
違約金はかかる?auのポケット型Wi-Fiを解約する際のポイントを紹介

本記事では、auのポケット型Wi-Fiを解約する際のポイントについて解説します。
ポケット型Wi-Fiの解約では、更新月以外の解約には違約金が生じるのが一般的で、また契約の状況によっては、端末代の残債などを一括で払う必要があるなど、思わぬ負担が生じることがあります。
また、更新月も長くて3ヶ月程度と、期間が非常に短く設定されていることも多く、高額の支払いをともなう可能性があるという点において、契約のときよりも慎重な判断が必要です。
しかし、auのポケット型Wi-Fiのプランはやや複雑で、細かい部分まで認識できていない方も多いのではないでしょうか。
本記事では、auのポケット型Wi-Fiを解約する際にぜひ押さえておくべきポイントを分かりやすく解説するので、ぜひ手続きの参考にしてください。
※本記事は2022年10月4日に作成されたものです。
現在の状況とは異なる可能性のあることを、あらかじめご了承ください。
目次
auのWi-Fiとは?
auのポケット型Wi-Fiとは、auが運用するポケット型Wi-Fiサービスです。
サービスのプラン内容は下記の3種類が用意されています。
プラン | モバイルルータープラン5G | ホームルータープラン5G | ルーターフラットプラン80G |
月額料金(税込) | 5,458円 | 5,170円 | 5,478円 |
au Pay カードお支払い割(税込) | -187円 | − | -187円 |
5Gルーター割/5Gルータースタート割(税込) | -550円 | -550円 | -1,100円(48ヶ月間) |
支払い合計額(税込) | 4,721円(※) | 4,620円(※) | 5,478円(48ヶ月間) |
契約事務手数料(税込) | 3,300円 | 3,300円 | 3,300円 |
通信回線 | WiMAX+5G | WiMAX+5G | WiMAX+5G |
月間データ容量 | 制限なし | 制限なし | 80G |
プラスエリアモード | 月間15GBまで | 月間30GBまで | 月間15GBまで |
対象機種 | Speed Wi-Fi 5G X11 、Galaxy 5G Mobile Wi-Fi | Speed Wi-Fi HOME 5G L12、 Speed Wi-Fi HOME 5G L11 | Speed Wi-Fi 5G X11 |
その他 | − | 毎月割で端末代金分を全額割引 | 対象のインターネットサービスが提供エリア外の場合、 auスマートバリュー加入で 永年2,200円(税込)割引、契約事務手数料(3,300円)無料 |
※ 支払い合計額は、au Payカードお支払い割と5Gルーター割を適用した場合の金額です。
プランにはモバイルルータープラン5G、ホームルータープラン5G、ルーターフラットプラン80Gの3種類があり、それぞれ契約できる端末が異なっています。
利用のしかたにもよりますが、月間データ容量が無制限※のモバイルルータープラン5G、ホームルータープラン5Gでの契約がおすすめです。
なお端末の通信速度は、Galaxy 5G Mobile Wi-Fiのみ下り速度が最大2.2Gbpsで、そのほかの端末は最大2.7Gbpsです。上り最大速度は全端末で183Mbpsとなっています。
※モバイルルータープラン 5Gでプラスエリアモードご利用の場合、別途利用料がかかります。ホームルータープラン 5Gの場合、利用料はかかりません。プラスエリアモードご利用時に月間データ容量(モバイルルータープラン 5Gの場合:15GB、ホームルータープラン 5Gの場合:30GB)を超えた場合、当月末までの通信速度が送受信最大128kbpsとなります。スタンダードモードご利用時は対象外です。
auのWi-Fiの特徴
auのポケット型Wi-Fiで使用している回線はWiMAX+5G(WiMAX2+、4G、5G)で、実態はWiMAXとまったく同じです。
そのため、auのポケット型Wi-Fiは月間のデータ容量に制限がなく、実質無制限※のポケット型Wi-Fiとして利用できます。
ただし、一定の期間内に大量のデータ通信の利用があった場合や、ネットワークの混雑する時間帯や状況によって、通信速度が制限される場合がある点には注意が必要です。
※モバイルルータープラン 5Gでプラスエリアモードご利用の場合、別途利用料がかかります。ホームルータープラン 5Gの場合、利用料はかかりません。プラスエリアモードご利用時に月間データ容量(モバイルルータープラン 5Gの場合:15GB、ホームルータープラン 5Gの場合:30GB)を超えた場合、当月末までの通信速度が送受信最大128kbpsとなります。スタンダードモードご利用時は対象外です。
auのWi-Fiルーターのスペック
auで利用できるWi-Fiルーターのスペックは下記のとおりです。
現在用意されているラインナップは、WiMAX+5G対応のルーター4機種です。
機種名 | Speed Wi-Fi 5G X11 | Galaxy 5G Mobile Wi-Fi | Speed Wi-Fi HOME 5G L12 | Speed Wi-Fi HOME 5G L11 |
端末代金(税込) | 22,000円 | 22,000円 | 43,200円 | 39,600円 |
通信回線 | WiMAX+5G | WiMAX+5G | WiMAX+5G | WiMAX+5G |
タイプ | モバイル | モバイル | ホームルーター | ホームルーター |
下り速度(最大) | 2.7Gbps | 2.2Gbps | 2.7Gbps | 2.7Gbps |
上り速度(最大) | 183Mbps | 183Mbps | 183Mbps | 183Mbps |
通信規格 | Wi-Fi6 | Wi-Fi6 | Wi-Fi6 | Wi-Fi6 |
最大同時接続数 | 16台 | 10台 | 40台 | 30台 |
バッテリー容量 | 4,000mAh | 5,000mAh | – | – |
連続通信時間 | 約490分 | 約1,000分 | – | – |
ディスプレスサイズ | 約2.4インチ | 約5.3インチ | – | – |
サイズ | 約136×68×14.8mm | 約147×76×10.9mm | 約101×179×99mm | 約70×182×124mm |
重さ | 約174g | 約203g | 約446g | 約559g |
本体色 | チタニウムグレー/スノーホワイト | ホワイト | ホワイト | ホワイト |
製造元 | NECプラットフォームズ株式会社 | Samsung | NECプラットフォームズ株式会社 | ZTE Corporation |
WiMAX+5G対応のルーターは、モバイル型ルーターとホームルーターで2機種ずつという構成になっています。
Speed Wi-Fi 5G X11は専用のクレードルが発売されており、端末をドッキングさせることで、据え置きルーターのように利用できます。クレードルにはアンテナ機能などが搭載されており、使用することでより室内での通信が強化されるのが特徴です。
また、Galaxy 5G Mobile Wi-Fiは韓国のSamsung製のルーターで、ブランド「Galaxy」の名前が付けられた新型のモデルです。スマホのような大画面のディスプレイを搭載しており、操作の視認性が高く扱いやすい端末です。
Speed Wi-Fi HOME 5G L12、L11はホームルーターで、主な違いは同時接続台数です。L12はWi-Fiで最大40台まで、L11は最大で30台までの端末を同時に接続できます。
auのWi-Fiのメリット
ここからはauのポケット型Wi-Fiのメリットについて解説していきます。
メリットは下記の4点で、auのポケット型Wi-Fiのメリットは、WiMAX2+回線のメリットとも言えます。
● 月間のデータ通信容量が無制限※
● 通信速度が速い
● サポート体制が確立されている
● 割引オプションなどサービスが充実
それぞれ詳しく見ていきましょう。
月間のデータ通信容量が無制限※
auのポケット型Wi-Fiで使用している通信回線はWiMAX2+回線で、サービスとしての品質はWiMAXと同じです。
WiMAXと同様に、auのポケット型Wi-Fiも月間のデータ通信容量は無制限※で、一部の条件やプランを除いて、通信したデータ容量を理由とした通信制限はかかりません。
毎月の通信容量が多く、ほかのポケット型Wi-Fiでは足りない人には、おすすめのWi-Fiです。
※モバイルルータープラン 5Gでプラスエリアモードご利用の場合、別途利用料がかかります。ホームルータープラン 5Gの場合、利用料はかかりません。プラスエリアモードご利用時に月間データ容量(モバイルルータープラン 5Gの場合:15GB、ホームルータープラン 5Gの場合:30GB)を超えた場合、当月末までの通信速度が送受信最大128kbpsとなります。スタンダードモードご利用時は対象外です。
通信速度が速い
auのポケット型Wi-Fiは通信速度が速いのが特徴です。
auのポケット型Wi-Fiで使われている最新のWiMAX+5Gでは、WiMAX2+回線に4Gと5Gの回線が加わることで、最大で2.7Gbpsもの高速通信を可能にしています。
下り速度(最大) | 上り速度(最大) |
2.2〜2.7Gbps | 183Mbps |
サポート体制が確立されている
auのポケット型Wi-Fiはサポート体制が充実しているのが特徴です。
公式サイトにはお問い合わせページが整理されており、個別の問い合わせではLINEやメッセージ、またチャットや電話問い合わせなど、各種サポートから自分に合った方法を選べます。
またauは全国に店舗があり、窓口でサポートを受けられるのもメリットです。ポケット型Wi-Fiではより安い月額料金を実現するために、サポート体制をコストカットの対象にしがちです。
サポート体制が弱いとトラブル対応などの場面で思うように対応が進まず、困ってしまうことも少なくありません。
大手のしっかりとしたサポート体制が欲しい方には、auのポケット型Wi-Fiはおすすめです。
※参考:WiFiの先生「auのポケットWiFiはWiMAXと変わらない?一番お得に無制限プランを利用する方法」
割引オプションなどサービスが充実
auのポケット型Wi-Fiは、割引オプションが充実しているのも特徴です。
支払い方法にau Payカードを選ぶことで月額料金が割り引かれる「au Payカードお支払い割」や、5 Gルーターを対象に割り引かれる「5Gルーター割」また端末代金がまるまる無料になる「毎月割」など、各種割引オプションが充実しています。
auのWi-Fiのデメリット
次にauのポケット型Wi-Fiのデメリットについて解説していきます。
解説するデメリットは下記の4点です。
● auスマホユーザー向け割引サービスが対象外
● 基本料金のほかに端末代金がかかる
● 店頭でしか購入できない端末がある
● 利用料金が高い
それぞれ詳しく見ていきましょう。
auスマホユーザー向け割引サービスが対象外
auのポケット型Wi-Fiでは、auスマホユーザー向けの割引サービス「auスマートバリュー」の適用が可能です。auスマートバリューは、auスマホと特定のサービスを併用することで、スマホの月額料金が最大で1,100円(税込)割引されるというサービスです。
以前はauのポケット型Wi-Fiはこのauスマートバリューの対象外でした。しかし見直しの結果、現在では「auホームルーター5G」プランが対象となっており、auスマホのユーザーは、割引の適用が可能です。
ただし、モバイルルータープラン5Gは対象外となっており、割引の適用は受けられません。
基本料金のほかに端末代金がかかる
auのポケット型Wi-Fiを利用するためには、端末を購入しなければなりません。
しかし同等の回線を使っているWiMAXでは、プロバイダによっては端末代金が0円の場合もあり、しかも機種も同じです。それと比較すると非常に割高といえます。
auのポケット型Wi-Fiが実質的にはWiMAXであることを考えると、あえてauのポケット型Wi-Fiを優先的に選ぶ理由はほぼありません。
店頭でしか購入できない端末がある
auのポケット型Wi-Fiの端末はオンラインでの取り扱いもありますが、端末のなかにはショップの店頭でしか購入できものもあります。
たとえば、 Speed Wi-Fi 5G X11はオンラインでの購入・自宅での受け取りですが、Speed Wi-Fi HOME 5G L12は店舗での購入のみで、オンラインからは購入できません。
またオンラインで予約してショップで受け取りの機種もあるなど、非常に複雑で煩雑です。
利用料金が高い
auのポケット型Wi-Fiは、利用料金が高いのがデメリットです。実質的にWiMAXと同じ内容ですが、WiMAXプロバイダと比較しても利用料金が高いため、あえて優先的に選ぶ理由がありません。
ちなみに下記の表はモバイルルータープラン5GをWiMAXと比較したものです。各料金を見ると、非常に割高なことが分かります。
au | UQ WiMAX | GMOとくとくBB | |
モバイルルータープラン5G | ギガ放題プラス ルータープラン | WiMAX+5G | |
月額料金(税込) | 4,721円(※) | 1〜25ヶ月目:4,268円 26ヶ月目以降:4,950円 | 1〜24ヶ月目:3,553円 25〜35ヶ月目:4,103円 36ヶ月目以降:4,708円 |
端末代金(税込) | 22,000円 | 5,940円~ | 21,780円 |
初期費用(税込) | 3,300円 | 3,300円 | 3,300円 |
※ au Payカードお支払い割、5Gルーター割を適用した料金です。
auのWi-Fiの口コミや評判
auのポケット型Wi-Fiの口コミや評判にはどういったものがあるでしょうか。ここでは良い口コミや評判と悪い口コミや評判についてそれぞれまとめてみました。
良い口コミや評判
auのポケット型Wi-Fiのよい口コミ、評判について調査してみました。
以下のような口コミが見られました。
auのポケット型Wi-Fiの口コミとしてまず見られたのは、通信速度の速さに対する驚きの声です。光回線並みの高速通信を評価する声は多く見られました。
またデータ容量が無制限※であること、電波の入りを評価する声もあり、通信回線の品質のよさはユーザーの満足度の高さに繋がっているようです。
※モバイルルータープラン 5Gでプラスエリアモードご利用の場合、別途利用料がかかります。ホームルータープラン 5Gの場合、利用料はかかりません。プラスエリアモードご利用時に月間データ容量(モバイルルータープラン 5Gの場合:15GB、ホームルータープラン 5Gの場合:30GB)を超えた場合、当月末までの通信速度が送受信最大128kbpsとなります。スタンダードモードご利用時は対象外です。
悪い口コミや評判
auのポケット型Wi-Fiの悪い口コミ、評判について調査してみました。
悪い口コミには以下のようなものがありました。
まず目についたのが、通信速度の遅さを指摘する声です。
WiMAX2+回線を利用しているのも関わらず、通信速度にストレスを感じている人は多く見られました。
またエリアの狭さや通信が切断されてしまうことを指摘する声もありました。
auのポケット型Wi-Fiは回線がWiMAX2+なので、カバーエリアもWiMAXと同じです。しかし、地域によっては通信エリアとしてカバーしきれていなかったり、障害物や建物の構造によって電波が十分に届いてないなどの可能性もあるでしょう。
auのポケット型Wi-Fiに対する口コミを見ると、おおむね共通の要素がよい評価・悪い評価に繋がっています。
● 通信速度
● 通信エリア
● 電波の安定性
auのWi-FiはWiMAX回線を使用しているため、通信速度などに優位性がある一方で、一般的なモバイル回線と比べると電波のつかみなどがやや安定しません。
よい評価、悪い評価ともに、auのポケット型Wi-FiがWiMAXであることに起因していると思われます。実際の利用においては。その特性についてよく理解のうえ契約を進めるべきでしょう。
auのポケット型Wi-Fiの申し込み方法
ここからはauのポケット型Wi-Fiの申し込み方法について解説します。
利用できるかエリア内か確認
auのポケット型Wi-Fiは、契約前に利用エリアを確認できるので、自分の利用したい場所がエリア内であるかをまず確認します。
具体的には、UQ WiMAXで公開しているサービスエリアマップを参照します。使用回線であるWiMAXは、UQ WiMAXの公式サイト上で利用エリアを公開しています。
住所を選択していくだけで確認できるので、契約前にまずこちらでチェックしておきましょう。
参考:対応サービスエリア|UQ WiMAX(wifi/ルーター)【公式】
auショップで直接申し込み
auのポケット型Wi-Fiは、auショップで申し込みを行います。
近くのショップの窓口で契約を進めてください。
auのWi-Fiを解約するには
auのポケット型Wi-Fiを解約するには、次の手順で手続きを進めます。
契約者本人の確認書類などを用意する
解約のためには次の書類などを用意します。
● 印鑑
● 本人確認書類(運転免許証、パスポートなど)
● 端末(ルーター)本体
auのポケット型Wi-Fiでは端末は購入するため、返却は不要です。
窓口で返却する必要はありませんが、端末の識別番号などが必要になる場合があるため、用意しておくと手続きがスムーズです。
auショップで解除申し込み
auショップで解約の申し込みを行います。
ショップを訪問する際は、事前に予約の電話を入れておくと安心です。auショップの開店時間は10:00から19:00までですが、最近の社会事情によっては営業時間に変更が生じる場合もあります。
窓口が埋まっていてショップで待つ可能性も考慮すると、事前に予約のうえ訪問することをおすすめします。
auのポケット型 Wi-Fiの解約する際のポイント
auのポケット型Wi-Fiを解約する際のポイントについて解説します。
チェックしておきたいのは次の4点です。
● 違約金が発生しない「更新月」で解約する
● 違約金を負担してくれる乗換先を選ぶ
● 端末代の残債は確認しておく
● 月末に解除する
違約金が発生しない「更新月」で解約する
解約を行う場合は、違約金の発生しない更新月で行うのがおすすめです。
現在、auのポケット型Wi-Fiでは、契約月を含めた3ヶ月間が更新月となっています。たとえば2020年の4月に2年契約で契約した場合、2022年の4〜6月の3ヶ月間が更新月となり、この間に解約手続きを行えば違約金が発生しません。
なお、現在提供されている下記のプランでは、2年契約の縛りが生じる「2年契約N」の受付が終了しており、契約期間は生じません。
● モバイルルータープラン5G
● ホームルータープラン5G
● ルーターフラットプラン80(5G)
違約金を負担してくれる乗換先を選ぶ
たとえばBroad WiMAXなど、ポケット型Wi-Fiのなかには、乗り換えにともなって生じた違約金を、代わりに負担してくれるプロバイダがあります。
プロバイダによって上限額は異なりますが、乗り換えを行う場合はぜひチェックしておきたい要素のひとつです。
特に契約プランと解約タイミングによっては自己負担が数万円級になることもあります。高額の違約金が厳しい場合は、違約金負担のあるプロバイダを積極的に活用するとよいでしょう。
端末代の残債は確認しておく
端末代を分割払いしている場合、解約時に残債を一括で請求されます。
月々の支払いでは少額でも、数ヶ月分をまとめての支払うと思いのほか高額になりがちです。特にありがちなのが、契約年数と端末の割賦期間が異なるケースです。
プランは2年契約なのに端末を3年での分割支払いにしていると、思わぬ出費が発生することもあります。具体的にいくらの支払いが発生するか事前に確認しておきましょう。
月末に解除する
auのポケット型Wi-Fiは解約時の日割計算がありません。そのため、いつ解約してもその当月分の月額料金をまるまる1ヶ月分支払うことになってしまいます。
解約をする場合はなるべく月末での解約がおすすめです。
なお、新規契約した際は日割計算が行われるため、契約タイミングで大きな違いは生じません。
そのほかのWi-Fiサービスの解約方法を紹介
ここではauのポケット型Wi-Fi以外のWi-Fiサービスの解約方法について紹介します。
docomoのポケット型Wi-Fi
docomoのポケット型Wi-Fiは独自のプランが用意されていません。docomoでは、スマホのプランに「データプラス」を追加することで、モバイルルーターでの通信が可能となるしくみです。
docomoでのポケット型Wi-Fiの解約は下記の方法で行います。
● WEB(ドコモオンライン手続き)からの手続き
● ドコモショップの店頭での手続き
必要なものは下記の3点です。
● 利用中のドコモUIMカード/ドコモeSIMカード
● dアカウント(WEB手続きの場合)
● 本人確認書類(ドコモUIMカード紛失時)
またデータプラスの解約だけなら違約金は発生しません。
スマホプランも解約する場合は、各プランで定められている違約金が発生する場合があります。
参考:携帯電話の解約お手続き方法 | お客様サポート | NTTドコモ
Mugen WiFi

Mugen WiFiは専用の解約フォームから解約を行います。
公式ページ最下部にお問い合わせへのリンクが設置されているので、そこからチャットでの案内へ移動します。質問項目を選択していくと解約の説明にたどり着くので、その内容に従って手続きを進めます。
具体的には、サポートから送られた契約書内の「解約申請フォーム」を使い、解約手続きを行います。その後は解約専門ダイヤルへと電話のうえ、端末等一式を返送します。
Mugen WiFiの違約金は下記のとおりです。
2年プラン | 2年間縛りなしプラン | |
1〜12ヶ月目 | 9,900円(税込) | なし |
13〜24ヶ月目 | 5,500円(税込) | なし |
25ヶ月目以降 | なし | なし |
ZEUS WiFi

解約は「ZEUS WiFiマイページ」から行います。
サービスの解約は25日までなら当月中に、26日以降だと翌月末の解約となります。
なお端末は返却が必要です。下記の一式をそろえて、解約月の翌月14日までに指定された住所まで返送します。送料は発送者負担です。
● 端末本体
● 個装箱
● 付属のUSBケーブル
● 取扱説明書
解約手続き後は、当月いっぱいまで利用が可能です。
なお違約金は下記のとおりです。
フリープラン(20GB/40GB/100GB) |
解約時期に関わらず、解約事務手数料はかかりません。 |
スタンダードプラン(20GB/40GB/100GB) | |
1~24ヶ月目 | 3,828円(税込) |
25ヶ月目以降 | 0円 |
参考:料金プラン| 月額の料金が安いモバイルWiFi|【公式】ZEUS WiFi/ゼウスWiFi
GMOとくとくBBWiMAX

GMOとくとくBB WiMAXの解約は会員専用ページのBB naviから行います。なお、手続きは更新月と更新月以外で異なります。
更新月の退会は、BB naviの「ご利用中のサービス」から「その他のお手続き」より解約が可能です。
また更新月以外の退会は、同じくBB naviの「その他のお手続き」より、「BB naviの退会」を選びます。登録したメールアドレス宛に解約手続の完了メールが届いたら手続き完了です。
なお、解約後の端末の返却は不要です。
解約金は下記のとおりです。
WiMAX+5G | |
1~24ヶ月目 | 1,100円(税込) |
25ヶ月目 | 0円(税込) |
参考:【公式】GMOとくとくBB WiMAX(ワイマックス)|工事不要のWi-Fiルーター
Y!Mobileのポケット型Wi-Fi

Y!mobileのポケット型Wi-Fiの解約は、下記の方法で手続きを進められます。
● WEB(My Y!mobile)
● ワイモバイルショップ
My Y!mobileでの手続きは下記のとおり行います。
- ログインする
- 解約手続きに進む
- 即時で解約終了
なおオンラインでの手続きですが、受付時間は午前9時から午後8時までとなっています。
またワイモバイルショップでの手続きは下記のとおりです。
- 必要書類を持ってワイモバイルショップへ行く
- 窓口で解約手続きを進める
- 即時で解約終了
なお必要物は下記のとおりです。
● 印鑑
● 本人確認書類(運転免許証・パスポートなど)
● 端末(ルーター・SIMカード)
また解約金は下記のとおりです。
ここでは現在のメインプランである、Pocket WiFiプラン2の解約金について紹介します。
プラン | 解約金 |
Pocket WiFiプラン2 | 0円 |
Pocket WiFiプラン2 バリューセット | 39,400〜10,600円(税込) |
Pocket WiFiプラン2 バリューセットライト | 26,400〜10,200円(税込) |
参考: Pocket WiFiプラン2|その他の料金・割引|料金|Y!mobile – 格安SIM・スマホはワイモバイルで
縛られないWiFi

縛られないWiFiは、契約期間の縛りのないプランと1年縛りの2種類のプランがあり、それぞれ解約金の有無が異なります。
解約の手続きは以下の2種類の方法から選べます。
● WEB解約フォーム
● お問い合わせ窓口
WEB解約フォームからは必要事項を入力して送信するだけでよく、24時間手続きが可能です。
お問い合わせ窓口を経由する場合は、オペレーターと電話で話しながら手続きを進めていきます。
また、端末は返却が必要です。下記一式を所定の返却先に送付します。
● 端末本体
● simカード
返却時の送料は利用者負担です。
解約金は下記のとおりです。
プラン | 解約金 |
縛られないコース | 0円 |
1年おトクコース(縛られないWiFi ) | 4,290円(税込) |
1年おトクコース(クラウド 30GBプラン ) | 2,970円(税込) |
1年おトクコース(クラウド 50GBプラン ) | 3,520円/(税込) |
参考:【公式】縛られないWiFi | 月額3,190円(税込)~で契約期間の縛りなし
auのWi-Fiの乗換先Wi-Fiサービスを選ぶポイント
auのポケット型Wi-Fiから乗換先を探す場合は、下記の要素に注意しながらサービスを選びましょう。
おもなポイントは次の5点です。
● データ容量や通信速度
● 使用対象エリアの広さ
● サービスの充実度
● 料金システム
● データ容量はどれくらいか
詳しく見ていきましょう。
データ容量や通信速度
auのポケット型Wi-Fiは月間のデータ容量は無制限※で、一部の条件を除いてほぼ通信制限が発生することはありません。
しかし、他社のポケット型Wi-Fiでは、WiMAXなどの一部をのぞいて無制限※のものはほぼありません。契約プランによって月間データ容量が具体的に決まるため、自分の利用するデータ容量をよく把握し、それをまかなえるデータ容量のプランを選ぶ必要があります。
また通信速度も遅くなるケースが一般的です。
WiMAX+5G向けのルーターでは、下り最大速度は2.7Gbpsと光回線並みの高速通信を実現していますが、この速度を提供できる他社ポケット型Wi-Fiは現状ではありません。ベストエフォートで実測値は下がるとはいえ、速度差がある程度維持されるため、通信速度にこだわる方は特に注意してください。
※モバイルルータープラン 5Gでプラスエリアモードご利用の場合、別途利用料がかかります。ホームルータープラン 5Gの場合、利用料はかかりません。プラスエリアモードご利用時に月間データ容量(モバイルルータープラン 5Gの場合:15GB、ホームルータープラン 5Gの場合:30GB)を超えた場合、当月末までの通信速度が送受信最大128kbpsとなります。スタンダードモードご利用時は対象外です。
使用対象エリアの広さ
他社のポケット型Wi-Fiは、ドコモやau、SoftBankのLTE回線を借りてサービスを運営しています。WiMAXのエリアとは対象エリアが変わる点には注意しておきましょう。
都市部ではカバーエリアに大きな差はありませんが、地方の過疎地などではエリアの違いにより圏外になる可能性があります。
サービスの充実度
乗り換えを行うなら、サービスの充実度も大切な要素です。
キャンペーンやキャッシュバックといった金額面での充実度のほかに、サポート体制といった利用のしやすさも非常に重要です。
月額料金と通信速度以外の要素もチェックしておきましょう。
料金システム
ポケット型Wi-Fiによって、プラン内容は大きく変わります。
契約期間や端末代の有無などによって料金は大きく変わるため、乗り換えの際は事前によく確認しておきましょう。
また契約期間がある場合は、解約金についてもチェックしておくと安心です。
データ容量はどれくらいか
乗り換え先のポケット型Wi-Fiで用意されているプランのデータ容量もチェックしておきましょう。
auのポケット型Wi-FiはWiMAX同様、月間のデータ容量が無制限※です。そのため意識しないうちにかなり大容量の通信を行なっている可能性もあり、その場合は乗り換え先によっては用意されているプランでカバーできない場合があります。
最近では月間200GBなどの大容量プランも出てきているので、大量の通信が必要な場合はそのようなプランを扱うサービスを選びましょう。
※モバイルルータープラン 5Gでプラスエリアモードご利用の場合、別途利用料がかかります。ホームルータープラン 5Gの場合、利用料はかかりません。プラスエリアモードご利用時に月間データ容量(モバイルルータープラン 5Gの場合:15GB、ホームルータープラン 5Gの場合:30GB)を超えた場合、当月末までの通信速度が送受信最大128kbpsとなります。スタンダードモードご利用時は対象外です。
まとめ
本記事ではauのポケット型Wi-Fiを解約する際のポイントと解約方法などについて解説しました。
ポケット型Wi-Fiの解約は契約期間や違約金が発生する場合があることから、契約よりも慎重な判断が必要です。面倒に感じる場面もあるかもしれませんが、上手な解約は家計の節約にも繋がります。
よりよい通信環境を手に入れるためにも、ぜひ上手な解約を進めていただければと思います。
またポケット型Wi-Fiはサービスの数も多いため、乗り換え先はとても豊富です。
ぜひさまざまなサービスをチェックして、ご自身の使い方にあったポケット型Wi-Fiを見つけてください。
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