ポケット型Wi-Fiが遅いと感じるスピードは?遅さの原因7選

2022.10.03
ポケット型Wi-Fiが遅いと感じるスピードは?遅さの原因7選

Wi-Fiでインターネット接続をしている人の中には、「ポケット型Wi-Fiを使用しているが、速度が遅い!」と感じている人もいるでしょう。ポケット型Wi-Fiは無線接続であるため、周りの環境によって速度が遅くなってもおかしくありません。

当サイトでは、ポケット型Wi-Fiが遅くなる原因や、ポケット型Wi-Fiの遅さを改善する方法を詳しく解説していきます。

※本記事は2022年9月30日に作成されたものです。

目次

ポケット型Wi-Fiが遅いと感じる速度は?Wi-Fi速度の計測方法

ポケット型Wi-Fiが遅いと感じる速度とは、どのくらいの速度なのでしょうか?

Wi-Fiの平均的な通信速度(下り)は、約70Mbpsといわれています。一方でポケット型Wi-Fiの平均速度(下り)はやや低い約50Mbpsです。Wi-Fiは、全体のアクセス数が増えると速度が低下してしまいます。ポケット型Wi-Fiの遅さを改善する前に、ポケット型Wi-Fiの速度を把握しておきましょう。

ポケット型Wi-Fiの速度を手軽に測る方法

ここからはポケット型Wi-Fiの速度を手軽に測る方法を紹介します。測定場所によって速度に違いが出るので、家の中と外のように複数の場所で測定してみましょう。

ポケット型Wi-Fiの速度の測定は、会員登録なしのサイトで手軽にできます。スマートフォンやパソコンをポケット型Wi-Fiに接続して、速度が測定できるサイトにアクセスするだけです。測定する時は、メールの受信やインターネット上の情報を自分のスマートフォンやパソコンへ受信させる「下り」の速度を確認するのがおすすめです。

一般的なWebページや標準画質の動画の閲覧であれば10Mbps以上

ポケット型Wi-Fiを使用して一般的なWebページや標準画質の動画の閲覧を楽しむ場合、速度(下り)の目安は10Mbps以上と覚えておきましょう。

10Mbps以上の速度があれば、一般的なWebページや標準画質の動画の閲覧には困りません。30Mbps以上あれば、高画質動画の閲覧でも十分です。しかし必要な速度は利用するサービスごとに異なるため、一概にこの速度であれば大丈夫とはいいきれません。

また、通信速度よりもネットの反応速度であるPing値(ms)が影響している場合もあります。事前に、ポケット型Wi-Fiを使ってどんなインターネットサービスを利用したいのかを考えておきましょう。

メールなどテキストだけの通信であれば、1Mbpsの速度があれば問題なく使用できます。

一方、動画視聴やビデオチャットでのミーティングが多い場合、5Mbps〜10Mbpsの速度ではダウンロードやアップロードに時間がかかるので、遅いと感じてしまいます。またクラウド上でデータを同期している場合は、情報取得に時間がかかる可能性もあります。

スマートフォンやパソコンで動画を視聴する場合は、標準画質の動画の閲覧であれば10Mbps、高画質動画の閲覧の場合は30Mbpsの速度があれば十分です。速度が30Mbps以上、Ping値が50ms以下あると、快適に動画視聴ができます。

関連記事:Ping値の測定・改善方法を知っておこう!ゲームに必要な値も解説

遅いポケット型Wi-Fiはビジネスには使えない?

ビジネスで使うポケット型Wi-Fiは、速度が遅いと業務に支障をきたしてしまいます。下り30Mbps程度あれば、ストレスなくファイルをダウンロードできます。ZOOMでのミーティングでは、下り速度だけでなく上り速度も影響します。

ビデオを利用するので速度が速くないといけないような気がしますが、下り・上りともに1Mbps程度で大丈夫です。速度が遅いことで、会議が途中で止まってしまうなどオンラインでの仕事がスムーズに進まない可能性もあります。オンライン会議の場合は、主催者側だけでなく、参加している側もストレスを感じます。ビジネスでポケット型Wi-Fiを使う場合は、業務に支障が出ないように、事前に速度を確認しておきましょう。

ポケット型Wi-Fiが遅い7つの原因と対処法を解説

ポケット型Wi-Fiの通信速度が遅くなる主な原因は7つです。それぞれの原因について解説します。

スマホやパソコンの性能が低いか故障している

ポケット型Wi-Fiの速度が遅くなる原因として、スマートフォンやパソコンの性能が低い、もしくは故障している可能性があります。

現在インストールされているOS(オペレーティングシステム)が、最新のものか確認しましょう。スマートフォンやパソコンのOSが古いことが原因で、速度が遅くなっているかもしれません。

また、スマートフォンやパソコン自体が古く、最新のソフトウェアに対応していないと、動作が遅くなり通信が遅いと感じます。もし、使用しているOSが最新版にアップデートされているにもかかわらず通信が遅いと感じる場合は、メモリやストレージ、CPUの性能不足などによる動作の遅さが原因です。スマートフォンやパソコンの空き容量を確認してみましょう。

性能が下がったスマートフォンやパソコンは、バッテリーの消耗が激しくなる、本体が異常に熱くなるなど、インターネットの通信速度が遅くなること以外にも、さまざまな症状が出てきます。スマートフォンやパソコンを使用中に本体が熱くなってきたと感じたら、熱を逃がしましょう。

Wi-Fiの電波が干渉、もしくは遮断されている

ポケット型Wi-Fiが使っている周波数帯は、電子レンジなどの電化製品やBluetoothでも使われている2.4GHz帯が一般的です。そのため、ポケット型Wi-Fiは身近で利用されている電化製品などの影響を受けやすくなっています。

2.4GHz帯は、壁や床などの障害物があっても電波が遠くまで届きやすいというメリットがあります。一方で、他の電化製品から出ている2.4GHz帯の電波とポケット型Wi-Fiの電波が重なると、お互いが干渉してしまいポケット型Wi-Fiの電波が弱まります。

アパートやマンションなどの集合住宅の場合、近隣住民が使っている2.4GHz帯の電波とポケット型Wi-Fiの電波が干渉して、通信の速度低下や切断につながることがあります。近くに電化製品を置いていないか、隣の部屋の電波がこちらまで届いていないか確認しましょう。

電子レンジ

電子レンジは、食品に含まれる水分子を2.4GHzのマイクロ波で振動させることにより加熱します。ポケット型Wi-Fiと同じ周波数帯を使用しているため、電子レンジを使用している時や、電子レンジの近くにポケット型Wi-Fiを設置している場合などは電波干渉が起きやすくなります。

コードレス電話

コードレス電話の現在の主流は1.9GHz帯ですが、10年以上前に販売されたコードレス電話は2.4GHz帯を使用しているものが多いため、古いコードレス電話を使用している人は説明書を見直してみましょう。2.4GHz帯を使用しているコードレス電話の場合、通話中にポケット型Wi-Fiの電波と干渉を起こして、通信が不安定になることがあります。

ポケット型Wi-Fi本体の性能が低い、もしくは故障している

ポケット型Wi-Fi本体の問題で速度が遅くなる場合もあります。ポケット型Wi-Fiの性能が低い場合や故障している場合は、いくら対策しても通信速度は速くなりません。

ポケット型Wi-Fi本体のアップデートをしていない場合も、通信速度が遅くなることがあります。バッテリーを長持ちさせる機能がついているポケット型Wi-Fiの場合、バッテリーの持ちが優先され、通信速度が遅くなることがあります。

ポケット型Wi-Fiの性能が低い、もしくは故障している場合は、本体そのものを交換することがおすすめです。

通信規格が古い

スマートフォンやパソコンのソフトウェアを更新していない場合や、古いポケット型Wi-Fiを使用している場合、Wi-Fiの通信規格が古いことがあります。通信規格が古いと通信速度も遅くなります。自分の使用しているポケット型Wi-Fiの通信規格を確認しておくことも大切です。

ポケット型Wi-Fiの交換

ポケット型Wi-Fiの本体に問題があり通信速度が遅くなっている場合は交換してもらいましょう。契約形態や補償サービスへの加入状況にもよりますが、ポケット型Wi-Fi本体に1年間の保証期間を設けているメーカーもあります。保証期間内であれば、無償で本体を交換してもらえる可能性が高いため、保証書を確認してメーカーに問い合わせしてみましょう。

電波が弱い

ポケット型Wi-Fiは、使用する場所によって電波状況が変わり、通信速度に影響します。電波状況はポケット型Wi-Fi本体に表示されるアンテナの本数で確認できます。アンテナが2本以下の場合は、電波が弱くポケット型Wi-Fiの通信速度も遅くなりがちです。

電波が弱いことが原因で速度が遅いのであれば、対応エリアが広範囲のポケット型Wi-Fiの購入も検討してみましょう。

Wi-Fi中継器の追加

家の中で通信が不安定な場合、Wi-Fiの中継器を追加するのもおすすめです。中継器を設置することで、ポケット型Wi-Fiから電波が届くエリアが広がり、ポケット型Wi-Fiと通信できる距離も長くなります。中継器によってインターネット接続が切断されにくくなり、速度も速まるのが魅力です。

ポケット型Wi-Fiを家の中で使う時に電波が不安定で悩んでいる人は、Wi-Fiの中継器を追加することも対策になります。

ホームルーターやクレードルを利用する

Broad WiMAXのポケット型Wi-Fi(WX06など)には、クレードルと呼ばれるスタンド型の拡張機器があります。電波が弱い場合、ポケット型Wi-Fiにクレードルを接続して、クレードルと端末を無線接続から有線接続へ切り替えることで通信が安定します。

電波が届きにくいと感じた時にクレードルを利用すれば、安定した通信できるので、ポケット型Wi-Fiを外に持ち運びしない人や有線接続ができる端末を利用している場合は、クレードルの購入も検討してみましょう。

電波の受信状況が悪い

ポケット型Wi-Fiの電波状況に問題はなくても、ポケット型Wi-Fiと端末(スマートフォンやパソコン)の間の電波が弱く、速度が遅くなる場合もあります。

ポケット型Wi-Fiと端末の間の電波が弱くなる原因は、ポケット型Wi-Fiと端末の距離が遠いことや、ポケット型Wi-Fiと端末の間に障害物があることなどが考えられます。

一般的に無線の電波が届く範囲は、屋外では500m程度、屋内では100m程度といわれています。しかし、障害物や天候、場所によって通信可能な距離は異なります。ポケット型Wi-Fiと端末の間に障害物があると通信可能な距離が短くなり、速度が遅くなります。ポケット型Wi-Fiと端末は、距離を近づけて使用すると通信速度を向上させることができます。

(参照元:au「よくあるご質問」)

通信障害が起きている

基地局など、プロバイダー側で発生した通信障害が原因で、ポケット型Wi-Fiの電波が弱くなり、場合によっては圏外になることがあります。

プロバイダー側の通信障害が原因の場合は、通信障害が復旧するまで待つしかありません。通信障害が復旧しなければ、ポケット型Wi-Fiを使用することはできません。状況によっては復旧まで数時間かかることもあります。

もし、利用しているプロバイダーの公式ホームページにアクセスできる場合は、通信障害の情報を確認しましょう。

契約しているWi-Fi提供会社の設備が許容範囲を超えている

近年のテレワークや在宅ワーク増加により、契約しているWi-Fi提供会社の設備が許容範囲を超えてしまっていることがあります。

ポケット型Wi-Fiは、利用者が電波を共有しながら使うため、利用者が増えれば増えるほど回線が混雑して速度が遅くなります。Wi-Fi提供会社によっては、回線混雑を避けるために1カ月あたりのデータ使用量や1日あたりのデータ使用量に制限を設けていることもあります。

回線が混み合っている時間帯を避ける

ポケット型Wi-Fiは、利用者が多いほど速度が遅くなるのが特徴です。一般的に、利用者が多い時間帯は18時以降で、標準時の半分近い速度になる場合があります。混雑時を避けると速度の低下を回避しやすいでしょう。

ポケット型Wi-Fiの遅さを改善するための方法

ポケット型Wi-Fiは使用する環境を変えるだけで、速度の遅さを改善できます。通信速度の遅さを改善する、7つの代表的な対策を紹介します。

インターネット回線自体を変更する

ポケット型Wi-Fiの通信が遅い原因が、契約しているWi-Fi提供会社の設備が許容範囲を超えてしまっている場合、速度を改善するためにインターネット回線自体を変更する方法があります。

プロバイダーを変更する

プロバイダーの通信方式や設備が原因で速度が遅くなる場合もあります。利用者数が増えても対応できるプロバイダーがある一方で、利用者数の増加に対応できないプロバイダーもあります。その場合、利用者数が増えると通信障害で速度が遅くなり、接続できなくなることもあります。

プロバイダーが、通信設備までの接続に使っている方式も速度に影響します。接続方式に不安がある時は、最新の接続方式に対応しているプロバイダーへ変更するのがおすすめです。

接続している周波数帯を切り替える

ポケット型Wi-Fiの周波数帯2.4GHz5GHz
特徴電波が遠くまで届くが、
干渉しやすい
電波が遠くまで届かないが、
干渉しにくい
障害物の影響障害物に強い障害物に弱い

ポケット型Wi-FiのWi-Fi周波数は、一般的に2.4GHzが初期設定になっています。2.4GHzの周波数帯の電波は、遠くまで届くことが特徴です。家庭の電化製品と電波干渉はしやすいですが、壁やドアなどの障害物には強いです。

5GHzの周波数帯の電波は、2.4GHzよりも遠くまで届かず、壁やドアなどの障害物に弱いです。しかし、電化製品と電波干渉をしにくいので、速度が遅くなりにくい特徴があります。

ポケット型Wi-FiのWi-Fi周波数を5GHzに切り替える場合は、障害物の影響に注意しましょう。電波は直線的に進む特性があるため、一軒家で階を分けて利用する場合には正常に電波が届かない場合があります。

ルーターとの距離が近く、ポケット型Wi-Fiと端末(スマートフォンやパソコン)との間に障害物が少ない場合、安定した高速通信が可能になります。5GHzの特性を考え、2.4GHzから切り替えてみるものおすすめです。

スマホやパソコンの買い替え

スマートフォンの寿命は約3年といわれています。また、パソコンは5年程経つとトラブルが増え、OSは発売から10年程度でサポートが終了してしまいます。

古くなったスマートフォンやパソコンは、性能が徐々に低下していきます。起動時間が異常に長い場合や、データの読み込みが遅い場合などは買い替えを検討しましょう。

パソコンは性能が低下してしまっても修理で対応できる場合がありますが、スマートフォンは修理を前提として作られていないため買い替えが基本になります。

優先接続に切り替えて様子を見る

ポケット型Wi-Fiを持ち歩いて使用していると、街中のフリーWi-Fiに自動的に接続してしまうことがあります。フリーWi-Fiに切り替わり電波が不安定になると、通信速度が遅くなり快適に使用することが困難になります。

フリーWi-Fiに接続されると、自動でポケット型Wi-Fiへの接続には切り替わりません。近くのフリーWi-Fiに切り替わってしまい通信速度が安定しない時は、スマートフォンやパソコン側のWi-Fi設定で、ポケット型Wi-Fiを選択しましょう。

ポケット型Wi-Fiを買い替える

速度が遅い原因がポケット型Wi-Fiの故障による場合、買い替える必要があります。ポケット型Wi-Fiの性能は年々進化し続けているため、自分が使っているポケット型Wi-Fiが古いと感じたら、新機種に買い替えてみるのもおすすめです。

ポケット型Wi-Fiを買い替える際の注意点として、対応しているWi-Fiの規格を確認することも大切です。端末(スマートフォンやパソコン)が新しいWi-Fiの規格に対応していても、ポケット型Wi-Fiが新しいWi-Fiの規格に対応していなければ、期待通りの速度が出ません。

最新のポケット型Wi-Fiは、複数のWi-Fiの規格に対応していることが多いですが、一部のWi-Fi規格が使えない機器もあるため、購入時に確認しておきましょう。

ポケット型Wi-Fiの置き場所を変えてみる

ポケット型Wi-Fiは置く場所によって電波の受信状況が大きく変わります。ポケット型Wi-Fiは、外の基地局と電波のやり取りをしているので、外で使用すると速度が速くなります。

室内で速度が遅いと感じたら、ポケット型Wi-Fi本体を、基地局からの障害物が少ない窓際に移動させてみましょう。室内で一番スムーズに電波の受信ができる、つまりアンテナ本数が多くなる位置を見つけることが大切です。Wi-Fiの電波はポケット型Wi-Fiを中心に球体状に飛ぶため、部屋の中心に置くと部屋全体で安定的に接続できます。

室内のどの場所で試してもまったくアンテナ本数が増えない場合は、電波を受信できていない可能性があります。ポケット型Wi-FiのディスプレイやLED表示を確認しても解決しない場合は、プロバイダーに問い合わせましょう。

ポケット型Wi-Fiは隠さない

ポケット型Wi-Fiを、ホコリや汚れから守るためにケースに入れている人もいます。しかし、5GHzの電波は障害物に弱いため、ケースや棚、布やカバーによって電波が不安定になります。また、ケースに入れることで熱がこもり不具合を起こす危険性もあります。速度の遅さが気になる場合は、ポケット型Wi-Fiを隠してしまっていないか確認しましょう。

スマホやポケット型Wi-Fiを再起動する

パソコンやスマートフォンがフリーズする、ポケット型Wi-Fiの通信状態が悪い状況の時は、端末とポケット型Wi-Fiを再起動してみましょう。

再起動しても改善されない場合は、ポケット型Wi-Fiのリセットボタンを押すという方法があります。リセットボタンを押すことで、パソコンやスマートフォンとの接続が初期化されるので、改めて設定する必要があります。

また、パソコンやスマートフォンでも、Wi-Fiネットワーク一覧からポケット型Wi-Fiを削除して、再設定しましょう。

ポケット型Wi-Fiの乗り換えを検討する時の選び方

現在使用しているポケット型Wi-Fiの通信速度が遅く、対策しても改善されない場合にはポケット型Wi-Fiからの乗り換えを検討しましょう。

現在使用しているポケット型Wi-Fiよりも優れているサービスに乗り換えるには、自分にあった接続方法を選ぶことが重要です。

自宅での作業メインなら光回線

光回線は、データ容量や速度制限を気にすることなく、自由にインターネットを使用できます。在宅ワークやテレワークなど、自宅での作業がメインになっている人には、光回線がおすすめです。

光回線は光ファイバーを使って通信を行います。光ファイバー回線では、情報を電気信号や光信号に変えて情報を伝達します。電磁波の影響を受けにくく、大容量のデータを長距離送ることができます。基地局からの距離が速度へ与える影響が少ないため、安定した通信が可能です。

ポケット型Wi-Fiと光回線の違いを表で確認していきましょう。

ポケット型Wi-Fi光回線
使用できる場所家の中・外出先など家の中のみ
通信速度光回線より遅い速い
(下り・上り 最大1Gbps)
通信制限契約プランによるなし
月額料金 (平均価格)4,500円※1マンション:3,000~4,000円※2
戸建て:5,000~6,000円※2
工事不要必要
使用開始までの日数最短で契約当日から使用可能3週間前後

※1 「ポケット型Wi-FiはWIMAXが人気-ポケット型Wi-Fiの契約状況112人にアンケート調査」
  調査会社:株式会社LANY 調査期間:2022年3月21日〜24日
  対象:20代 〜50代の男女 回答数:112 調査方法:インターネット調査
※2 「光回線の料金やキャッシュバックはいくら?気になる光回線のお金事情をアンケート調査」
  調査会社:株式会社LANY 調査期間:2022年2月20日〜2月22日
  対象:10代〜60代の男女 回答数:132 調査方法:インターネット調査

ポケット型Wi-Fiの場合、場所を問わずどこでも利用できますが、回線速度や通信の安定性は光回線より劣ります。一方、光回線は通信速度や安定感は抜群ですが、使用するためには工事が必要です。

この他にも、ポケット型Wi-Fiと同様にモバイル回線を使ってインターネット通信を行う据え置き型の「ホームルーター」があります。コンセントにつなぐだけで利用できるため、設置が簡単です。光回線よりも安定性は下がりますが、複数の機器で同時に接続できます。

それぞれの違いを理解した上で、利用目的に合った接続方法を検討しましょう。

通信速度が速いポケット型Wi-Fiを探す

外出先からパソコンでインターネットに接続する場合、持ち運びができない光回線よりもポケット型Wi-Fiが便利です。

通信速度はポケット型Wi-Fiよりも光回線の方が速いですが、ポケット型Wi-Fiの中でも通信速度が速い端末を利用することで、外出先でも比較的快適にインターネットを楽しめます。

おすすめのポケット型Wi-Fiは?

Broad WiMAX

BroadWiMAXのギガ放題バリュープランやギガ放題フリープランは毎月のデータ容量制限 ※1がなく、通信制限も緩和されたことでより使いやすくなっています。通信速度は最大2.7Gbps(下り) ※2※3で、読み込みが遅いというストレスから解放され、仕事で使用する場合も安心です。

BroadWiMAXの最新機種は、Speed Wi-Fi 5G X11※3やGalaxy 5G mobile Wi-Fi※3です。機種ごとのスペックは公式ホームページに記載されているので、自分に合った機種を探してみましょう。

※1 一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります
※2 ベストエフォート型サービスです。記載の速度は技術規格上の最大値であり、実使用速度を示すものではありません
※3 5Gは一部エリアで提供

環境を改善しても遅いままならポケット型Wi-Fiを乗り換えよう

ここまでポケット型Wi-Fiが遅い7つの原因や、ポケット型Wi-Fiの遅さを改善するための方法を解説してきました。

ポケット型Wi-Fiが遅くなる主な原因は、電化製品による電波干渉や基地局との間にある障害物が挙げられます。

改善策としては、電子レンジなどの2.4GHz帯を使っている電化製品の近くでポケット型Wi-Fiを使用しない、ポケット型Wi-Fiが接続している周波数帯を5GHzに変更する、ポケット型Wi-Fiと端末(パソコンやスマートフォン)の間に物を置かないことです。

もし、ポケット型Wi-Fiの周辺環境を改善しても通信速度が遅いままの場合は、ポケット型Wi-Fiの乗り換えも検討しましょう。

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