モバイル型Wi-Fiルーターは無制限で使える?おすすめの無制限モバイル型Wi-Fiルーターも紹介!

2022.10.07
モバイル型Wi-Fiルーターは無制限で使える?おすすめの無制限モバイル型Wi-Fiルーターも紹介!

モバイル型Wi-Fiルーターの契約を検討している方のなかには、無制限で使えるルーターを探している方も多いのではないでしょうか。

しかしモバイル型Wi-Fiの各サービスを見ても、完全な無制限の条件のプランを用意しているサービスがなかなか見つからないと悩んでいる方も多いのではないかと思います。

そこで本記事では、無制限で使えるモバイル型Wi-Fiルーターはあるのか、またおすすめのモバイル型Wi-Fiルーターについて解説します。

本記事を読めば、無制限には2種類があること、またどのような点に注意してモバイル型Wi-Fiルーター選びをすればよいのかがわかります。

モバイル型Wi-Fiルーターの契約を検討している方、またサービス選びにつまずかれている方は、ぜひ最後までご覧ください。

※本記事は2022年10月6日に作成されたものです。
現在の状況とは異なる可能性があることをあらかじめご了承ください。

「完全」無制限のモバイルWi-Fiは存在しない!

モバイル型Wi-Fiの前提として「完全」無制限で利用できるモバイル型Wi-Fiルーターは、ありません。

現在利用できるのは、「実質無制限」と呼ばれるモバイル型Wi-Fiのみで、「完全無制限」のモバイル型Wi-Fiルーターはすべて姿を消しています。

ここでは、モバイル型Wi-Fiルーターにおける実質無制限とは何なのか、また実質無制限の違いとは何かについて解説していきます。

「実質無制限」のモバイルWi-Fiは存在する

モバイル型Wi-Fiで「容量無制限」といった場合、存在するのは「実質無制限」と呼ばれるものだけで「完全無制限」のものはありません。

完全無制限とは文字どおり毎月の通信容量に制限がなく、完全に無制限に通信できるプラン条件のことを指します。一方の実質無制限は、一時的に制約が生じる可能性があるという意味で、完全に無制限ではないものの「ほぼ」無制限に近い条件で利用できるものを指します。

たとえばBroad WiMAXは月間のデータ通信量を無制限としていますが、WiMAX2+回線を使った通信では、3日間で10GBまでという短期での利用制限を設けています。

この利用制限を超過すると通信速度が制限され、翌日まで通信速度が一時的に1Mbpsまで低下してしまいます。これは短期間での通信制限が課されているためで、完全無制限ではありません。

完全無制限のモバイルWi-Fiルーターの契約がない理由

完全無制限のモバイルWi-Fiルーターのプランがない理由は何でしょうか。
2020年ごろまではモバイル型Wi-Fi各社より、完全無制限を謳うサービスが多く提供されていました。

しかし、利用者の急増で通信の品質が急激に悪化する例が頻発し、回線に負荷がかかり過ぎて大規模な通信障害が起きたこともありました。

総務省の行政指導によって各社ではサービスの見直しが相次ぎ、その結果、現在では完全無制限のモバイル型Wi-Fiサービスは存在していません。

モバイルWi-Fiルーターにおける通信制限の種類とは

モバイル型Wi-Fiルーターの通信制限には以下の2種類があります。

 ● 完全無制限
 ● 実質無制限

それぞれ詳しく解説していきます。

完全無制限

「完全無制限」とは、文字どおり月間のデータ通信容量と短期間での通信容量に制限のないWi-Fiサービスやプランのことです。

前述のように2020年ごろまでは、多くのモバイル型Wi-Fi各社で完全無制限を掲げたサービスをリリースしており、低価格の月額料金設定によって圧倒的な人気を集めていました。

しかし、利用者が急増したこと、また一部のユーザーによる過剰な利用によって回線は逼迫し、通信品質が急激に悪化する事態となってしまいました。

その結果、ある特定のサービスで大規模な通信障害が発生し、総務省が行政指導を行う結果となりました。

この事件によって、多くのモバイル型Wi-Fiサービスではプランの見直しが進むこととなり、現在ではすべてのサービスから完全無制限のプランはなくなっています。

実質無制限

「実質無制限」とは「3日間10GB」のような、短期間での通信制限のあるWi-Fiサービスやプランのことです。

実質無制限のサービスにはWiMAXがあり、たとえばBroad WiMAXではギガ放題バリュープランで短期間に大量の通信を行った場合に速度制限がかかります。

Broad WiMAXの公式サイトには「一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります。」と書かれていて「3日間で10GB」といった具体的数字ではないものの制限自体はあることがわかり、完全無制限に近づきながらも「実質無制限」にあたるものとなっています。

またもうひとつの実質無制限として「限定された回線でのみデータ容量が無制限」という条件のものもあります。具体的には楽天モバイルのことで、本記事執筆時点では同サービスが唯一こちらの条件を採用しています。

楽天モバイルでは楽天回線での通信のみ無制限での通信を可能としており、楽天回線の圏内であれば通信容量による通信の制限や速度制限はありません。

ただし、楽天の回線はエリアが狭く、使える範囲は非常に限定的です。
2020年のサービス開始以降、少しずつ対応エリアは広がっていますが、主要なエリアは都市部にまだ限定されており、楽天回線のみの通信だけですべてに対応するのは実質的に難しい状況です。

なお楽天モバイルは、楽天回線の圏外ではパートナー回線であるau回線を使用しており、利用できるデータ通信量は1か月5GBのみとなっています。

このようにエリア外での通信容量から見ても、楽天モバイルだけでモバイル型Wi-Fiとしての利用をまかなうのはやや難しい状況です。

月間のデータ使用量が多いユーザーにとっては実質無制限の方が総合的な使用量を気にせず使えるため、おすすめできます。

完全無制限のモバイルWi-Fiが利用できない理由は?

ここまでの解説のなかで、なぜ完全無制限のモバイル型Wi-Fiが利用できないのか疑問に思われた方も多いかと思います。

ここでは、なぜ完全無制限のモバイル型Wi-Fiが利用できなくなったのか、その理由について詳しく解説していきます。

理由は主に下記の3つです。

 ● 無制限SIMカードの供給が終了したため
 ● 大容量SIMカードの供給量が減少したため
 ● 過負荷によるサーバーのダウンを防止するため

それぞれ見ていきましょう。

無制限SiMカードの供給が終わったため

まず理由として挙げられるのが、無制限SIMカードの供給の終了です。
モバイル型Wi-Fi各社は、通信回線をドコモ、au、ソフトバンクから借りており、利用するSIMカードも各キャリア会社から借り受けたものです。

完全無制限のプランも、サービス開始当初は利用者も少なかったことから成り立っていました。
しかし、利用者の急増でサーバーへの負荷が過大なものとなり、サーバーの安定性が維持できなくなってしまい、回線キャリア各社は無制限SIMカードの提供を終了してしまいました。

つまり新規に無制限SIMカードを使うことができなくなってしまったことが、完全無制限の終了に繋がったといえます。

大容量SiMカードの供給量が減少したため

サービス開始当初は無制限SIMカードにより完全無制限を実現していたWi-Fi各社ですが、無制限SIMカードの供給が終了したことにより、新規の完全無制限が不可能になりました。

そのため通常の通信制限のある大容量SIMカードを大量に用意し、通信制限がかかる前にサーバー上で新しいSIMに切り替えるという方法をとることで、疑似的な完全無制限の提供を継続しました。

しかし無制限SIMカードに続いて大容量SIMカードの供給も減少してしまい、切り替え先として用意する空きのSIMカード自体が不足しまうという状況にいたってしまいました。

その結果、別のSIMカードへの切り替えもままならなくなってしまったという背景があります。
この手法の失敗は大規模な通信障害へと発展し、完全無制限の本格的な終了へとつながることになってしまいました。

サーバーパンクを防止するため

完全無制限での通信は、多数のユーザーが同時に大量の通信を行ってもそれをコントロールできないため、サーバーに過剰な負荷がかかる場合があります。

また過去には、特定のサービスで一部のユーザーがTB(テラバイト)単位の膨大な量の通信を行ったことでサーバー障害へと繋がったケースもありました。

現在、多くのモバイル型Wi-Fi各社では、データ通信量に応じた速度制限を設けることで、サーバーへの負荷の集中を防ぐ方法を取っています。

完全無制限のモバイルWi-Fiの現状

2020年には複数の完全無制限型のモバイル型Wi-Fiで、大規模な通信障害が発生しました。

その結果、特定のモバイル型Wi-Fiに対する総務省の行政指導という事態に発展し、その後各社の完全無制限のWi-Fiプランの提供は見直さざるを得ない状況となりました。

その後、完全無制限のモバイルWi-Fi各社は新規受け入れの停止とあわせて、プラン内容の変更や代替プランを発表し、ユーザーへのプラン移行のお願いや返金対応などを行なっています。

現在では完全無制限をうたうモバイル型Wi-Fiは1件もなく、100GBや200GBなどの大容量プランを主体としたサービス構成へと移行しているのが現状です。

実質無制限のモバイルWi-FiでおすすめはWiMAX!

モバイル型Wi-Fiを契約するなら、実質無制限のWiMAXがおすすめです。

しかしWiMAXはプロバイダが多く、かつプロバイダごとにキャッシュバックやプラン構成などに違いが多く、どこで契約するのがお得なのか迷ってしまいがちです。

そこでこちらでは、WiMAXのなかでも優先的に検討したい、おすすめのプロバイダをご紹介します。

ヨドバシWiMAX

ヨドバシWiMAX

ヨドバシWiMAXとは、国内最大手の家電量販店・ヨドバシカメラの名前のついたWiMAXです。
実質的な運営は、ヨドバシカメラの子会社であるワイヤレスゲート社が行なっています。

ヨドバシWiMAXの特徴は、他社のWiMAXでは利用できない無料の公衆LAN「ワイヤレスゲートWi-Fi」を利用できることで、WiMAX回線に不具合が出ても街中にある公衆LANが使えるのがメリットです。

ヨドバシWiMAXでは、契約時にヨドバシカメラの商品が最大10,000円分割引になるなどのお得なキャンペーンを行なっている場合があり、契約前には事前のチェックがおすすめです。

プラン名ヨドバシWiMAX 5G+
月額料金(税込)4,268円~
事務手数料(税込)3,300円
契約期間なし
最大通信速度(下り)2.7Gbps
最大通信速度(上り)183Mbps
支払方法クレジットカード

GMOとくとくBB WiMAX

GMOとくとくBBWiMAX

GMOとくとくBBは、WiMAXを始めとした多数の通信回線を手がける大手プロバイダです。
同プロバイダのWiMAXであるGMOとくとくBB WiMAXは高額なキャッシュバックでも人気で、最大49,000円以上も還元されることから、新規申込者の多いプロバイダです。

ただし懸念点としては、キャッシュバックの受け取り方の複雑さから、本来もらえるはずのキャッシュバックをもらい損ねたという声で、契約するにあたってはプロバイダから示されるキャッシュバックの受領手順をよく確認しておく必要があります。

特に手続きの開始が契約から1年以上あとで、期間も1か月程度と非常に短い点には注意しておきましょう。

プラン名GMOとくとくBB WiMAX
月額料金(税込)1,474円~
事務手数料(税込)3,300円
契約期間24ヶ月
最大通信速度(下り)2.7Gbps
最大通信速度(上り)183Mbps
支払方法クレジットカード

UQ WiMAX

UQ WiMAX

WiMAXの本家ともいえるのが、UQ WiMAXです。

KDDI傘下のUQコミュニケーションズが運営しており、他社のWiMAXプロバイダはこのUQコミュニケーションズの回線を借りているかたちです。

プロバイダ提供のプランと比較すると価格が割高ですが、サポート窓口の充実など、ほかのプロバイダでは受けられない手厚いサービスと利用のしやすさが魅力です。

プラン名ギガ放題プラス
月額料金(税込)4,268円~
事務手数料(税込)3,300円
契約期間なし
最大通信速度(下り)2.7Gbps
最大通信速度(上り)183Mbps
支払方法クレジットカード、口座振替

Broad WiMAX

Broad WiMAX

Broad WiMAXは現在提供されているギガ放題バリュープラン、ギガ放題フリープランのどちらでも初月の月額料金1,397円(税込)にされているのが特徴です。

初月の月額料金が1,397円(税込)、2カ月目以降はギガ放題バリュープランで月額3,883円(税込)、ギガ放題フリープランで4,070円(税込)となります。

また、Broad WiMAXは他社からの乗り換えに手厚く、初期費用無料キャンペーンとしてWebフォームから、ギガ放題バリュープランまたはギガ放題フリープランをクレジットカード払いで申込み指定のオプションに加入した場合、初期費用を20,743円(税込)割引してくれます。

さらに、Broad WiMAXが合わなかった方向けにも、指定する他サービスへの乗り換えであれば解約違約金が免除される「いつでも解約サポート」を用意しています。

乗り換えやすく解約しやすいという、ユーザーにとって負担の少ない、利用しやすいWiMAXです。

プラン名ギガ放題バリュープランギガ放題フリープラン
月額料金(税込)初月:1,397円(税込)
2カ月目以降: 3,883円(税込)
初月:1,397円(税込)
2カ月目以降: 4,070円
事務手数料(税込)3,300円3,300円
契約期間24ヶ月なし
最大通信速度(下り)2.7Gbps2.7Gbps
最大通信速度(上り)183Mbps183Mbps
支払方法クレジットカード、口座振替クレジットカード、口座振替

高額な解約違約金は回線契約のネックとなりやすいものの、ギガ放題フリープランでは縛りがなく、いつ解約しても契約解除料はかかりません。

ギガ放題バリュープランでは0~24ヵ月目までの解約に対しては3,883円(税込)が発生しますが、25カ月目以降は0円となっており、長期的な利用を考えている人にはおすすめできます。

また支払方法に口座振替が選べるのも特徴で、クレジットカードのみの対応が多いWiMAXプロバイダのなかで、クレジットカードなしで利用できる貴重なプロバイダといえます。

ユーザーにとって条件の整った利用しやすいWiMAXなので、契約を考えている方はぜひBroad WiMAXを検討してみてください。

実質無制限のモバイルWi-Fiルーターを選ぶポイント

実質無制限のモバイル型Wi-Fiルーターを選ぶ場合はWiMAXから選ぶかたちになりますが、WiMAXを契約する際に付けておきたいいくつかのポイントがあります。

主にチェックしておきたいポイントには以下の7つがあります。

 ● プロバイダによる料金の違いはあるか
 ● ルーターがレンタルか購入か
 ● 利用可能な支払い方法は何か
 ● 生活圏が対応エリアになっているか
 ● 最高速度や実測値はいくつか
 ● 端末の機種は最新か
 ● 最低利用期間や解約金など縛りはあるか

それぞれ詳しく解説していきます。

サービスごとの特徴の違いに気を付ける

WiMAXは本家のUQ WiMAX以外にも、たくさんのプロバイダから提供されており、それぞれのサービスが独自の料金を設定しています。

ほとんどのプロバイダでは、UQ WiMAXと比較してよりリーズナブルな月額料金を設定しており、プロバイダによってはキャッシュバックなどのユーザー還元も積極的に行なっています。

WiMAXはどのプロバイダで契約しても、UQ WiMAXと同じ回線を使うことから、通信品質に大きな違いはありません。

サービスごとの違いとして、キャンペーンやプランなどを確認し、納得のいくサービスを選ぶのが、WiMAXの上手な利用のためのポイントです。

レンタルかどうか

Wi-Fiルーター端末のレンタルサービスもあり、短期での利用の場合はこちらがおすすめです。
またWiMAXを1年や2年で契約する場合、端末は基本的に購入のかたちとなります。

端末がレンタルの場合はレンタル料が、また購入の場合は購入費用がかかります。レンタルの方が短期間での利用のしやすさはありますが、長期での利用になると逆に購入した方が安くなってしまいます。

想定している利用期間に合わせたサービス選びが重要です。

支払い方法を確認する

WiMAXは支払い方法への対応が、プロバイダによって異なります。

各社ともクレジットカードには対応していますが、それ以外の支払い方法はプロバイダごとに異なり、特に口座振替に関してはほとんどのプロバイダで対応していません。

クレジットカードを持っていない、使いたくないという方はプロバイダが限られてくるため要注意です。なお、WiMAXで口座振替に対応しているおすすめのプロバイダは下記の3社です。

 ● Broad WiMAX
 ● BGLOBE WiMAX
 ● UQ WiMAX

生活圏が対応エリアになっているか

生活圏や実際に使用する場所が対応エリアになっているかも事前に確認しておきたいポイントです。

WiMAXは都市部ではおおむね対応していますが、スマホと比べると対応エリアは狭く、田舎では一部使えないエリアもあります。WiMAXでは対応エリアを公開しており、公式サイトではサービスエリアマップの確認もできます。

また具体的に指定した住所での電波の入りをチェックする「ピンポイントエリア判定」も実施しており、電波の状態を「◯」「◯〜△」「△」「×」の4段階で判定ができます。

ほかのモバイル型Wi-Fiと比較してもエリアの状態をかなり詳しく確認できるので、申込前にチェックしておきましょう。

参照サイト: WiMAX(ワイマックス)提供エリア | 【公式】Broad WiMAX

またそれでも実際に電波が入るか不安な方向けに、Broad WiMAXでは契約書面を受領した日から起算して8日以内に指定の方法で申請すれば契約解除が可能となっています。

最高速度や実測値はいくつか

Wi-Fiの公式サイトに掲載されている通信速度は最高値で、すべての条件が整った際に初めて実現する理論値です。

実際の利用の場面では、自分以外のユーザー数の多さやそれぞれのユーザーのトラフィック、またWi-Fiの電波の入り具合などによって速度は下がります。

気にするべきは最高速度ではなくあくまで実際に出ている実測値の速さなので、実機のレンタルやネットの口コミなどから実際のスピードをよく確認しておく必要があります。

下記のサイトでは、固定回線やモバイル型Wi-Fiの通信速度の実測値が居住地とともに多数投稿されており、自分に近い環境の通信速度を参考にできます。

参考サイト:みんなのネット回線速度(みんそく) | 速度比較が出来る通信速度測定サイト

またWiMAXの場合は、契約書面を受領した日から起算して8日以内に、指定の方法で申請すれば契約解除が可能です。

契約してみたものの「家の電波環境が悪い」「自室では電波が入らない」といった場合にキャンセルできるので、安心して利用に踏み切ることができます。契約に失敗しないためにもぜひ利用したいサービスです。

端末の機種は最新か

利用できる端末の機種も確認しておきたいポイントです。
端末のコンセプトによっては、旧機種の方が最新機種よりも速度が速いということもありますが、基本的には最新機種の方がトータルの性能は高いです。契約する前に最新機種はチェックしておきましょう。

WiMAXの場合、使える端末は各プロバイダで共通ですが、下記の理由で最新の端末が一時的に契約できない場合があります。

 ● 最新機種の追加
 ● 在庫切れ

プロバイダによって最新機種を契約できるタイミングが数日ズレる場合もあるので、契約時にはよく確認しておきましょう。

また、一時的な在庫切れで最新機種が契約できない場合もあります。
在庫切れが解消するタイミングはその都度異なりますが、問い合わせをするかほかのプロバイダで契約するなどの対応が必要です。

最低利用期間や解約金をチェックする

最低利用期間や解約金は必ずチェックしておきたいポイントです。

モバイル型Wi-Fiは契約期間や最低利用期間が設定されており、期間内での解約には解約違約金が発生します。解約違約金は高額であることも多く、1万円以上する場合もあります。

また端末を購入している場合は、その割賦金の残債も一括で支払わなければなりません。多額のお金がかかってしまうので、契約時は下記の点に注意して契約を行いましょう。

 ● 実際に利用する期間に応じて契約期間を決める
 ● 契約期間終了後に解約する
 ● 契約期間のないモバイル型Wi-Fiに契約する

なお、WiMAXの場合、Broad WiMAXでは初期費用無料キャンペーンを行なっていて、ギガ放題バリュープランまたはギガ放題フリープランをクレジットカード払いで、Webから申し込むと。初期費用が20,743円(税込)割引となります。

本来かかる初期費用がなくなれば、契約解除料がかかったとしても総合的にプラスになるといえます。「契約期間が残っているけどWiMAXにしたい」という方はぜひBroad WiMAXを検討してみましょう。

実質無制限のモバイルWi-Fiルーターについてよくある質問

ここからは実質無制限のモバイル型Wi-Fiルーターに関するよくある質問に答えていきます。

完全無制限のモバイルWi-Fiは存在する?

ここまで解説してきたように、完全無制限のモバイル型Wi-Fiは現在1件もありません。

モバイル型Wi-Fiに契約する場合は、使用量に合わせたプランか実質無制限のどちらかのWi-Fiから選ぶかたちとなります。

実質無制限のモバイル型Wi-Fiルーターを使えるまでの手順は?

実質無制限のモバイル型Wi-Fiルーターの利用を始めるためには、次の手順で申し込みを進めます。

  1. 申し込みをするモバイル型Wi-Fiルーターを選ぶ
  2. 公式サイトから申し込みを進める
  3. 自宅にモバイル型Wi-Fiルーターが届く
  4. 簡単な設定をしたら利用開始

モバイル型Wi-Fiの申し込みはネットの公式サイト経由がほとんどで、実店舗を持っているサービスはごく一部しかありません。

専用の登録フォームから、契約プランや希望機種、支払い方法の入力を完了したら、自宅にルーターが届くのを待ちます。

自宅に配送後、電源を入れて簡単な接続設定をすれば、すぐに利用を始められます。

無制限のモバイル型Wi-Fiルーターは法人で契約できる?

サービスごとに対応は異なりますが、契約台数何台以上などの条件によって法人での契約を取り扱っているのが一般的です。

大口になるほど1台あたりの単価が低くなるケースもあるので、個別に問い合わせをしてみることをおすすめします。

なお法人向けの契約は個別に連絡フォームを設けている場合があるので、まずは公式サイト内をチェックしてみましょう。

無制限だから通信速度が遅いことはある?

ここまでの解説のなかでも触れたように、過去に完全無制限のWi-Fiで通信障害が多発したこともあり、最近では各社とも通信の品質の改善につとめているように見受けられます。

しかし通信回線のしくみのうえでは、たくさんのユーザーが同時に大量の通信を行うと、通信速度の低下というかたちで現れてしまいます。

もともとのキャパシティが小さいWi-Fiサービスの場合は、通信速度の低下が起こりやすいかもしれません。しかし実質無制限でもWiMAXは特殊なWiMAX回線を用いており、下り最大2.7Gbps※の高速通信を実現しています。

無制限だから必ずしも通信速度が遅いわけではなく、選ぶサービスによる部分が大きいといえるでしょう。

※本サービスはベストエフォート型サービスです。記載の速度は技術規格上の最大値であり、実使用速度を示すものではありません。エリア内であっても、お客様のご利用環境、回線の状況等により大幅に低下する場合があります。通信速度は機器の能力に依存します。通信速度は、今後、速度低下も含め、変更になる可能性があります。

無制限だから料金は高い?

無制限だから料金が高いとは限りません。
たとえば月間のデータ通信容量が100GBのサービスに契約していたとして、100GBを超過してしまうと通信速度は極端に下がってしまい、通常の利用は難しくなってしまいます。

そのような状況に対応するため、Wi-Fiサービスによっては追加の通信容量を販売しており、月の途中でもユーザーが別途購入できるようになっています。

ただし、料金は通常よりも割高で、長らく同様の状況が続くようであれば、プラン変更の方が割安な場合も少なくありません。

このように、データ通信容量が足りなくなったつど購入するような使い方を繰り返していると、逆に無制限よりも高くついてしまう可能性は十分にありえます。

大切なのは、自分が必要として売るデータ通信量に合ったプランを契約しているかで、それが一番料金を安くあげる方法です。

契約前に自身のモバイル型Wi-Fiの使い方をよく想定しておきましょう。

まとめ

本記事では、おすすめの無制限モバイル型Wi-Fiルーターについて解説しました。

過去の大規模障害を原因とするサービスの見直しなどの結果、無制限モバイル型Wi-Fiの状況は大きく変わり、現在では完全無制限のサービスは消滅してしまいました。

しかし5Gのサービス開始などにともない、従来の限定的な無制限はユーザーの使いやすい方向に少しずつ発展しつつあります。

大容量で使用できる無制限のモバイル型Wi-Fiを探している方は、高速通信も可能なWiMAXを優先的に検討してみることをおすすめします。

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