
WiMAXの最新機種を比較!速度や端末代金を比較

WiMAXの利用に欠かせないのが、ルーターです。
ルーターの性能は、WiMAXを利用するうえで満足度に大きく影響する要素のひとつです。
特にWiMAXは契約期間が長いプランも多いため、選んだルーターを長く使い続けることになります。
ルーター選びに失敗しないためにも、強みや弱みはぜひ事前にしっかりと把握しておきたいところです。
そこで本記事では、WiMAXで現在取り扱われている主なルーターについて、徹底調査してみました。性能や特徴、また選び方やおすすめのモデルについて詳しく解説するので、端末選びに迷っている方はぜひ参考にしてください。
※本記事は2022年10月18日に作成されたものです。
現在の状況とは異なる可能性があることを、あらかじめご了承ください。
目次
WiMAXのルーターの比較とおすすめ
はじめに、現行のWiMAXルーターの比較とおすすめの機種について見ていきましょう。
WiMAXのルーターは、これまで少なくとも10種類以上の機種がリリースされてきました。WiMAXサービスを展開しているUQ WiMAXの公式HPを見てみると、現在では「WiMAX+5G」対応の機種が4種類、「WiMAX2+」対応の機種が8種類、利用可能なルーターとして用意されています※。
なお、ルーターはプロバイダや申し込み時期によって取り扱い機種や在庫の有無が異なります。特にWiMAX2+はほとんどのプロバイダで新規の受付を終了しているため、申し込みを検討している方は注意してください。
また特段の理由がなければ、これからより良い機能の搭載やサービス拡大が期待できるWiMAX+5Gからプランを選ぶのがおすすめです。
※参考:『UQ WiMAX』
まずはWiMAX+5G向けのルーター4モデルを一覧で紹介します。
機種名 | Speed Wi-Fi 5G X11 | Galaxy 5G Mobile Wi-Fi | Speed Wi-Fi HOME 5G L12 | Speed Wi-Fi HOME 5G L11 |
通信回線 | WiMAX+5G | WiMAX+5G | WiMAX+5G | WiMAX+5G |
タイプ | モバイル | モバイル | ホームルーター | ホームルーター |
下り速度(最大) | 2.7Gbps | 2.2Gbps | 2.7Gbps | 2.7Gbps |
上り速度(最大) | 183Mbps | 183Mbps | 183Mbps | 183Mbps |
通信規格 | Wi-Fi6 | Wi-Fi6 | Wi-Fi6 | Wi-Fi6 |
最大同時接続数 | 16台 | 10台 | 5GHz:20台 2.4GHz:20台 | 有線LAN:2台 無線LAN:30台 |
バッテリー容量 | 4,000mAh | 5,000mAh | – | – |
連続通信時間 | 約490分 | 約1,000分 | – | – |
ディスプレスサイズ | 約2.4インチ | 約5.3インチ | – | – |
サイズ | 約136×68×14.8mm | 約147×76×10.9mm | 約101×179×99mm | 約70×182×124mm |
重さ | 約174g | 約203g | 約446g | 約599g |
本体色 | チタニウムグレー /スノーホワイト | ホワイト | ホワイト | ホワイト |
製造元 | NECプラットフォームズ株式会社 | Samsung | NECプラットフォームズ株式会社 | ZTE Corporation |
上記のように、WiMAX+5対応のルーターは、モバイル型のルーター、ホームルーターがそれぞれ2種類というラインナップになっています。
モバイル型Wi-Fiルーターは2モデルでそれぞれ最大速度が異なっており、また大型ディスプレイの有無など、使いやすさの面でも違いがあります。
また Speed Wi-Fi 5G X11は別売りのクレードルに装着して利用でき、据え置き型のルーターのように使えるのも特徴です。
それぞれ最大速度や同時接続数、また連続通信時間が異なるので、利用スタイルにあわせたモデル選びをするのがおすすめです。
また、ホームルーターの2モデルの大きな違いは同時接続数です。
Wi-Fiに接続できる台数は、Speed Wi-Fi HOME 5G L12は40台、一方の Speed Wi-Fi HOME 5G L11は30台と、10台の差があります。より大人数での利用が見込まれる場合は、L12がおすすめです。
なおすべてのモデルでWi-Fi6に対応しており、光回線クラスの高速通信が可能です。
次にWiMAX2+向けのルーターです。まずはモバイル型のルーター4モデルです。
機種名 | Speed Wi-Fi NEXT WX06 | Speed Wi-Fi NEXT W06 | Speed Wi-Fi NEXT WX05 | Speed Wi-Fi NEXT W05 |
通信回線 | WiMAX2+ | WiMAX2+ | WiMAX2+ | WiMAX2+ |
タイプ | モバイル | モバイル | モバイル | モバイル |
下り速度(最大) | 440Mbps | 1.2Gbps | 440Mbps | 758Mbps |
上り速度(最大) | 75Mbps | 75Mbps | 75Mbps | 112.5Mbps |
通信規格 | Wi-Fi5 | Wi-Fi5 | Wi-Fi5 | Wi-Fi5 |
最大同時接続数(Wi-Fiのみ) | 16台 | 16台 | 10台 | 10台 |
バッテリー容量 | 4,000mAh | 3,000mAh | 3,200mAh | 2,750mAh |
連続通信時間 | 最長840分 | 約540分 | 最長約18時間 | 約540分 |
ディスプレスサイズ | 約2.4インチ | 約2.4インチ | 約2.4インチ | 約2.4インチ |
サイズ | 約111×62×13.3mm | 約128×64×11.9mm | 約111×62×13.3mm | 約130×55×12.6mm |
重さ | 約127g | 約125g | 約128g | 約131g |
本体色 | ライムグリーン /クラウドホワイト | ブラック×ブルー /ホワイト×シルバー | ソニックレッド /ピュアホワイト | ブラック×ライム /ホワイト×シルバー |
製造元 | NECプラットフォームズ株式会社 | ファーウェイ・ジャパン株式会社 | NECプラットフォームズ株式会社 | ファーウェイ・ジャパン株式会社 |
現行のラインナップのなかで、モバイル向けのルーターは上記の4台です。NECプラットフォームズ製のモデルと、ファーウェイ・ジャパン製のモデルがあります。
WX06がWX05の後継機、W06がW05の後継機となっており、それぞれ新しいモデルに機能面での優位性があることが分かります。
また、NEC製とファーウェイ製とで比較すると、ファーウェイ製のルーターは通信速度の高速化を目指したモデルであることが分かります。一方のNECプラットフォームズ製は、別売りのクレードルを利用できる設計になっています。
クレードルとは台座のことで、WiMAX本体をドッキングさせることで、据え置き型のルーターのように使えます。クレードルにはアンテナなどの諸機能が内蔵されています。
クレードルに本体を装着することでアンテナ機能が強化されるなど、室内での利用に必要な機能をアシストしてくれるというメリットがあります。特に、WiMAXを固定回線の代わりとして室内でも使いたい方には、おすすめのモデルです。
以上のように、WiMAX2+のモバイル型Wi-Fiルーターでは、2社からコンセプトの異なるモデルがリリースされており、ユーザーは使い方にあったモデルを選択できるようになっています。
次に、WiMAX2+のホームルーターについてです。ホームルーターは下記の4モデルが用意されています。
機種名 | WiMAX HOME 02 | Speed Wi-Fi HOME L02 | WiMAX HOME 01 | Speed Wi-Fi HOME L01/L01s |
通信回線 | WiMAX2+ | WiMAX2+ | WiMAX2+ | WiMAX2+ |
タイプ | ホームルーター | ホームルーター | ホームルーター | ホームルーター |
下り速度(最大) | 440Mbps | 1Gbps | 440Mbps | 440Mbps |
上り速度(最大) | 75Mbps | 75Mbps | 75Mbps | 75Mbps |
通信規格 | Wi-Fi5 | Wi-Fi5 | Wi-Fi5 | Wi-Fi5 |
最大同時接続数(Wi-Fiのみ) | 20台 | 40台 | 22台 | 42台 |
サイズ | 約50×118×100mm | 約93×178×93mm | 約70×155×100mm | 約180×93×93mm |
重さ | 約218g | 約436g | 約338g | L01:約493g/L01s:約450g |
本体色 | ホワイト | ホワイト | ホワイト | ホワイト |
製造元 | NECプラットフォームズ株式会社 | HUAWEI | NECプラットフォームズ株式会社 | HUAWEI |
WiMAX2+のホームルーターは上記の4種類で、こちらもNECプラットフォームズ製とファーウェイ製のモデルが用意されています。
ホームルーターはモバイル型のルーターほどはキャラクターが分かれていません。通信速度や同時接続数などの機能面のほかに、デザインや大きさなどからモデルを選ぶとよいでしょう。
Speed Wi-Fi 5G X11
機種名 | Speed Wi-Fi 5G X11 |
通信回線 | WiMAX+5G |
タイプ | モバイル |
下り速度(最大) | 2.7Gbps |
上り速度(最大) | 183Mbps |
通信規格 | Wi-Fi6 |
最大同時接続数 | 16台 |
バッテリー | 4,000mAh |
連続通信時間 | 約490分 |
ディスプレスサイズ | 約2.4インチ |
サイズ | 約136×68×14.8mm |
重さ | 約174g |
本体色 | チタニウムグレー/スノーホワイト |
製造元 | NECプラットフォームズ株式会社 |
備考 | アンテナ内蔵クレードル対応 |
Speed Wi-Fi 5G X11は、WiMAX+5Gに対応した最新のモバイル型のルーターです。最新の通信規格であるWi-Fi6(IEEE 802.11ax)に対応しており、下り速度で最大2.7Gbpsの高速の通信が可能です。
バッテリー容量は4,000mAhと大容量を搭載しており、およそ490分の連続通信に対応しています。また、最大で16台もの同時接続に対応しているので、オフィスや家庭での利用にもぴったりです。
なお、Speed Wi-Fi X11には専用のクレードルが販売されており、ドッキングさせることでルーターとしての機能が向上します。内蔵のアンテナによって室内での通信がより安定することから、固定回線の代わりとしても利用したい方におすすめのモデルです。
Speed Wi-Fi HOME 5G L12
機種名 | Speed Wi-Fi HOME 5G L12 |
通信回線 | WiMAX+5G |
タイプ | ホームルーター |
下り速度(最大) | 2.7Gbps |
上り速度(最大) | 183Mbps |
通信規格 | Wi-Fi6 |
最大同時接続数 | 5GHz:20台 2.4GHz:20台 |
ストリーム数 | 4×4 |
バンドステアリング機能 | ◯ |
ビームフォーミング機能 | ◯ |
サイズ | 約101×179×99mm |
重さ | 約446g |
本体色 | ホワイト |
製造元 | NECプラットフォームズ株式会社 |
Speed Wi-Fi HOME 5G L12は、40台もの最大同時接続数に対応した最新のホームルーターです。4ストリームでの通信に対応しており、下り速度で最大2.7Gbpsの高速通信が可能です。
Speed Wi-Fi HOME 5G L12は本体サイズも比較的コンパクトで、色もホワイトと部屋に馴染むカラーをしています。部屋のインテリアにこだわりたい方にもおすすめのホームルーターです。
また、届いたその日から開通工事なしに使い始められるので、固定回線の導入に不安のある方にもおすすめです。
Galaxy 5G Mobile Wi-Fi
機種名 | Galaxy 5G Mobile Wi-Fi |
通信回線 | WiMAX+5G |
タイプ | モバイル |
下り速度(最大) | 2.2Gbps |
上り速度(最大) | 183Mbps |
通信規格 | Wi-Fi6 |
最大同時接続数 | 10台 |
バッテリー | 5,000mAh |
連続通信時間 | 約1,000分 |
ディスプレスサイズ | 約5.3インチ |
サイズ | 約147×76×10.9mm |
重さ | 約203g |
本体色 | ホワイト |
製造元 | Samsung |
Galaxy 5G Mobile Wi-Fiは「Galaxy」のブランド名を冠した、韓国のサムスン製のルーターです。
5.3インチもあるスマホライクな大画面が特徴的で、ディスプレイの視認性の高さによって必要な情報をしっかりと確認できます。また、5,000mAhの大容量バッテリーを搭載しており、約1,000分間の連続通信が可能です。
下り最大速度や最大同時接続数では、Speed Wi-Fi 5G X11に劣りますが、より扱いやすいルーターを探している方にはおすすめのモデルです。
WiMAXのルーターを比較するときに見るポイント
WiMAXのルーターを比較する場合にチェックしておきたいポイントについて解説します。
チェックすべきポイントは下記の4つです。
● ルーターを使う場面は屋外か屋内か
● 下りの通信速度はいくつか
● 連続通信時間と同時接続台数
● 購入するプロバイダではキャンペーンなどはあるのか
それぞれ解説していきます。
屋外と屋内どちらで使うか
使い方としてまず考えたいのが、屋外と屋内どちらで使うのかということです。WiMAXのルーターには下記の2種類のタイプがあり、それぞれ使える場所が異なります。
● モバイル型Wi-Fiルーター
● ホームルーター
モバイル型Wi-Fiルーターは持ち運びが可能な小型ルーターで、ホームルーターは据え置き型の屋内専用のルーターです。どちらを選ぶかで使い方が大きく変わるため、まずは自身がどのようにWiMAXを利用したいのかをよく整理しておく必要があります。
○モバイル型Wi-Fiルーター
屋内と屋外の両方で使いたいなら、モバイル型のWi-Fiルーターがおすすめです。
もともとはモバイル用として設計・製造されているルーターですが、機能面では屋内でも使用できます。屋外でなければ使えないというわけではないので、外に持ち出すほかに、自宅で固定回線代わりに使うことも可能です。
オフィス、自宅、旅行先、カフェ、帰省先、病室など、エリア内であれば、場所を問わずマルチに使えます。
ただし注意しておきたいのは、モバイル型のWi-Fiルーターは、ホームルーターと比べると室内での通信の安定性に劣るという点です。
ホームルーターは屋内利用に特化しているため、モバイル型のルーターと比べても、屋内での通信が安定しています。しかしモバイル型Wi-Fiルーターは屋外利用を想定して開発されていることもあり、壁や柱などの多い屋内では、通信品質が安定しない場合があります。
そこでモバイル型Wi-Fiルーターを屋内利用する場合におすすめしたいのが、専用クレードルに対応したモデルです。
クレードルとは台座のことで、これに対応するルーターを装着することで、据え置き型のルーターとして利用できます。
クレードルには補強用の内蔵アンテナや背面の有線LANポートなど、より室内での利用に向いた機能が多く搭載されています。クレードルは比較的安価に入手できるので、ぜひ同時購入しておきたところです。
なおクレードルは、auオンラインショップで3,795円(税込)で購入できます。
○ホームルーター
屋内だけで使う場合は、ホームルーター型の機種がおすすめです。
ホームルーターは本体形状も据え置き型で、コンセントからの給電が必要です。そのため、屋外への持ち出しはできません。
一方で機能面では完全に屋内利用に特化しています。モバイル型Wi-Fiルーターと比べても、屋内での通信が安定しているのが特徴です。
WiMAXは利用する電波の周波数帯の特性から、障害物に弱く屋内では通信が不安定になりやすいという特徴があります。しかし、ホームルーターは内蔵のアンテナ機能が高く、屋内でも電波のつかみや送受信に強いため、屋内でもより安定した通信が可能です。
またホームルーターは光回線やケーブルテレビなどと比べて、すぐに使い始められるというメリットがあります。光回線などの固定回線では利用にあたって開通工事を行う場合も多く、引っ越し時期などと重なると、工事を待つだけで1ヶ月以上かかることもあります。
ホームルーターなら壁のポートからの配線などもいらず、コンセントに繋ぐだけで簡単に使い始められます。固定回線の導入に迷っている場合は、代わりに使うのもおすすめです。
下りの通信速度を確認
ルーターを選ぶ際は通信速度も必ず確認しておきましょう。
○インターネットの速度は「bps」の数値をチェック
インターネットの通信速度は「bps」という単位で示され、数字が大きい方がより高速になります。
またbpsの前には「1Gbps」や「100Mbps」といったように、「G」や「M」などのアルファベットがつくことがありますが、これは「ギガ」や「メガ」の意味で数字の単位(桁数)を示しています。
端的に説明すると、G>M>Kの順に数字が小さくなり、1Gbps=1,000Mbpsです。
現在では個人向けの最速の光回線でも、2~10Gbps程度が限界であり、通常は1~2Gbpsもあれば十分速いといえる速度です。
ちなみに通信速度には「下り」と「上り」があり、それぞれ速度が異なります。
また通信速度は「ベストエフォート」と呼ばれる最良の環境下で実現可能な数値で示されています。実際の利用において速度は下がる点には注意しましょう。
○下り速度(ダウンロード)について
下りはいわゆる「ダウンロード」にあたります。通信先のサーバーから端末までデータを運ぶ速さを指しており、この数値が大きい方がより大容量のデータを高速に手元の端末にダウンロードできます。
高画質の動画や画像、またビデオ通話などを存分に楽しみたい場合は、下り速度の数値が高いルーターを選ぶのがおすすめです。
○上り速度(アップロード)について
一方の上りは「アップロード」にあたり、こちらの端末から送信先のサーバーにデータを送る際の速さを表します。使い方にもよりますが、下りと比較すると通信速度の体感に大きく影響しづらいので、数値の大きさは下りほど気にする必要はありません。
連続通信時間と同時接続台数
ルーター選びでチェックしておきたいのが、連続通信時間と同時接続台数です。
連続通信時間は、モバイル型Wi-Fiルーターにて何分間連続で通信できるかを表したものです。連続通信時間が長い方が、一度の充電でより長くルーターを利用できます。
また同時接続台数は、Wi-Fiに同時に接続可能な端末の台数のことです。会社や家族など、多人数で利用する場合は同時接続数が必要な台数をカバーできているかを確認しておく必要があります。
なおWiMAXの現行のルーターの連続通信時間と同時接続台数は下記のようになっています。
機種名 | タイプ | 連続通信時間 | 同時接続台数 |
Speed Wi-Fi 5G X11 | モバイル | 約490分 | 最大16台 |
Galaxy 5G Mobile Wi-Fi | モバイル | 約1,000分 | 最大10台 |
Speed Wi-Fi HOME 5G L12 | ホームルーター | − | 最大40台 |
Speed Wi-Fi HOME 5G L11 | ホームルーター | − | 最大30台 |
キャンペーンなどと合わせて価格を確認
WiMAXのプロバイダのなかには、独自のキャンペーンやキャッシュバックを設けているところがあります。プロバイダによってキャンペーンの内容は異なりますが、月額料金の割引や端末代の割引などもあり、トータルの費用として安くなるというメリットがあります。
WiMAXはどのプロバイダから契約しても利用する回線は同じなので、通信品質に変わりはありません。そのため、かかる費用が低いほどお得な利用に繋がります。
特に端末は価格が高いため、端末費用のキャッシュバックや割引を行っているプロバイダは積極的に検討してみましょう。
Wi-Fiルータープロバイダのおすすめ
ここではWiMAXのおすすめのプロバイダについて紹介します。
紹介するのは以下の3つのプロバイダです。
● カシモWiMAX
● GMOとくとくBB WiMAX
● J:COM WiMAX
カシモWiMAX

カシモWiMAXのおすすめポイントは、月額料金の把握のしやすさと初期費用の安さです。
キャンペーンやキャッシュバックの多いWiMAXプロバイダのなかで、カシモWiMAXのプランはいたってシンプルです。
ユーザー還元を月額料金の低価格化として反映させており、また月額料金も初月を除いて一定の金額で設定しているため、かかる費用を把握しやすいのがポイントです。
また端末代金が無料で、月額料金も初月のみ2,000円以下と低く設定されています。そのため、他社と比べて初期費用を必要とせず、利用を開始しやすいというメリットがあります。
しっかりと月額料金を抑えながら利用したい人におすすめのWiMAXです。
○月額料金、プラン
カシモWiMAXの月額料金とプランは下記のとおりです。
プラン名 | 縛りなしプラン |
月額料金(税込) | 1ヶ月目:1,408円~ 2ヶ月目以降:4,378円 |
契約事務手数料(税込) | 3,300円 |
契約期間 | なし |
端末代金(税込) | 21,780 円 |
○キャンペーン
カシモWiMAXでは、おかえしプログラムを実施しており、解約時に端末を返却すると5,000円分のamazonギフト券が受け取れます。
○速度
カシモWiMAXのルーターの速度は下記のとおりです。
ルーター名 | 種類 | 5G対応 | 通信速度(下り最大) |
Speed Wi-Fi 5G X11 | モバイル | ◯ | 2.7Gbps |
Galaxy 5G mobile Wi-Fi | モバイル | ◯ | 2.2Gbps |
Speed Wi-Fi HOME 5G L12 | ホームルーター | ◯ | 2.7Gbps |
Speed Wi-Fi HOME 5G L11 | ホームルーター | ◯ | 2.7Gbps |
○その他
毎月15Gまでプラスエリアモードの使用が可能です。ただし使用した際は月額1,100円のオプション料金が発生するため注意が必要です。
またauのスマホを利用している場合は「auスマートバリュー」の適用で、スマホ代が毎月最大1,100円(税込)安くなります。
同様に、UQモバイルのスマホを利用している場合は「UQ自宅セット割インターネットコース」の適用で、スマホ代の月額費用が毎月最大858円(税込)安くなります。
GMOとくとくBBWiMAX

GMOとくとくBB WiMAXはキャッシュバックが充実していることで知られるWiMAXプロバイダです。
最大で49,000円※ものキャッシュバックを実施しているため、総額をかなり抑えられるのがメリットです。
なおキャッシュバックの受け取り手続きの開始は契約してから約12ヶ月後と期間がかなり空きます。手続きを忘れるとキャッシュバックを受け取りなくなるため注意しましょう。
※キャッシュバック金額は実施時期により変更される場合があります。
○月額料金、プラン
GMOとくとくBB WiMAXの月額料金とプランは下記のとおりです。
プラン名 | WiMAX+5G |
月額料金(税込) | 1〜24ヶ月目:3,553円~ 3〜36ヶ月目:4,103円~ 37ヶ月目以降:4,708円~ |
契約事務手数料(税込) | 3,300円 |
契約期間 | 24ヶ月 |
端末代金(税込) | 21,780円 |
○キャンペーン
GMOとくとくBB WiMAXのキャンペーンは下記のとおりです。
キャンペーン・キャッシュバック | 内容 |
キャッシュバック | 最大49,000円のキャッシュバック |
月額割引キャンペーン | 期間に合わせて月額料金から割引 |
○速度
GMOとくとくBB WiMAXのルーターの速度は下記のとおりです。
ルーター名 | 種類 | 5G対応 | 通信速度(下り最大) |
Speed Wi-Fi 5G X11 | モバイル | ◯ | 2.7Gbps※ |
Galaxy 5G mobile Wi-Fi | モバイル | ◯ | 2.2Gbps※ |
Speed Wi-Fi HOME 5G L12 | ホームルーター | ◯ | 2.7Gbps※ |
Speed Wi-Fi HOME 5G L11 | ホームルーター | ◯ | 2.7Gbps※ |
※ベストエフォート方式のため、通信環境により実際の通信速度は変化します
○その他
毎月15Gまでプラスエリアモードの使用が可能です。ただし使用した際は月額1,100円のオプション料金が発生するため注意が必要です。
またauのスマホを利用している場合は「auスマートバリュー」の適用で、スマホ代が月額最大で1,100円(税込)安くなります。
さらにUQモバイルのスマホを利用している場合は「UQ自宅セット割インターネットコース」の適用で、スマホ代の月額費用が毎月最大858円(税込)割引されます。
J:COM WiMAX

J:COM WiMAXはケーブルテレビのJ:COMの運営するWiMAXです。
端末代金が最大11,000円引きと安く、また契約期間がなく契約解除料もかからないため、料金面での不安が小さいのがポイントです。
WiMAXの利用をGalaxy 5G Mobile Wi-Fiで考えている方や、J:COMのケーブルテレビの利用を検討している方はぜひチェックしてみてください。
○月額料金、プラン
J:COM WiMAXの月額料金とプランは下記のとおりです。
プラン名 | J:COM WiMAX+5G |
月額料金(税込) | 1〜25ヶ月目:4,268円~ 26ヶ月目以降:4,818円~ |
契約事務手数料(税込) | 3,300円 |
契約期間 | なし |
端末代金(税込) | 10,780円 |
○キャンペーン
J:COM WiMAXでは、端末代金割引などのキャンペーンを実施しています。
○速度
J:COM WiMAX のルーターの速度は下記のとおりです。
ルーター名 | 種類 | 5G対応 | 通信速度(下り最大) |
Galaxy 5G mobile Wi-Fi | モバイル | ◯ | 2.2Gbps※ |
Speed Wi-Fi HOME 5G L12 | ホームルーター | ◯ | 2.7Gbps※ |
※ベストエフォート方式のため、通信環境により実際の通信速度は変化します
○その他
J:COMモバイルを利用している場合、 J:COM WiMAXを利用することで、スマホのデータを増量する「データ盛り」が適用されます。
たとえばJ:COMモバイルを毎月1GBのプランで利用している場合、データ盛りの適用によって毎月利用できるデータ容量が5GBに大幅アップします。
Wi-Fiルーターを利用するうえでよくある質問
Wi-Fiルーターを利用するうえでよくある質問について解説します。
機種代無料のWiMAXプロバイダは?
機種代金が無料のWiMAXプロバイダは下記の3サービスです。
プロバイダ名 | 端末代金 |
GMOとくとくBB WiMAX | 21,780円 |
カシモWiMAX | 21,780円 |
DTI WiMAX2+ | 端末代金相当額(21,780円)をキャッシュバック |
基本的には、どのプロバイダで申し込みをしても端末代金21,780円がかかってしまします。
ただし、DTI WiMAXのようにキャッシュバックという形で端末代金を実質無料にできるプロバイダもあるため、料金を抑えたいお場合はぜひご活用ください。
WiMAXルーターは中古で買える?
WiMAXのルーターは中古で購入可能です。中古スマホショップやメルカリ、ヤフオクなどを使えば、最新のモデルから過去のモデルまで、ルーターを中古で購入できます。
ただし中古のWiMAXルーターは下記の理由からあまりおすすめできません。
● SIMカードに対応しているか使ってみるまで分からない
● バッテリーなどの内部パーツの性能劣化の程度が不明
中古のルーターの場合、そのSIMカードが実際に使えるのかどうかは現物で試してみるまで分かりません。購入後に使えないことが判明する可能性もあるため、そのリスクを理解しておく必要があります。
また、バッテリーなどの内部のパーツがどの程度しているかも、購入後に使ってみるまで分かりません。手元に届いてみたら、思いのほか汚れがある、傷ついているなどの場合もありえるのが難点です。
前述のように、現行のWiMAXでは複数のプロバイダが端末代金無料のプランを展開しています。無料で新品のルーターを入手できる以上、あえて中古のルーターを利用するメリットはありません。
中古のルーターの購入を考えている人は、端末代金が無料のプロバイダを検討してみましょう。
WiMAXのあたらしいルーターはいつ頃買える?
WiMAXのルーターの新機種はいつ頃買えるのか、現在WiMAXで主流になりつつある「WiMAX+5G」に対応したルーターで見てみましょう。
WiMAX+5Gに対応したルーターは下記のスケジュールで発売されています。
機種名 | タイプ | 発売日 |
Speed Wi-Fi 5G X11 | モバイル | 2021年10月15日 |
Galaxy 5G Mobile Wi-Fi | モバイル | 2021年4月8日 |
Speed Wi-Fi HOME 5G L12 | ホームルーター | 2021年11月5日 |
Speed Wi-Fi HOME 5G L11 | ホームルーター | 2021年6月4日 |
表を見て分かるように、WiMAXのルーターはモバイル型のモデルとホームルーター型のモデルが2製品ずつラインナップされています。
それぞれのルータータイプで1年に2種類の製品が出ており、春〜夏にかけて1モデル、秋以降に1モデルと、半年間の間隔を空けて発売されています。
この1年に4種類のルーターを新たに追加していく構成はWiMAX2+と同様で、WiMAX+5Gでもこのかたちが継続されるものと思われます。
現在WiMAXでは、5G対応のエリアを拡大している途中ということもあり、新規モデルの投入時期に変更が生じる可能性も見込まれますが、今後も同様のかたちで新モデルのリリースが期待できます。
まとめ
本記事では、現行のWiMAXのルーターについて紹介するとともに、それぞれのモデルの性能や特徴、選び方のポイント、またおすすめモデルについて解説しました。
ルーターの性能は通信回線の快適度に大きく関係するため、慎重に選ぶことをおすすめします。WiMAXは複数年契約のプランが主流のため、一度契約した後でのルーターの変更は、思いがけないコスト増に繋がりかねません。
ぜひ本記事を参考に、ご自身の使い方や利用環境にマッチしたルーターを選んでいただき、快適にWiMAXを利用していただければと思います。
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