パソコンでポケット型Wi-Fiを使うには?具体的な利用方法も解説

2022.10.07
パソコンでポケット型Wi-Fiを使うには?具体的な利用方法も解説

インターネットが普及した現代では、パソコンの利用においてインターネット環境は必須です。特に外出先でパソコンを使用する場合には、Wi-Fiをどのように確保するかが課題のひとつでしょう。

屋外で利用できるWi-Fi環境には公衆無線LANなどもありますが、セキュリティの観点からはポケット型Wi-Fiの利用がおすすめです。

特に機密性の高い情報を取り扱う場合は、安全性の担保されていない回線へ不用意に接続することは避けなければなりません。

しかし、ポケット型Wi-Fiの利用にあたっては、その性能や特性をよく認識しておくべきでしょう。きちんとした下調べもしないまま、目についたものを適当に選んでしまうとトラブルのもとになりかねません。

たとえば速度が出ない、Wi-Fiになかなか繋がらないなど、当初想定していた使い方ができないということにもなるのです。

そこで本記事では、パソコンでポケット型Wi-Fiを使う場合、注意したいポイントや利用方法について具体的に解説します。

※本記事は2022年10月6日に作成されたものです。
現在の状況とは異なる可能性があることをあらかじめご了承ください。

パソコンでポケット型Wi-Fiをつかうには?

パソコンに不慣れな人、インターネット回線の導入をしたことのない人にとって、ポケット型Wi-Fiの設定は複雑で分かりにくく感じるかもしれません。

そこでまず本記事では、Wi-Fiとは何か、どのようなしくみで設定を行うのかについて簡単に説明します。

あわせて、パソコンでポケット型Wi-Fiを使用するための設定方法についても、WindowsとMacそれぞれの設定方法に即して紹介します。

Wi-Fi接続する時に必要な情報

Wi-Fiに接続するために必要な情報は、SSIDとネットワークセキュリティキーです。

まず、「SSID」とは、Wi-Fiを識別するために付けられた名称のことで、どのWi-Fiルーターから出ている電波かを示します。

たとえば、至近距離にいる3人がWi-Fiルーターの電源を同時に入れた場合、近い距離で3つのWi-Fiの電波が飛び交うことになります。

しかし、複数の電波を区別する手がかりがないと、利用者の3人は自分のパソコンをどのWi-Fiに接続すればよいのか分かりません。

そのような事態を避けるために、Wi-Fiの電波を区別できるように付けられているのがSSIDです。Wi-Fiルーターごとに設定されたSSIDによって、自分が接続するべきWi-Fiを判別します。

また、「ネットワークセキュリティキー」とは、SSIDに接続するためのパスワードのことです。SSIDごとに設定されたネットワークセキュリティキーを入力することで、そのSSIDのWi-Fiに接続できます。

Wi-Fiには、2.4GHz帯と5GHz帯の特性の異なる2種類の周波数帯が割り当てられています。最近のWi-Fiルーターでは周波数帯ごとにSSIDが用意されているため、それぞれどちらかを選んで接続ができます。

最近のルーターには、電波状況によって周波数帯を自動で切り替えるバンドステアリング機能が標準搭載されています。

そのためユーザーが意識することのないうちに、周波数帯が切り替わっていることも少なくありません。

周波数帯の切り替えは基本的にルーターに任せるのがおすすめですが、利用したい周波数帯が決まっている場合は設定によって接続の固定化も可能です。

一方で、得意とする電波環境がはっきりと異なるため、それぞれの特性はよく把握しておく必要があります。

○Windows

WindowsのPCでWi-Fiに接続するための手順は下記のとおりです。

  1. デスクトップ右下のWi-Fiアイコンをクリックする
  2. ネットワーク設定からWi-Fiをオンにする
  3. PCが感知したWi-FiのSSIDがリストアップされるので、接続したいSSIDをクリックする
  4. ネットワークセキュリティキーを求められるので入力する

ネットワークセキュリティキーが正しければ、Wi-Fiに接続できます。

なお上記で解説する内容は、場所や名称がWindowsのバージョンによって異なる場合があるのでご注意ください。

○MAC

MacでWi-Fiに接続するための手順は下記のとおりです。

  1. 画面右上部にあるWi-Fiアイコンをクリックする
  2. Wi-Fiのスイッチをオンにする
  3. Macが感知したWi-FiのSSIDがリストアップされるので、接続したいSSIDをクリックする
  4. ネットワークセキュリティキーを入力する

MacもWindowsと同様に、Wi-Fi設定から任意のSSIDを選び、正しいネットワークセキュリティキーを入力してWi-Fiに接続します。

なお、SSIDとインターネットセキュリティキーは、記載された説明書やカードがWi-Fiルーターに同梱されているか、Wi-Fiルーター本体にシールで貼られているケースが一般的です。

記載されている説明書やカードを紛失してしまった場合は、本体に記載されてないかチェックしてみましょう。

また、SSIDやセキュリティキーは任意のものに変更できます。初期設定ではルーターのブランド名が含まれていることも多いため、セキュリティ面で不安を感じる場合は設定画面から変更してしまいましょう。

またその場合は変更後のSSID、セキュリティキーをしっかりと管理しておくことが大切です。

通信速度は?パソコンで使う利用シーンごとの必要速度

一般的にインターネットの通信速度は「速いほどよい」と言われがちですが、使用目的によっては、高速の通信速度を持て余すこともあるでしょう。

高速な通信は費用も高額な場合が多いため、速い通信環境が必要なわけでないのに利用するのはもったいないです。

また反対に、利用目的に対して十分な通信速度が確保できていない場合もあります。この場合は通信が満足にできないため、目的の作業に支障が生じてしまうでしょう。

利用目的にあった通信速度を把握したうえで、それを満たした速度の回線を用意するのが大切です。ここでは利用シーンごとのインターネットの必要速度について、詳しく解説していきます。

WEBページ閲覧

テキスト情報が大半を占めているWEBページは、閲覧で生じるデータの転送量が少なめです。また、画像や動画の多いサイトではその分転送量が増えますが、平均で1Mbpsの速度があればストレスなく利用できます。

グルメサイトやファッションサイトなどのとくに画像掲載点数が多く、各画像が高画質なサイトを利用したい場合は、2〜3Mbps程度の通信速度を確保しておくと安心です。

動画の視聴

動画を視聴するためには、大容量のデータが必要です。特にストリーミング視聴の場合は、数分間から数時間の間、継続的に動画データを送受信します。そのため、良好な環境で動画を視聴するためには、通信回線にも一定の速さが求められます。

必要な通信速度は画質によっても変わりますが、スマホで動画を視聴する場合のSD画質では3Mbps程度が必要とされています。

また、タブレットやPCなどのより高画質なディスプレイで視聴する場合は、HD画質、フルHD画質での配信となります。その場合は、5Mbps程度の速度が必要です。

また4K画質の動画になると必要な通信速度は一気に上がります。4K動画を楽しむためには、25Mbps程度の安定した通信速度の確保が必要です。

各動画配信サービスで公開されている画質と通信速度の関係は下記のとおりです。

サービス名推奨環境
Hulu・パソコン:6Mbps以上
・スマホ・タブレット:3Mbps以上
・テレビ:6Mbps以上
Netflix・標準画質 (SD):1Mbps
・高画質 (HD):3Mbps
・高画質(フルHD):5Mbps
・超高画質(4K/UHD4K):15Mbps
U-NEXT・標準画質:1.5Mbps以上
・高画質:3Mbps以上
YouTube・SD(360p):0.7Mbps
・SD(480p):1.1Mbps
・HD(720p):2.5Mbps
・フルHD(1080p):5Mbps
・4K:20Mbps

なお、動画の画質が同じでも、ビットレートやエンコードの違いによってデータの転送量には違いが生じます。サービスによっては送受信したデータの容量が想定外に大きくなる場合もあるため、月間データ通信容量に制限のあるWi-Fiの場合は気にしておきたいところです。

ビデオ通話

リモートワークの普及によって、ZOOMなどのビデオ会議やLINEのビデオ通話などを利用する機会もずいぶんと増えました。

動画と音声をリアルタイムで送り合うため、必要な通信速度が気になるところですが、ビデオ通話は意外にも通信速度をそれほど必要とせず、2Mbps程度の通信速度があれば十分利用できます。

ビデオ会議では、参加者の人数や画質、さらには画面共有やチャットの送受信などの操作内容によって、必要とされる通信速度が変動します。

基本的に1対1でのビデオ会議では0.6Mbps程度、また複数人での会議では、スマートフォンでは上り0.6Mbps以上、下り1.2Mbps以上が最低でも必要です。

またパソコンから複数人の会議に参加する場合は、高品質な画像での参加となるため、上り1.0Mbps以上、下り0.6Mbps以上の速度が必要になります。

以上のように、ビデオ通話は動画視聴ほど高速の通信は必要とされません。しかし通信の参加人数や画質によって、必要となる通信速度は変わる点は注意してください。

また、自分の通信が安定しないと、他の参加者が画像を見れない、音声が聞き取れないなど致命的なリスクも発生しうるため、良好な通信環境は可能な限り確保しておきましょう。

安定的に使えるポケット型Wi-Fi

ここまで解説してきた内容を踏まえながら、安定的に使えるポケット型Wi-Fiについて考えてみましょう。

ポケット型Wi-Fiの種類

まず把握しておきたいのが、ポケット型Wi-Fiの種類とその特徴です。

ひとことに「ポケット型Wi-Fi」といっても、使用する通信回線や通信方式などの違いによって速度や特性が異なります。

現在利用できる主なポケット型Wi-Fiは下記の3種類に分類できます。

 ● WiMAX
 ● ポケット型Wi-Fi(単独のキャリアのLTE回線を使用するもの)
 ● ポケット型Wi-Fi(クラウドSIMを使用するもの)

ここで補足しておきたいのが「ポケット型Wi-Fi」という言葉の使い方についてです。

本記事のタイトルでも「ポケット型Wi-Fi」という言葉を使用していますが、この場合のポケット型Wi-Fiとは、携帯可能なモバイル型のWi-Fiルーターを使用するWi-Fiサービス全般を指しています。

ここでは、WiMAX2+回線を利用する「WiMAX」というサービスと「各携帯キャリアが自社のLTE回線で提供する携帯型のWi-Fiサービス」の2種類を含めた形で使用しています。

WiMAXはサービス名でそのまま呼ばれるのが一般的です。しかし「各携帯キャリアが自社のLTE回線で提供する携帯型のWi-Fiサービス」は総称する言葉がないため、ここでは一般的に用いられることの多い「ポケット型Wi-Fi」という言葉を使って表現しています。

高速の通信が可能なのはWiMAX

パソコンで使用するポケット型Wi-Fiとして、最もおすすめなのがWiMAXです。

WiMAXは、UQコミュニケーションズ株式会社が持つWiMAX2+回線を利用した、モバイル向けのWi-Fiサービスです。UQコミュニケーションズ株式会社はスマホ事業にも進出しており、UQ mobileを展開しています。

また同社はauを運営するKDDIの子会社であることから、オプションのなかでauのLTE回線を併用できます。

○WiMAXは光回線を超える速度で通信が可能

WiMAXはモバイル向けながらも、通信速度が5Gのサービス開始以降は下り速度が最大で2.7Gbpsと、下り最大1Gbpsの光回線以上の通信が可能です。

現在は、WiMAX2+回線と4G、5Gの両回線を併用した「WiMAX+5G」が中心的なサービスとなっており、契約できるプランもWiMAX+5Gを使用したものへと移行しています。

WiMAX+5Gで利用できるWiMAX用ルーターの速度は下記のとおりです。

ルーター名下り速度(最大)上り速度(最大)
Speed Wi-Fi 5G X112.7Gbps183Mbps
Galaxy 5G Mobile Wi-Fi2.2Gbps183Mbps

○WiMAXは月間データ通信量が実質無制限

またWiMAXの大きな特徴としては、月間のデータ容量が無制限ということです。ほかのポケット型Wi-Fiでは1ヶ月間に通信できるデータ容量が決まっていますが、WiMAXは無制限(※)のため、通信量を気にせず利用できます。

※ただし一定期間内に大量のデータ通信をした場合や、ネットワークの混雑する時間帯や状況によっては通信が制限される場合があります。またWiMAX2+のプランでは、3日間で10GBを超える通信があった場合は、翌日から翌々日にかけて一時的に通信速度が1Mbpsまで制限されます。

○電波が入りづらい場合はエリアプラスモードで対応可能

またWiMAXでそのほかに注意すべき特徴として挙げられるのが、電波がLTE回線と比べて障害物に弱いということです。使用している周波数帯の特性から、WiMAXの電波は厚い壁や柱を迂回しづらく、建物の中や地下では、電波の品質が安定しない場合があります。

WiMAXではそのような電波特性をカバーするために、WiMAX回線と併用して4G、5G回線が利用できるようになっています。

4G、5Gを用いた「プラスエリアモード」または「ハイスピードプラスエリアモード」がオプションで用意されており、WiMAXがエリアとしてカバーしていない地域の通信も含めてLTE回線で通信が可能です。

ただし注意しておきたいのが、プラスエリアモードやハイスピードプラスエリアモードには、通信容量による制限があるという点です。

WiMAX+5Gで用意されているプラスエリアモードでは月間15GB、WiMAX2+で用意されているハイスピードプラスエリアモードでは、月間7GBまでしか利用できません。これらの容量を超過すると通信制限の対象となる点には注意しておきましょう。

通信モード通信プラン通信容量制限対象
プラスエリアモードWiMAX+5G月間15GBプラスエリアモードのみが翌月まで通信制限
ハイスピードプラスエリアモードWiMAX2+月間7GB全モードの通信が翌月まで通信制限

安定した通信が必要ならクラウドSIM型のポケット型Wi-Fi

通信速度をさほど必要とせず、代わりに広い通信エリアや屋内での通信の品質を確保したい場合は、クラウドSIMを使用したポケット型Wi-Fiがおすすめです。

○クラウドSIMでトリプルキャリアの回線を使える

クラウドSIMとは、Wi-Fiルーターで通信を行うために必要なSIMカードをクラウドサーバー上で切り替える通信方式のことです。

本来はルーターに物理的に差し込んで使うSIMカードをサーバーに設置することで、回線の状況にあわせて接続を自動的に切り替えることができます。

特定のキャリアの回線に縛られず、回線の混雑状況などに応じて複数の回線を切り替えながら使えるため、速度や通信の品質が安定しやすいというメリットがあります。

これはドコモ、au、SoftBankの3キャリアの回線を利用できるということで、特に地方では3つのキャリア間でエリアのカバー域に違いがあることも少なくありません。

そのため、特定キャリアの回線を利用するよりも繋がりやすさは向上します。

○クラウドSIMで海外利用も可能

またクラウドSIMは海外利用にも対応しているものがあるのも特徴です。従来のようにSIMカードをルーターに差し込んで利用する場合は、海外用のSIMカードを用意したうえでカードの物理的な差し替えが必要でした。

しかしクラウドSIMは利用するSIMカードの変更をクラウドサーバー上でするため、SIMカードを用意する必要がありません。ルーターを現地に持ち込むだけで、そのまま海外利用を始められるものもあります。

ただし海外利用にあたっては別途オプションの申込みなどが生じます。手続きの詳細は、契約する各サービス会社に確認してください。

○サービス提供事業者が多くプランの選択肢も豊富

大手キャリアの回線に対応しているのは、運営会社がそれぞれのキャリアから回線を借りてサービスを運営しているためです。

運営事業者は多く、会社の規模もまちまちで一概には言えませんが、料金プランはお得なものもあります。

たとえばWiMAXなどと比べると下記のとおりです。

 UQ WiMAXTHE WiFiY!mobile
通信回線WiMAXクラウドSIMSoftBank
月間データ容量無制限(※1)100GB無制限(※3)
月額料金(税込)1〜25ヶ月:4,268円(※2)
26ヶ月目以降:4,950円
3,828円4,818円

※1 ただし一定期間内に大量のデータ通信をした場合や、ネットワークの混雑する時間帯や状況によっては通信が制限される場合があります。またWiMAX2+のプランでは、3日間で10GBを超える通信があった場合は、翌日から翌々日にかけて一時的に通信速度が1Mbpsまで制限されます。
※2 はじめる割を適用した場合の料金です
※3 3日間で約10GB以上利用時に通信が制限されます。

WiMAXやY!mobileは月間データ容量が無制限ですが、それぞれ通信制限が設けられているため完全な無制限ではありません。

また1ヶ月の間に100GBを超えて利用しない人にとっては、無制限と100GBには使用するうえでの実質的な違いはないでしょう。

このようにデータ容量の差はありますが、プランで設けられている月額料金はほかのポケット型Wi-Fiよりも安くなる傾向があります。

そのため、クラウドSIMを使ったポケット型Wi-Fiは、より節約しながらWi-Fiを利用したい人にとっておすすめのポケット型Wi-Fiです。

単独キャリアのLTE回線を使うポケット型Wi-Fiもおすすめ

単独のキャリア回線のみを使うポケット型Wi-Fiもおすすめです。

ドコモ、au、SoftBank(Y!Mobile)などが自社で提供しているサービスが中心で、特にY!mobileなどからは3日間10GBの通信制限がありながらも、月間のデータ通信量が無制限のプランも出ています。

また、月額料金はクラウドSIM系のポケット型Wi-Fiと比べるとやや割高ですが、キャリア回線ならではのより安定した通信回線を利用したい方にはおすすめです。

試しに使うには?一時的なレンタル利用について

ポケット型Wi-Fiルーターはレンタルして利用することも可能です。必ずしも契約して数ヶ月、数年単位で使わなければならないわけではなく、レンタルショップを利用することで、1日〜数ヶ月単位での利用が可能です。

ルーターのレンタルというと海外旅行や国内出張などで使うイメージがありますが、もちろん普段の生活のなかで使うこともできます。

特に急な入院の際に活躍することが多く、今すぐ使わないにしても知識として持っておいて損はありません。

もちろん利用が長期間になるほど、レンタルよりも普通の契約の方が安くなりますが、予定のめどが立たない場合にはレンタル利用はおすすめです。

ポケット型Wi-Fiの一時的利用についてのポイントをまとめると、下記の4点が挙げられます。

 ● 1日単位でレンタルできるため、短期間での利用の場合は経済的
 ● 長期間の利用になると逆に高くついてしまう
 ● 事前の予約が必要かつ直接店頭でレンタルできない場合がある
 ● 年末年始やゴールデンウィークなどは在庫がなくレンタルできない場合がある

特に3つ目、4つ目は要注意です。ショップによっては完全予約制で営業しており、予約なしに直接ショップを訪れてもレンタルできない場合があります。

また年末年始やゴールデンウィークなどの大型連休は、旅行や帰省によって需要が高まるため、在庫に余裕がなくなりがちです。事前に予約して、確実にレンタルできるようにしましょう。

ポケット型Wi-Fiをレンタルできるおすすめのショップ

ここではポケット型Wi-Fiをレンタル利用できるおすすめのショップについて解説します。

○WiFi東京レンタルショップ

WiFi東京

ポケット型Wi-Fiをレンタルできるショップとしておすすめなのが「WiFi東京レンタルショップ」です。

WiFi東京レンタルショップは、株式会社ニッチカンパニーが営業するWi-Fiレンタルショップです。ニッチカンパニーは「クラウドWiFi」というポケット型Wi-Fiサービスも展開しており、契約期間の縛りなくWi-Fiを契約できるのが特徴です。

WiFi東京レンタルショップでは、SoftBank回線を使ったWi-Fiルーターをレンタルでき、1日単位で利用できます。契約期間も1日から最長で180日まで選べて、最安で1日あたり183円からレンタルが可能です。

WiFi東京レンタルショップでレンタルできるルーターや料金は下記のとおりです。

短期レンタル長期レンタル延長レンタル
契約期間1〜30日間30〜180日間
レンタル料金
(税込)
1日:440円
15日間:3,850円
30日間:6,600円
60日間:13,200円
90日間:18,150円
180日間:33,000円
1日:440円
15日間:3,850円
30日間:6,600円
1日あたりレンタル料金
(税込)
1日レンタル:440円
15日間レンタル:257円
30日間レンタル:220円
60日間レンタル:220円
90日間レンタル:202円
180 日間レンタル:183円
1日レンタル:440円
15日間レンタル:257円
30日間レンタル:220円
端末郵送料(税込)1,100円(全国一律料金)1,100円(全国一律料金)1,100円(全国一律料金)
端末名501HW501HW501HW
下り速度(最大)187.5Mbps187.5Mbps187.5Mbps
上り速度(最大)37.5Mbps37.5Mbps37.5Mbps
通信回線SoftBankSoftBankSoftBank

WiFi東京レンタルショップの実店舗は東京都新宿にある本社のみですが、ネットによる申し込みと発送に対応しており、返却もレターパックでできます。全国のどこに住んでいてもレンタル可能で、短期利用を計画している方はぜひ公式サイトをチェックしてみましょう。

また端末の送付先は自宅以外でも可能で、店舗の窓口での受け取りのほか、ホテル受け取りや空港受け取りにも対応しています。

また前述のようにニッチカンパニーの提供するポケット型Wi-Fiサービスの「クラウドWiFi」は契約期間の縛りがなく、解約金もかかりません。

最短で1ヶ月以上の利用が必要ですが、クラウドSIM使用のWi-Fiをお得に利用できるため、ある程度長期の利用が予測される場合はこちらの利用も検討してみましょう。

また1ヶ月以上の長期利用では、次で解説する縛りなしWiFiかWiMAXがおすすめです。

長期利用は月々支払いが可能な縛りなしWiFiがおすすめ

縛りなしWiFi

1ヶ月以上の長期利用の場合に検討したいのが、縛りなしWiFiです。

縛りなしWiFiは契約期間の縛りがないのが特徴で、解約したいタイミングで契約解除料(解約金)を支払うことなく契約を解除できます。

高額な解約金が発生しないため、短期でも心配なく利用できます。

また縛りなしWiFiは、月間データ通信量をプランによって選べます。10GB、30GB、60GB、90GBと4種類のプランが用意されているため、使い方にあわせて月額料金を節約できるのもポイントです。

縛りなしWiFiでは「利用料値引きはじめておトクキャンペーン」と「期間限定10,000円キャッシュバック」を実施しており、通常料金よりもおトク契約できるので、まさに今は契約のチャンスです。

月間データ通信量10GB30GB60GB90GB
月額料金(税込)※1,890円~2,680円~3,480円~3,980円~
契約事務手数料(税込)3,300円3,300円3,300円3,300円
契約期間なしなしなしなし
契約解除料0円0円0円0円

※利用料値引きはじめておトクキャンペーン適用時の月額料金

以上のように、縛りなしWiFiは契約期間の縛りがないため、ポケット型Wi-Fi初心者の方におすすめです。

契約期間の縛りと高額の解約金は、初心者にとってポケット型Wi-Fiの契約で心配な要素ですが、それらの条件がゆるい縛りなしWiFiは安心して利用できます。

一方、契約期間の縛りがない代わりに月額料金は比較的高額というデメリットもあるため、総合的にさまざまなサービスを比較して検討してみてください。

より長期の利用ならWiMAXもおすすめ

WiMAXは、長期間の利用の可能性が高い方におすすめしたいです。
WiMAXは月間のデータ通信量が実質無制限(※)のため、大容量のデータ通信が必要な方にはとくにおすすめです。

状況によってはまたクラウドSIMやLTE回線よりも高速な通信が可能なため、使い方次第で自宅の固定回線の代わりとしても使用できます。

WiMAXは本家であるUQ WiMAX以外にも複数のプロバイダから提供されており、各プロバイダでは独自のキャンペーンやキャッシュバックも積極的に実施されています。

WiMAXはキャンペーンのタイミングを見計らって、よりお得に契約するのも一つのコツですよ。

※ 一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります。

長期利用におすすめのWiMAXプロバイダ

ここでは長期利用にとくにおすすめのWiMAXプロバイダを3サービス紹介します。

まずUQ WiMAXは、WiMAX回線を提供するUQコミュニケーションズが直接運営するサービスで、契約期間ないのが特徴です。

つぎにGMOとくとくBB WiMAXは、最大49,000円のキャッシュバックを受け取れるプロバイダで、実質的な月額料金をかなり抑えることができます。

そしてBroad WiMAXは他社からの乗り換えで生じる違約金を、最大19,000円まで還元してくれます。月額料金も他のプロバイダと比べて低くおすすめのWiMAXです。

UQ WiMAXGMOとくとくBB WiMAX (WiMAX +5G ギガ放題(2年)接続サービス)Broad WiMAX (ギガ放題バリュープラン)
通信回線WiMAX+5G(WiMAX2+、4G、5G)WiMAX+5G(WiMAX2+、4G、5G)WiMAX+5G(WiMAX2+、4G、5G)
月額料金(税込)1〜25ヶ月:4,268円(※2)
26ヶ月目以降:4,950円
1〜2ヶ月目:1,474円
3〜35ヶ月目:3,784円
37ヶ月目以降:4,444円
初月:1,397円
1ヶ月目以降:3,883円
契約事務手数料(税込)3,300円3,300円3,300円
端末代金(税込)5,940円~21,780円21,780円
契約期間なし2年2
契約解除料(税込)なし最大1,100円最大3,883円
キャッシュバック・キャンペーン(※)なし最大49,000円キャッシュバックなど他社からの乗り換え費用を最大19,000円負担など  

以上のように、利用者のニーズに応じてより適したポケット型Wi-Fiは変わってきます。
契約の前に一度、どのような予定で利用するのかについて整理したうえで、ポケット型Wi-Fi選びを進めることをおすすめします。

※1 一定期間内に大量のデータ通信があった場合やネットワークの混雑する時間帯や状況によって、通信速度が制限されることがあります。
※2 キャッシュバックやキャンペーンにはそれぞれ適用条件がある場合があります。

まとめ

以上、本記事ではパソコンでポケット型Wi-Fiを使用する方法について解説しました。

ポケット型Wi-Fiを上手に利用するコツは、ポケット型Wi-Fiのタイプを理解することと、どのような用途でポケット型Wi-Fiを使うのかを明確化させることです。

特にポケット型Wi-Fiは毎月使える通信量が決まっているものも多いため、利用の見込みは使いやすさにダイレクトに影響します。

ぜひ本記事を参考に、ご自身のニーズにあったポケット型Wi-Fiを見つけてください。

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