場合の対処法
スマートフォンやパソコンが原因で、インターネットに接続できないケースもたまにあります。
その際は、以下に紹介する10個の対処法を試してみましょう。
端末やパソコンを再起動してみる
再起動によって不具合が解消するケースも多々あります。
不具合が生じているスマートフォンやパソコンなどの電源を一度OFFにして再度ONにする、もしくは再起動ボタンを使って再起動を試してみましょう。
スマートフォンであれば側面の電源ボタンを長押し、再起動という項目が出てくる場合はそちらをタップします。
パソコンの場合、Windowsであればスタートメニューの電源をクリックし、再起動を選択します。
Macであればアップルメニューから再起動を選択しましょう。
Wi-Fi設定のON/OFFを切り替えてみる
使っている端末のWi-Fi設定を一度OFFにして、再度ONにすることで改善するかもしれません。
スマートフォンであれば「設定」アプリから「ネットワークとインターネット」や「Wi-Fi」などの項目を選択して、ON/OFF切り替えスイッチをタップします。
画面上部や下部をスライドして、iOS端末の「コントロールセンター」やAndroid端末の「クイック設定パネル」を表示させると、より簡単にWi-Fi設定の切り替えができます。
パソコンの場合、Windowsは画面下にあるタスクバーに表示されたWi-Fiマークをクリックして切り替えられます。
Macは上部のメニューバーにWi-Fiマークがあれば、そちらから切り替えましょう。
機内モードのON/OFFを切り替えてみる
端末を機内モードにすることでデータ通信や音声電話、Wi-Fi、Bluetooth、GPSなどの機能が停止されます。
機内モードは航空機内で使うだけでなく、会議中や映画館の中、データ通信量やバッテリーの消費を抑えたいときなどにも使える便利な機能です。
機内モードのON/OFFを切り替えることで、通信機能のON/OFFも切り替えられます。
Wi-Fiの調子不良が起きたとき、機内モードを利用して再接続することで、インターネットが接続できるようになることがあるため試してみましょう。
BluetoothをOFFに切り替えてみる
無線通信技術であるBluetoothは、スマートフォンやパソコンなど多くの機器に内蔵されています。
対応している機器を無線で接続できるという機能です。
端末のBluetooth機能がONになっている場合、一旦OFFにするとインターネットが接続できるケースもあります。
Wi-Fiには5GHzと2.4GHzの2種類の電波がありますが、2.4GHz帯はBluetoothが使用する周波数帯と重複しています。
Wi-FiはBluetoothよりは送信出力が大きいですが、干渉が起こると通信効率が落ちてしまうことがあるのです。
省エネモードを無効にしてみる
省エネモードはバッテリーの消費を抑えてくれるものです。
メーカーによってエコモード、省電力モードなどいろいろな呼び方がされています。
ディスプレイの明るさや自動ダウンロード、メールの自動受信、バックグラウンド更新、CPUの動作などさまざまな機能を制限することで電池が長持ちします。
CPUの動作が制限されると、読み込みが遅くなり、画面の操作が煩わしくなることがあります。
この省エネモードがインターネット通信を不安定にしている可能性もあるため、一度省エネモードを無効にしてみましょう。
セキュリティソフトやアプリの設定を無効にしてみる
セキュリティソフトやセキュリティアプリが、インターネット接続を妨げていることも考えられます。
セキュリティソフトやアプリを無効もしくは、アップデートすることで改善する場合があります。また、ファイアウォールの設定を解除することで、インターネット接続が回復する場合もあります。
ファイアウォールはネットワークの通信の中で、通信を許可もしくは拒否するセキュリティ対策の一つです。
インターネットに接続した環境下では必須とも言えるセキュリティ対策のため、無効にする際は注意して行いましょう。
SSID/パスワードを再設定してみる
SSIDとは無線親機が発している無線電波の名称です。
SSIDを確認することで、無線電波を受信するデバイスがどの電波に接続したらよいかが分かります。
このSSIDを一旦リセットしてパスワードを再度入力して、インターネットに接続できるかどうか試してみましょう。
現在接続中のWi-Fiの情報を削除するために、Wi-Fiの設定画面から該当するSSIDを選択後、さらに「設定を削除」「このネットワークを削除する」などの項目を選択します。
削除できたら再設定するため、ルーターの背面や側面、Wi-Fi設定カードなどを見てSSIDやパスワードを確認して入力しましょう。
IPアドレスの設定を変更してみる
IPアドレスはスマートフォンやパソコンなどの機器に割り当てられており、ネットワーク通信の中での住所のようなものです。
このIPアドレスの設定を変更すると、インターネットの接続が改善することもあります。
Windows 10であれば、画面左下のWindowsアイコンの右クリックでメニューを開いて「ネットワーク接続」を選択します。
「アダプターのオプションを変更する」を選んで「Wi-Fi」を右クリックします。
「プロパティ」を開いて「インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)」をダブルクリックして、詳細画面を表示させましょう。
「全般」タブを開き「IPアドレスを自動的に取得する」「DNSサーバーのアドレスを自動的に取得する」を選択したら「OK」をクリックします。
「IPアドレスを自動的に取得する」設定にすると、ルーターは自動でIPアドレスをコンピュータに割り当てます。
IPアドレス情報を自分で入力した場合には「DNSサーバーのアドレスを自動的に取得する」が選択されているか確認してください。
参考:NordVPN
設定ができたらWi-Fiを切断して、少し置いてから再度接続して接続状況を確認しましょう。
端末やパソコンをアップデートしてみる
スマートフォンやパソコンのアップデートをしばらく行っていない場合、そのことがインターネットの接続を妨げていることがあります。
バージョンを確認して、ソフトウェアが最新の状態になるようアップデートしましょう。
フリーWi-Fiを利用する場合はセキュリティ面が心配なため、テザリングの利用やコワーキングスペースの活用といったほかの手段を選ぶことをおすすめします。
いざというときに困らないように、普段からアップデートしておくと安心です。
端末やパソコンを買い替えてみる
いろいろ試しても改善しない場合、スマートフォンやパソコンが故障していることも考えられます。
修理もしくは買い替えを検討しましょう。
スマートフォン本体の寿命は3~4年程度で、バッテリーはもう少し短めの寿命です。
パソコンの場合は5年程度が寿命の目安です。
また、ノートパソコンよりもデスクトップパソコンの方が寿命は長いと言われています。
端末が寿命に近づいているもしくは、寿命以上に長く使っている場合は、買い替えを検討してみるのもひとつです。
数年経てば技術も進歩しているため、現在使っている端末よりも性能がアップした最新の端末を使えばより快適に使えるようになるでしょう。
外出先でWi-Fiの「インターネット接続なし」を防ぐ方法
公私とも連絡手段で使いますし、外出先でもインターネットを使う場面は多いですよね。
こちらでは、外出先でインターネットにつながらなくなることを防ぐための方法を2つ紹介します。
スマートフォンのテザリングを使用する
テザリングとは、データ通信機能のあるSIMが入ったスマートフォンの通信回線を使って、ほかのパソコンやタブレットなどをインターネットに接続することです。
テザリングは便利な機能ですがいくつか注意点があります。
まず、使うことでスマートフォンのデータ通信量を消費します。契約している通信量の上限を超えると通信制限が設けられる、さらには解除するために料金が必要なことがあるため注意が必要です。
スマートフォンの契約先によっては、テザリング利用料金がかかることもあります。
また、通話中はテザリングを利用できません。テザリングにはUSB接続、Wi-Fi接続、Bluetooth接続の3種類があります。それぞれで利便性や通信速度が変わってきます。
ケーブルなしでテザリングできるWi-Fi接続やBluetooth接続は利便性が高いものの、バッテリーを消耗しやすく、通信速度が遅めな傾向があります。
一方USB接続はテザリングの中では通信速度が速いですが、つなぐためのケーブルが必要で、同時に複数の機器をつなげられないなどのデメリットがあります。
モバイルルーターを使用する
モバイルルーターとはパソコンやスマートフォンなどの端末を、インターネットに接続できるようにしてくれる小型の通信端末です。
場所を選ばずにインターネットに接続できます。軽量な端末のため、持ち運びもしやすいでしょう。機種によって台数は変わってきますが、同時に複数台の機器をインターネットに接続できます。
動画などを観るとデータ通信量を大きく消費するため、スマートフォンのデータ通信を使いたくないという方も多いのではないでしょうか。
モバイルルーターには大容量のデータ通信量を掲げたプランも多くあるため、そのようなプランを選ぶことでデータ通信量をほとんど気にすることなく利用できるでしょう。
改善されなければプロバイダの変更もおすすめ
今回紹介した対処法などをいろいろ試しても、インターネット接続なしが改善されない場合は、プロバイダの変更を検討してみてはいかがでしょうか。
インターネットの利用状況に合ったプロバイダを選ぶことで、快適に使えるようになるうえ料金が抑えられることもあります。
以下におすすめのプロバイダを5つ紹介します。
Broad WiMAX

Broad WiMAXは端末がコンパクトで持ち運びやすいため、屋内外でインターネットが使えます。
○月額料金・プラン
Broad WiMAXの月額料金は、次のようになっています。
※価格はすべて税込です
・ギガ放題バリュープラン
月額料金 | 初月1,397円、2カ月目以降3,883円 |
送料 | 無料 |
契約事務手数料 | 3,300円 |
初期費用 | 20743円 Web申し込み・クレジットカード支払い・指定のオプション加入で無料 |
契約解除料 | 0~24ヶ月目:3,883円、25ヶ月目以降:0円 |
端末代金 | 一括払い:21,780円、分割払い:605円×36回 |
・ギガ放題フリープラン
月額料金 | 初月1,397円、2カ月目以降4,070円 |
送料 | 無料 |
契約事務手数料 | 3,300円 |
初期費用 | 20743円 Web申し込み・クレジットカード支払い・指定のオプション加入で無料 |
契約解除料 | 無料 |
端末代金 | 一括払い:21,780円、分割払い:605円×36回 |
初月だけとはいえ、月額1,397円と2,000円以下の料金で利用を開始できるため、乗り換えのハードルが低く感じられるかもしれません。また、縛りの有無でプランが分かれているため、使い方に合わせて選ぶことでよりお得となっています。
WiFi MAX革命セット

ポケット型Wi-Fi「ONE MOBILE」と、ホームルーター「モバレコAir」がセットになったプランです。
ONE MOBILEは月間データ容量100GBで、持ち運びできる端末をレンタルして最長2年間使えます。
モバレコAirはSoftBank社の「SoftBank Air」の機能はそのままに、お得に利用できるホームルーターです。
工事不要で、コンセントに挿すだけで簡単に使えます。データ容量に制限はありません※1。
ポケット型Wi-Fiとホームルーターをセットで使えるため、外でも家でも※2家族みんながインターネットを楽しめるでしょう。
※1 ご利用の集中する時間帯(夜間など)は、サービス安定提供にともなう速度制限のため、通信速度が低下する場合があります。
※2 ONE MOBILEをご自宅でモバレコAirと同時に利用いただくことはできません。
端末購入の場合、たとえば36回払いにすると1ヶ月目は月額2,167円(税込)、2ヶ月目は月額3,080円(税込)、3~24ヶ月目は月額3,679円(税込)となります。
端末レンタルの場合は2ヶ月目まで月額2,706円(税込)、3~24ヶ月目は月額4,218円(税込)です。
○月額料金・プラン
※価格はすべて税込です
・端末購入の場合(36回払い)WiFi革命セット割キャンペーン
事務手数料 | 3,300円 |
1ヵ月 | 月額2,167円(モバレコAir1,067円・ONE MOBILE1,100円) |
2ヵ月目 | 月額3,080円(モバレコAir1,980円・ONE MOBILE1,100円) |
3~24ヵ月目 | 月額3,679円(モバレコAir2,579円・ONE MOBILE1,100円) |
データ容量 | モバレコAir :無制限※1 ONE MOBILE:月間(100GB月間容量を超過後は当月末まで 最大128Kbpsに速度制限となり、翌月1日の午前0時に解除) |
対応エリア | WiMAX2+ |
契約期間 | モバレコAir:なし ONE MOBILE:なし(最長24ヶ月間提供) |
契約解除料 | モバレコAir:0円 ONE MOBILE:0円 |
端末 | 中古・レンタル貸与・解約時要返却 |
※1ご利用の集中する時間帯(夜間など)は、サービス安定提供にともなう速度制限のため、通信速度が低下する場合があります。
・その他レンタルプランあり
○キャンペーン
・あんしん乗り換えキャンペーン
対象:新規申し込み者(ソフトバンクが提携するケーブルライン取り扱いCATV事業者のブロードバンド回線をご利用中のお客さまは対象外)
概要:他社回線の違約金・撤去工事費を還元
・おうち割 光セット
概要:SoftBankケータイとセットで、永年毎月最大税抜1,000円(税込1,100円)割引。Y!mobileケータイとセットで永年毎月最大税抜1,080円(税込1,188円)割引!
※キャンペーンには各種条件があります。
○速度
モバレコAir :下り最大2.1Gbps※
ONE MOBILE:下り最大150Mbps※
※通信速度はシステム上の最大速度であり、ベストエフォート方式のため、お客さまの通信環境により実際の通信速度は変化します。5Gの提供エリアは一部です。
SoftBank Air

回線工事は不要で、下り最大612Mbpsの高速通信を基本的にデータ容量制限なく楽しめます※。
64台まで同時接続できるため、家の中にいる家族みんなでインターネットを楽しめるでしょう。
分割36回払いにして、Airターミナル4!特別割引キャンペーンとSoftBankAirスタート割プラスを適用した場合、、1~24ヶ月目は月額2,750円(税込)、25ヶ月目以降は5,368円(税込)です。
キャッシュバックキャンペーンや乗り換えキャンペーンなど、各種キャンペーンを使うとお得に利用できます。
また、SoftBankやY!mobile携帯を使っている場合は「おうち割光セット」によって、家族の携帯料金が最大で1,100円(税込)の割引になります。
チャットや電話相談で問い合わせに対応しており、チャットであれば24時間いつでも気軽に相談できます。
※一定期間内に大量のデータ通信の利用があった場合や、ネットワークの混雑する時間帯や状況によって、通信速度が制限されることがあります。
ドコモ home 5G

ドコモhome5Gは、月額4,950円(税込)で利用できるWi-Fiサービスです。
わかりやすい定額プランで契約期間の縛りもなく、解約時の違約金も発生しません。
端末代金は通常39,600円(税込)ですが、月々サポート36回を適用することで、端末代金が実質0円になります。契約事務手数料3,300円(税込)は必要ですが、docomoオンラインショップからご購入された場合には無料となります。
また、工事不要のため、回線工事の日程調整などの手間もなく、簡単にインターネットを始められます。
端末の同時接続台数は最大65台です。
ドコモ以外の携帯電話を使っていても利用できますが、ドコモのギガプランであれば家族の携帯料金から最大で1,100円の割引が適用になるなど、スマートフォンとセットで利用することでスマートフォンの料金がお得になります。
SoftBank 光

ソフトバンクの光回線を定額で利用できます。
どれだけ使っても月額料金は同じとなっているため、たくさん使いたい人におすすめです。
しかし定額ではあるものの、集合住宅なのか戸建住宅なのか、エリアや回線タイプなどによって月額料金は異なります。
○集合住宅の場合
エリア | 回線タイプ | 更新プラン | 月額料金(税込) |
東日本 | マンション・ギガスピード マンション・ハイスピード マンション | 2年自動更新プラン | 4,180円 |
西日本 | マンション・スーパーハイスピード マンション・ハイスピード マンション | 2年自動更新プラン | 4,180円 |
○戸建住宅の場合
エリア | 回線タイプ | 更新プラン | 月額料金(税込) |
東日本 | ファミリー・ギガスピード ファミリー・ハイスピード ファミリー | 5年自動更新プラン(TV) 2年自動更新プラン | 5,170円 5,720円 |
東日本 | ファミリー・10ギガ | 5年自動更新プラン(TV) 2年自動更新プラン | 6,380円 6,930円 |
東日本 | ファミリー・ライト | 2年自動更新プラン | 4,290~6,160円 |
西日本 | ファミリー・スーパーハイスピード ファミリー・ハイスピード ファミリー | 5年自動更新プラン(TV) 2年自動更新プラン | 5,170円 5,720円 |
西日本 | ファミリー・10ギガ | 5年自動更新プラン(TV) 2年自動更新プラン | 6,380円 6,930円 |
西日本 | ファミリー・ライト | 2年自動更新プラン | 4,290~6,160円 |
SoftBank 光2年自動更新プランの場合は、契約期間は2年間で自動更新です。また、プランを問わず契約期間満了月の当月・翌月・翌々月以外で解約すると、解約時の契約プランや回線プランに応じた割引前の月額料金相当の解約金が発生します。。
また、SoftBank携帯を使っている場合は、月々の携帯料金が1台あたり最大で1,100円割引になります。
開通時には光回線の工事が必要ですが、フレッツ光を利用中であれば工事不要です。
回線工事の料金は、派遣工事の有無や屋外工事の有無によって変わってきます。
まとめ
Wi-Fiに接続した際にインターネットに接続できない場合は、まずはどこに原因があるのかを探りましょう。
スマートフォンやパソコンの不具合や、電子機器自体が故障している可能性があります。
ほかにもルーターやLANケーブルの不具合や、ルーター自体の置き場所などが原因になっているかもしれません。どこに原因があるかによって対処法も変わってきます。
今回紹介した19個の対処法を参考に、できることから試してみてください。
いろいろ試しても改善しない場合は、インターネットの利用状況に合ったプロバイダへの変更を検討してみるのもおすすめです。
使い方に合ったプランを選ぶことで、快適さの向上や、月々の支払い料金の節約ができるでしょう。
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