
通信量を確認し節約するには?Wi-Fiの活用など具体的な方法を解説

スマートフォンのデータ通信量をうっかり使いすぎてしまうと、速度制限がかけられるなどして快適なインターネットの利用ができなくなってしまいます。通信量が足りないからといって通信容量の多いプランに切り替えると、月々の料金負担が増えてしまいますよね。
まずはスマートフォンの使用方法を見直して、改善点がないかチェックしてみましょう。こちらの記事では、スマートフォンのデータ通信量の消費を節約する方法をご紹介していきます。ついデータ通信を使いすぎてしまう方は、ぜひ参考にしてみてください。
※本記事は2022年9月7日に更新されたものです。
現在の状況とは異なる可能性があることを予めご了承ください。
目次
スマートフォンのデータ使用量を確認するには
まずは、自身がスマートフォンのデータをどれくらい利用しているかを確認してみましょう。データ通信量を定期的にチェックしておくことで、通信量の使いすぎを防げます。こちらでは、主な方法を2つご紹介します。
スマートフォンの端末本体の設定から確認する方法
一般的によく使われる方法です。iPhoneやAndroidなど、端末によって細かい部分に違いはありますが、確認方法の大まかな流れは同じです。
データ通信量の合計だけでなく、アプリ別の通信量もチェックできます。端末で記録された数値のため、実際のデータ使用量とは少し誤差が生じることもありますが、インターネットに通信せずにデータ使用量の確認が可能です。
また、アプリ別の通信量が把握できることもメリットです。どのアプリに多く通信量を使っているのかが分かると、どこを節約すればよいのかを知る目安にもなります。
以下にiPhoneとAndroidそれぞれの確認方法を記載していますので、参考にしてみてください。機種によって項目名などに違いがあるため、詳しい方法はオンラインマニュアルなどを確認してみましょう。
○iPhone
(1)「設定」を開く
(2)「モバイル通信」もしくは「モバイルデータ通信」をタップ
(3)「現在までの合計」からデータ通信量をどれくらい使っているか確認できる
統計情報をリセットした後からのデータ通信量が表示されるため、リセットのタイミングをいつにしているかを確認しておきましょう。
統計情報のリセットは「設定」から「モバイル通信」を開き、下にスクロールすると表示される「統計情報をリセット」をタップします。この際、前回のリセット日時も確認可能です。再度「統計情報をリセット」をタップすることで、リセットを手動で行えます。
○Android
(1)「設定」を開く
(2)「ネットワークとインターネット」をタップ
(3)「データ使用」をタップ
(4)「アプリのデータ使用量」をタップ
データ使用量の集計期間は、好みの期間に設定することも可能です。「設定」から「アプリのデータ使用量のサイクル」をタップして、毎月の開始日を選んだら設定マークをタップします。
キャリアやMVNOのオンラインサービスで確認する方法
au、ドコモ、ソフトバンク、楽天モバイルといったキャリアや、格安SIMを提供するMVNOが提供しているオンラインサービスにアクセスして、データ使用量を確認することが可能です。
auであれば「My au」、ドコモは「My docomo」、ソフトバンクは「My SoftBank」、楽天モバイルは「my 楽天モバイル」といったサービスを提供しています。ブラウザからアクセスしてログインするか、アプリ版が利用可能であればそちらを利用すると便利でしょう。
こちらでは「My au」のブラウザ版を例に手順を解説します。
(1)au IDを使って「My au」にログインする
(2)「利用状況」の「データ利用量」をタップ
(3)日付などの確認したい項目の詳細を開く
キャリアやMVNOが提供している情報を確認することで、より正確なデータ使用量を知ることが可能です。データ使用量だけでなく、毎月の料金の確認やプランの照会、ポイントの確認なども同時に行えます。ブラウザからアクセスするのが手間に感じる場合は、アプリを活用するのがおすすめです。
ただし、インターネットを使って確認するため少し通信量を使ってしまいます。さらに初回ログイン時のIDとパスワードの入力が手間であったり、忘れていたりすると調べるのに時間がかかったりといった点がデメリットとして挙げられます。
大きなデータのダウンロードはWi-Fi環境で
データ通信量の確認方法が分かったところで、ここからは本題であるスマートフォンの通信量を節約する方法についてご紹介していきます。
まず1つめとしては、データを多く消費するような作業はスマートフォンのモバイル通信ではなくWi-Fi環境で行うということです。
大きなデータのダウンロードとは
データ通信量の多い作業には、例えば動画や電子書籍のダウンロード、アプリのインストール、仕事などで使うPDFファイルのデータのダウンロードといった作業が挙げられます。
普段からこのような作業をモバイル通信で行っている場合、一度の利用でも多くのデータ通信量を消費してしまっている恐れがあります。
Wi-Fi環境が整った環境でダウンロードを済ませておき、外出先ではコンテンツの閲覧や使用にとどめるなど使い方を工夫することで、データ通信量を節約しましょう。
Wi-Fiが使える環境をつくるには
自宅にWi-Fi環境を整える場合、主な方法としては光回線・ホームルーター・モバイルWi-Fiルーターの契約が挙げられます。
光回線は通信速度が速くて安定しているのが特徴です。開通工事をするため、工事の日程調整や立ち会いが必要になる場合もあります。引っ越しシーズンなどの繁忙期などは申し込みからWi-Fi環境が整うまでに数週間から数ヶ月かかるケースもあります。
ホームルーターは開通工事が不要で、機器をコンセントに接続して簡単な設定をするだけでWi-Fi環境をつくれます。光回線と比べると手軽な方法ですが、回線速度や通信の安定性は少し劣ります。光回線の工事ができない、自宅である程度安定した通信速度でインターネットを楽しみたいといった場合には、ホームルーターが使いやすいでしょう。
モバイルWi-Fiルーターも工事が不要です。モバイルWi-Fiルーターは手のひらサイズほどの小型のデータ通信端末で、端末が届き次第、簡単な設定をすればすぐにでも使えます。光回線やホームルーターと大きく違う点は、持ち運びが可能であることです。自宅でも外出先でもWi-Fiを使いたい場合は、モバイルWi-Fiルーターが便利でしょう。
ただし契約プランのデータ通信量を超えると、速度制限がかかることがあります。決められた日数が過ぎるまで速度制限がかかった状態が続くことがある点には注意が必要です。
注意点はありますが、モバイルWi-Fiルーターは外出時だけでなく自宅の固定回線代わりに使用することも可能なため、使い方や状況によっては通信費を抑えられるでしょう。
外出先でWi-Fiを利用する場合、公共の施設などにあるフリーWi-Fiを活用することもできます。ただし暗号化されていないフリーWi-Fiは、通信の盗聴やのぞき見といった安全面での懸念もあるため、注意が必要です。
自宅もしくは外出先で使えるWi-Fi環境があれば、大きなデータのダウンロード時に活用しましょう。使い方を工夫することで、データ通信量の節約効果が期待できます。
動画配信サービスのデータ通信を節約する方法
動画の視聴やダウンロードは、特に多くの通信量を消費してしまいます。ただ、通勤時間や休憩時間など、ちょっとした時間を活用して外出先でも動画を視聴したい場合もありますよね。
外出先でも動画の視聴を楽しみたい場合の、データ通信量の節約方法をご紹介します。
Wi-Fi環境で動画をダウンロードしておく
ストリーミング配信されている動画を視聴する際は、多くの通信量を必要とします。ストリーミング再生は、スマートフォンのストレージ容量を使わずに動画などを再生できるというメリットがある一方で、インターネットがなければ使えないというデメリットがあります。
ストリーミング再生をしても、スマートフォン自体に保存されるわけではないため、視聴する度にアクセスして、通信量を消費しながら視聴することになります。少しの時間であっても、外出先で毎日視聴し続けていると大量のデータ通信量 を消費してしまう可能性があるのです。
動画を外出先でも視聴したい場合は、自宅などWi-Fi環境がある場所で事前にダウンロードしておくと、大幅にデータ通信量を節約できます。端末にダウンロードしておいた動画を外出先で視聴する際には、インターネットを使う必要がないためです。一度ダウンロードしておけば、インターネットに接続しなくても動画の視聴が可能です。
ただ、ダウンロード再生に対応している動画配信サービスも多いものの、すべての動画が対応しているわけではありません。また、スマートフォン自体の空き容量が必要な点には注意しましょう。
ストリーミング配信の動画は画質を落として視聴する
視聴したい動画がダウンロードに対応していない場合など、外出先でストリーミング配信の動画を視聴することもありますよね。その際は、画質を変更して通信量を抑えるという方法があります。
フルHD画質は特に多くのデータ通信量を消費してしまうため、低画質に落として視聴することで、データ通信を節約することが可能です。スマートフォンの画面は小さいため、少し画質を落としたとしても動画の視聴を楽しめるでしょう。
よく使用する動画配信サービスがあれば、それぞれで画質を落とす設定をしておくと便利です。以下にYouTubeとAmazonプライムビデオのアプリを例に挙げて、動画の画質を落とす方法をご紹介します。
○YouTube
視聴している動画の画質を変更する方法は、以下の手順を参考にしてみてください。
(1)右上の歯車のアイコンをタップ
(2)「画質」をタップ
(3)希望する画質を選ぶ
画質の選択肢としては以下の4つがあります。
● 自動(推奨)
● 高画質
● データセーバー
● 詳細設定
「自動」は視聴している環境に適した画質に変更してくれます。「高画質」はデータ使用量が増えます。「データセーバー」は画質が低くなりますが、データの使用量を抑えるのに向いています。「詳細設定」では希望の解像度に設定できます。
次に、すべての動画の画質を変えたい場合は、以下の手順を参考にしてみてください。
(1)プロフィール写真をタップ
(2)「設定」 をタップ
(3)「動画の画質設定」 をタップ
(4)「モバイルネットワーク使用時の動画の画質」から、希望する画質を選ぶ
画質の選択肢は以下の3つです。
● 自動(推奨)
● 高画質
● データセーバー
画質を低くして、データ通信量を節約しましょう。
○Amazonプライムビデオ
ストリーミング再生の画質を変更する手順(Androidの場合)は以下の通りです。
(1)「マイアイテム」を選択
(2)右上の歯車アイコンをタップ
(3)「ストリーミング再生・ダウンロード」をタップ
(4)「ストリーミング品質」を選択
(5)希望する画質を選ぶ
画質の選択肢は以下の4つがあります。
● 最高画質(1.82GB/時)
● 高画質(0.77GB/時)
● 標準画質(0.27GB/時)
● データセーバー(0.14GB/時)
視聴を楽しめる程度に画質を落とすことで、通信量を節約できます。
SNSデータは節約オプションをうまく活用する
スマートフォンを使って隙間時間などにSNSを楽しむ方も多いですよね。SNSは使い方によってはデータ通信量を多く消費してしまいます。
隙間時間に楽しむ程度であるとしても、毎日続けているとデータ通信量は多くなってしまうでしょう。特にSNS上で動画を再生する際や、多くの画像の閲覧や読み込みをする際には注意が必要です。
SNSの利用における通信量を節約するには、節約オプションの利用がおすすめです。それぞれのアプリから簡単に設定できるため、よく使うSNSは一度設定してみてはいかがでしょうか。
以下に、主なSNSとしてLINE・Twitter・Instagram・Facebook・TikTokのデータ通信量を節約するための設定方法をご紹介します。
LINE
(1)ホーム画面を開く
(2)上部にある歯車のマークをタップ
(3)「写真と動画」を選択
(4)「送信する写真の画質」を標準にする
(5)「写真を自動ダウンロード」をOFFにする
(6)「GIF自動再生」をOFFにする
(7)「動画自動再生」を「Wi-Fiのみ」もしくは「自動再生しない」に設定する
このように、動画や画像に関するいくつかの設定をしておくことで、データ通信量の節約効果が期待できます。
(1)左上のアカウントアイコンをタップ
(2)「設定とプライバシー」をタップ
(3)「アクセシビリティ、表示、言語」を選択
(4)「データ利用の設定」を選択
(5)「データセーバー」をONにする
データセーバーをONにしておくことで、動画が自動再生されず、画像は低画質で読み込まれるようになります。
データセーバーをONにせずに、画像や動画の設定を個別に行うことも可能です。「高画質画像」「画像を高画質でアップロード」「高画質動画」「動画の自動再生」をそれぞれ選択して「Wi-Fi接続時のみ」もしくは「オフ」を選択します。
(1)プロフィール画面にする
(2)右上のメニューアイコン(3本の横線)をタップ
(3)「設定」を選択
(4)「アカウント」を選択
(5)「モバイルデータの使用」をタップ
(6)「データ節約モード」をONにする
この設定をしておくことで、事前の動画読み込みが行われなくなります。データ通信量の節約に効果的でしょう。
(1)右下のメニューアイコン(3本の横線)をタップ
(2)「設定とプライバシー」を選択
(3)「設定」を選択
(4)「プロフィール設定」をタップ
(5)「メディアと連絡先」をタップ
(6)「動画と写真」があれば選択
(7)「自動再生」をタップ
(8)「動画を自動再生しない」もしくは「Wi-Fi接続のみ」を選択する
この設定をしておくことで、モバイルデータ通信をしているときは動画が自動再生されなくなり、データ通信量を節約できます。
TikTok
(1)マイページを開く
(2)右上の3つの点のマークをタップして「設定とプライバシー」を開く
(3)「データセーバー」をONにする
データセーバーをONにしておくことで、Wi-Fi環境 にいないときは動画の画質や速度を下げたり、バックグラウンドでの通信を遮断したりしてデータ通信量を抑えられます。Wi-Fi環境の整った場所では、自動でモバイル通信からWi-Fiを使った通信に切り替えてくれます。
アプリのデータ通信を制限して節約
スマートフォンにたくさんのアプリを入れている方も多いのではないでしょうか。アプリのデータ通信を制限することで、通信量を節約する方法をご紹介します。
バックグラウンドでのアプリの通信をOFFにする
バックグラウンド通信とは、他のアプリを見ている間も裏側で別のアプリを起動、更新することができる機能で、使い方によっては便利なものです。新着メッセージの受信やデータの更新、位置情報の取得などの通信を裏側で、自動で行ってくれます。
ただしアプリを起動していないときも自動的に通信してしまうことで、データ通信量を消費してしまうのです。
アプリの中には、常に最新データにしておく必要のないアプリもあります。アプリを起動させたときにだけ最新状態になればよいものがあれば、それらのアプリのバックグラウンドでのデータ通信を止める設定をしておきましょう。
機種によって違いはありますが、以下にiPhoneとAndroidそれぞれの設定方法をご紹介します。
○iPhone
(1)「設定」を開く
(2)「一般」をタップ
(3)「Appのバックグラウンド更新」を選択
(4)アプリを1つずつ確認し、バックグラウンド更新を止めたいアプリの右側のボタンをOFFにする
この方法であれば、アプリごとに細かい設定をすることが可能です。「Appのバックグラウンド更新」を「Wi-Fi」や「オフ」に設定しておくことで、全体的な通信量の節約もできます。
○Android
(1)「設定」を開く
(2)「アプリと通知」をタップ
(3)「〇個のアプリをすべて表示」を選択
(4)アプリを1つずつチェックして、バックグラウンド更新を止めたいアプリは「モバイルデータとWi-Fi」から「バックグラウンドデータ」をOFFにする
この方法では、アプリを個別に設定することが可能です。
また、Androidでもまとめてバックグラウンド更新を止める設定にすることができます。
(1)「設定」を開く
(2)「ネットワークとインターネット」をタップ
(3)「データセーバー」をONにする
アプリの中には、バックグラウンドで通信したいものもあります。その際は、同じ画面にある「モバイルデータの無制限利用」から、例外的にバックグラウンド通信をするアプリを設定しておくとよいでしょう。
位置情報サービスをONにするアプリを限定する
位置情報サービスとは、GPSや携帯電話、Wi-Fi端末の基地局などを使って利用者の現在地を示す情報のことです。位置情報サービスもデータ通信量 を消費してしまうため、アプリによっては位置情報をOFFにしておくこともおすすめです。
個人情報保護の観点からも、位置情報サービスをONにするアプリを限定しておくことはメリットがあると言えます。
機種によって違いはありますが、以下にiPhoneとAndroidそれぞれの位置情報の切り替え方法を記載していますので、参考にしてみてください。
○iPhone
(1)「設定」を開く
(2)「プライバシー」をタップ
(3)「位置情報サービス」の下部にアプリが表示されるので「なし」「次回確認」「このAPPの使用中のみ許可」「常に」から個別に選択
○Android
(1)「設定」を開く
(2)「位置情報」をタップ
(3)「アプリの権限」をタップ
(4)アプリごとに「常に許可」「アプリの使用中のみ許可」「許可しない」「毎回確認する」からそれぞれ選択
アプリの通知を個別に設定する
スマートフォンを触っていないときも、メッセージの受信や情報の更新を知らせてくれるのが通知機能の便利なところです。ただし、通知機能もデータ通信量を消費します。そのため、アプリによっては通知をOFFにしたり、通知方法を変えたりしてみましょう。
通話アプリやSMSなどのメッセージをやり取りするアプリといった必要最低限のアプリ以外の通知機能をOFFにすることで、通信量を節約します。また、通知方法をバッジのみにするのもひとつです。
機種によって違いはありますが、以下の手順を参考に通知の設定をしてみてください。
○iPhone
(1)「設定」を開く
(2)「通知」をタップ
(3)アプリごとの通知状況をチェック
(4)通知が不要なアプリはOFFにする
(5)通知が必要なアプリは「サウンド」や「バッジ」などの通知方法を選択する
○Android
(1)「設定」を開く
(2)「通知」をタップ
(3)「アプリの設定」をタップしてアプリごとの通知状況を確認
(4)通知が不要なアプリはOFFに設定
(5)通知が必要なアプリは個別に通知方法を設定
アプリの更新はWi-Fi経由だけを使う
アプリの更新によって、アプリが最新の状態になります。アプリの更新はセキュリティーの問題点を改善したり、バグを修正したり、新機能を付け加えたりする際に行われるものです。
アプリを更新せずに放置することは、安全面や機能面から見てもあまりよい状態ではなく、更新しないとアプリを使えなくなることもあります。
ただし、アプリを更新するにはデータ通信が必要です。容量の大きなアプリを更新する場合は特に、多くのデータ通信量を消費してしまうでしょう。
スマートフォンのデータ通信量を消費することなくアプリの更新をするために、自動ダウンロードをOFFにしてWi-Fi接続時に手動で行うか、Wi-Fi接続時のみに自動で更新するように設定しておくことをおすすめします。
以下にiPhoneとAndroidそれぞれの設定方法をご紹介します。機種によって違いはありますが、参考にしてみてください。
iPhone
・Wi-Fi接続時に手動で更新する場合
(1)「設定」から「App Store」をタップ
(2)「自動ダウンロード」の項目にある「Appのアップデート」をOFFにしておく
(3)Wi-Fi接続時に手動で更新する際は「App Store」からプロフィールアイコンをタップ
(4)下にスクロールすると更新が保留中のアプリが表示されるため、特定のアプリを手動で更新するか、もしくは「すべてをアップデート」を選択してまとめて更新する
・Wi-Fi接続時のみに自動更新する設定をする場合
(1)「設定」から「App Store」をタップ
(2)「モバイルデータ通信」の項目にある「自動ダウンロード」をOFFに設定する
Android
・Wi-Fi接続時に手動で更新する場合
(1)「Playストア」を開く
(2)右上のプロフィールアイコンをタップ
(3)「設定」をタップ
(4)「ネットワーク設定」をタップ
(5)「アプリの自動更新」の項目を「アプリを自動更新しない」に設定する
(6)Wi-Fi接続時に手動で更新する際は「Playストア」を開いてプロフィールアイコンをタップ
(7)「アプリとデバイスの管理」をタップ
(8)更新できるアプリがあるか表示されるため、特定のアプリを手動で更新するか、もしくは「すべて更新」をタップする
・Wi-Fi接続時のみに自動更新する設定をする場合
(1)「Playストア」を開く
(2)右上のプロフィールアイコンをタップ
(3)「設定」をタップ
(4)「ネットワーク設定」をタップ
(5)「アプリの自動更新」の項目を「Wi-Fi経由のみ」に設定する
Googleの同期を制限する
Googleの同期機能とは、スマートフォンやパソコンなど、どのデバイスを使用してもGoogleアカウントに関連した情報が最新の状態に同期される機能です。
Googleアカウントに情報が保存され、インターネットのブックマークや閲覧履歴、パスワード、Gmailなどさまざまな情報が同期されます。
スマートフォンの紛失時や買い替え時も、同期されていれば以前と同様にサービスを利用できるなど、同期機能は便利なものです。ただ、データ通信量を消費してしまうというデメリットも持ち合わせています。
データ通信量を節約するには、同期しているGoogleアプリの中から個別にアプリの自動同期をOFFにすることも可能です。
こちらではAndroid端末での操作を例に挙げてみます。
(1)「設定」を開く
(2)「アカウント」をタップ
(3)該当のGoogleアカウントを選択
(4)Gmailやカレンダー、ドキュメントなど同期できるサービスが表示されるため、同期をOFFにしてよいものがあれば解除しておく
データ使用警告・データ上限を設定する
スマートフォンの端末で、データ通信量が多い際に警告を表示させたり、データ通信量の上限を決める設定をしたりする方法です。予め設定しておくことで、気づかないうちにデータ通信量を使ってしまうことを防ぎます。
データ使用の警告を設定することで、通知によって使いすぎを知ることが可能です。ただしデータ通信を制限するわけではないため、警告した通信量を超えても使い続けることはできます。
決められたデータ通信量を超えて使用するとスマートフォンのプランの月額料金が追加でかかってしまうといった場合は、データ上限の設定をしておくこともおすすめです。上限を設定しておくと、モバイルデータ通信を一時的に止めることが可能です。
ただしスマートフォンでの通信量の計測は、実際の通信量とは必ずしも同じではない場合があります。警告や上限を設定するデータ通信量は、少し余裕を持たせて設定しておくと安心でしょう。
以下に、Androidでデータ使用警告やデータ上限の設定をする手順をご紹介します。なお、iPhoneでこのような機能を利用する場合は、通信量をチェックしてくれるアプリのインストールが必要です。
データ使用警告を設定する
(1)「設定」を開く
(2)「ネットワークとインターネット」をタップ
(3)「モバイルネットワーク」をタップ
(4)「アプリのデータ使用量」をタップ
(5)「データ使用量の警告と制限」をタップ
(6)「データ使用量を警告」をONにする
(7)警告してほしいデータ通信量を設定する
データ上限を設定する
(1)「設定」を開く
(2)「ネットワークとインターネット」をタップ
(3)「モバイルネットワーク」をタップ
(4)「アプリのデータ使用量」をタップ
(5)「データ使用量の警告と制限」をタップ
(6)「データ使用量を制限」をONにする
(7)使用できるデータ通信の上限を設定する
まとめ
スマートフォンでインターネットを使っていると、気づかないうちにデータ通信量を大量に消費していることもあります。特に動画の視聴や大きなデータのダウンロードなどは通信量を多く使いがちです。
データ通信量を多く必要とする作業やアプリの更新はWi-Fiを経由して行ったり、動画や画像の画質を低めに設定したりすると、データ使用量の節約ができるでしょう。SNSの節約オプションの設定や、アプリのデータ通信の制限もデータ使用量の節約効果が期待できます。
SNSをよく使う、動画をよく視聴するといった普段の利用方法に応じて、効果が期待できる方法を試してみましょう。まずはどのアプリや作業に多く通信量を費やしているかを確認し、今回ご紹介した方法を参考に、できることから始めてみてはいかがでしょうか。
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