Wi-Fi中継機は正しく設置しないと効果がない?Wi-Fi中継機の効果的な使い方を解説!

2022.10.25
Wi-Fi中継機は正しく設置しないと効果がない?Wi-Fi中継機の効果的な使い方を解説!

皆さんはWi-Fi中継機という機器をご存知でしょうか。「名前すら聞いたことがなく、どういった機能をもつ機器なのか一切分からない」という方がいれば、一方で「名前は聞いたことがあっても実際に見たことや使ったことがない」という方も多いかもしれません。

最近ではTwitterやInstagramといったSNSが広く普及していることに加え、NetflixやYouTubeなどで映画・動画を見る人も増加しています。そうしたものを利用できるツールの一つであるWi-Fiは、楽しく生活していくうえで欠かせないものになりつつあります。

今回は、そんなWi-Fiを快適に使うための手助けをしてくれる「Wi-Fi中継機」について、効果を引き出すポイントや効果的な設置場所などを紹介していきます。

※本記事は2022年10月20日に作成されたものです。
現在の状況とは異なる可能性があることを予めご了承ください。

Wi-Fi中継機とは?

Wi-Fi中継機とはその名の通り、自宅に設置しているルーターと接続しているスマートフォンなどのデバイス間を中継する機器のことで、自宅のWi-Fi電波が弱い場所でも快適に通信できるようにする効果があります。

そうした役割から、ワンルームで一人暮らしをしている方や、主にWi-Fiを使用する部屋が決まっている方にはあまり必要な機器ではないかもしれません。

一方で、家族で暮らしており各部屋にて複数のデバイスを使用している、家が広くて場所によって通信速度に大きな差が出るといった方々にはWi-Fi中継機が必須でしょう。

通信環境が悪いと誰しもストレスになるため、速度などに不満を感じた際はWi-Fi中継機を利用することで通信環境を改善できるかもしれません。

Wi-Fi中継機の役割

Wi-Fi中継機には、Wi-Fi機器の電波をキャッチして遠くの場所でも安定した電波を供給するという役割があり、家が広ければ広いほど必要性が高まります。

たとえば、コンセントに挿すだけで使用できるホームルーターを家族の集まる居間に設置している場合、ホームルーターから距離の遠い自分の部屋に戻った際、居間にいた時よりも通信速度が遅くなったと感じることもあるでしょう。

ホームルーターに限らず端末が設置されている場所から離れてしまうと、端末とデバイス間の距離が遠くなるうえ壁などの遮蔽物が影響し、通信環境に悪影響をもたらします。

しかし、Wi-Fi中継機を使用すれば安定した速度で通信を行える範囲が広がり、家のどこにいてもストレスなく動画視聴やインターネットの利用が可能になるのです。

ただ、Wi-Fi機器が設置されていない無線状態だと全く効果を発揮しないため、単体で使用する機器ではなく、自宅の通信環境をより良くするためのサポートを行う機器だと認識しておきましょう。

効果を引き出すには設置がポイント

最大限の効果を引き出すためには、設置する場所が重要なポイントになります。

自宅の通信環境を良くしようと設置したにもかかわらず、設置場所が悪いせいでルーター側に負担をかけてしまうことや、逆に通信環境を悪化させてしまうケースがあります。

たとえば、元々距離が近く安定して通信できているのにすぐそばでWi-Fi中継機を設置すると、電波のやり取りが増えてしまい通信速度の低下につながります。

自分は快適な電波環境を整えようと設置したつもりでも、実際は逆効果な場合があるので注意しましょう。

Wi-Fi中継機の効果

家の広さや間取りなど使用する状況は人それぞれですが、Wi-Fi中継機を活用すればより多くの人がさまざまな場所で快適に通信できるでしょう。

ここでは使用することで得られる効果の内容を詳しく紹介します。

ルーターから離れていても電波が届く

今まで電波が届かないくらい離れている場所にも、Wi-Fi中継機を使うことで電波が届けられます。

家族で暮らしている場合は、各々に部屋がありスマートフォンやパソコンを使う場所がバラバラになってしまうため、ルーターの設置場所を家族の集まる居間にするケースが多いでしょう。

しかし、各々の部屋など接続しているスマートフォンやパソコンを使用する場所が変わった際に、通信環境が悪くなります。

距離が離れると電波が届きづらくなるのは当たり前のことで、そのまま使用し続けることも不可能ではありませんが、電波が急に切断されたりすると誰しもストレスを感じるものです。

しかし、中間地点などにWi-Fi中継機を設置すれば電波がより遠くまで届くようになり、離れた部屋でも通信環境が良好になるため、家族全員のストレスを解消できます。

ただ、スマートフォンなどのLTE回線と同じレベルで電波を遠くまでとばせるわけではないため、部屋までの距離が遠すぎると効果を実感できないかもしれません。

遮蔽物があっても快適な通信ができる

ルーターと接続するスマートフォン・パソコンなどの間に遮蔽物があると、電波が届きづらくなり通信に悪影響を及ぼしますが、Wi-Fi中継機を使えば遮蔽物があっても快適な通信ができます。

ルーターを設置している部屋から隣の部屋に移動した際、距離自体はそこまで離れていなくても通信が不安定になったと感じることがありますが、それは壁という遮蔽物が原因なのです。

たとえ近い距離でも遮蔽物を挟む場合は、部屋と部屋の中間にWi-Fi中継機を設置すると通信環境が改善され、どちらの部屋でも快適に通信できるでしょう。

回線の渋滞を防げる

端末ごとにそれぞれ接続可能台数が決まっており、接続可能な台数であっても一つの端末を同時に複数の人が使用すると、回線が渋滞して通信は不安定になります。

しかし、Wi-Fi中継機の設置により通信可能エリアが拡大すれば、多くのデバイスで一つの端末を使用する場合でも回線の渋滞を防げるでしょう。

回線の渋滞がなくなると全員が通信できるため、Wi-Fiを使用する人数が多い家庭でも通信速度などの問題を解決できます。

Wi-Fi中継機ではできないこと

Wi-Fi中継機は離れた場所にも電波が届く、遮蔽物があった場合にも快適な通信ができる、回線の渋滞を防げるなどの強みがありますが、一方でできないこともいくつかあります。

電波を増幅させる

Wi-Fi中継機には電波量自体を増幅させる効果がないため、設置したからといって元々安定して通信できる場所でさらに通信が安定するということはありません。

Wi-Fiを使用したい部屋まで電波が届いてない場合には有効ですが、すでに通信が安定している場所には効果が見込めないため、その点を理解したうえで設置を検討しましょう。

回線の速度を上げる

SNS上の投稿を見ると、快適に通信を行える範囲が広くなったことで回線の速度が上がったと感じている方もいるかもしれませんが、Wi-Fi中継機に回線自体の速度を上げる効果はありません。

速度が上がったと感じるのは、インターネットの利用や動画視聴などをできなかった場所でも快適な通信が行えるようになったからであり、回線速度そのものが上がったわけではないのです。

設置している場所で接続したデバイスを使用しているにもかかわらず速度が遅いと感じた場合は、ルーターの性能や契約しているサービスのエリアが関係しています。Wi-Fi中継機を設置したところで速度に変化は見られません。

回線自体の速度を上げたければルーターを最新のものにするか、住んでいるエリアに適したサービスを利用しましょう。

Wi-Fi中継機はあくまでも通信可能な範囲を広げる機器であり、抱える問題によっては全く効果を発揮しないケースがあるため、導入の際は本当に必要なのかよく確認してください。

中継機を併用する

なかにはより多くのWi-Fi中継機を使うと、遠くまで通信範囲が広がると考える方もいるかもしれませんが、残念ながら複数の機器の併用はできません。

あくまでもWi-Fi中継機の役目は、Wi-Fi機器の電波をキャッチして広い範囲に快適な電波を供給することで、機器を併用して範囲を広げるのは不可能です。

それを踏まえたうえで、より安定した通信が行える範囲を広げたいのであれば、既存の端末よりも通信速度の速い端末を選びましょう。

Wi-Fi中継機の効果的な設置場所

効果を最大限に引き出すためには、設置する場所がかなり重要になってきます。基本的にはWi-Fiルーターと電波が弱い場所の中間に設置しますが、状況次第では置き方を工夫しないと効果を最大限に引き出せません。

壁が厚い場合や、電波を通しにくい場合、家が広い場合など、ここではそうしたケース別でどう配置すればよいのかを詳しく紹介します。

壁が厚い場合

壁などの遮蔽物は電波を遮ってしまうため、なるべく避けて置くことをおすすめします。

周りに障害物がなくなることで通信環境が良好になり、より効果を実感できます。また、ルーター自体は隠れる場所に置かず地面から1〜2mの位置に設置するのがベストです。

電波を通しにくい場合

住んでいる家の材質や構造によっては電波が通りづらい場合もあるため、その場合は可能な限り壁を避けて電波が通りやすい道をつくらなければなりません。

電波の通りやすい道として廊下を選ぶのも一つの手ですが、廊下に設置する際は通行の妨げにならないようコンパクトなWi-Fi中継機を選びましょう。

また、鉄筋コンクリートや鉄は木材よりも電波を通しづらく、電波が反射する可能性もあるため注意が必要です。

家が広い場合

Wi-Fi中継機を併用して機器から機器へ距離を伸ばしていくのは不可能ですが、ルーターからの電波が届く範囲にいくつかの機器を設置すれば、家が広くても隅々まで電波を行き渡らせることが可能です。

たとえば、自宅が3階建ての場合は2階にルーターを置き、1階と3階にそれぞれWi-Fi中継機を設置することで家のどこにいても快適な通信ができます。

しかし、複数台使用する場合は、使いやすさを統一するためにも同じメーカーのものを選ぶとよいでしょう。

2階建てや3階建ての場合

自宅が複数階建ての場合、ルーターとWi-Fi中継機を別の階に設置するとしても可能な限り近くに置く必要があります。

ルーターより上の階に設置する場合は真上の位置・下の階に設置する場合は真下の位置に設置することで床や天井の遮蔽物を極力避けられるため、よりよい通信環境が実現できるでしょう。

電波が混雑している場合

電波が混雑している場合は、置き場所ではなく機器自体に問題があるかもしれないため、既存のものより性能の良い最新のものに変更する必要があります。

ルーターそのものの電波が弱いと、Wi-Fi中継機を活用しても効果が見られず通信環境の改善につながらないため、必ずしも置き場所によって電波が改善するとは限らないことを頭に入れておきましょう。

効果的な設置場所を見つける方法

設置する際は、ルーターとWi-Fi電波を使用したい場所の中間に設置する、家の材質や構造によって置き場所を工夫するという2点を念頭に置き、最も効果的な設置場所を見つける必要があります。

見つける方法としては、スマートフォンを使った方法やアプリを使った方法で、ある程度目星をつけたうえでスマートフォンやアプリを活用し、効果的な設置場所を見つけましょう。

スマートフォン

スマートフォンを使った方法は非常に簡単で、スマートフォンに表示されるWi-Fi電波の強さを確認しながら設置場所を見つける方法です。

自分が普段使っているスマートフォンを持ちながら室内を歩き、最も電波が強い場所にWi-Fi中継機を設置すると効果を最大限に引き出せるでしょう。

歩きながらスマートフォンに表示される電波の強さを確認するだけの簡単な方法で、誰でもすぐに実践できます。

ヒートマップ作成アプリ

無料で使用できるヒートマップ作成アプリでは、自宅の電波強度を計測することで場所ごとによる電波の強弱を可視化するヒートマップが作成できます。

ヒートマップを作成することにより自宅の電波環境を把握でき、効果の引き出せる設置場所を効率的に探せるのでおすすめです。

また、一箇所だけでなく電波の強い場所で置き場所を変えながら色々試してみると、より効果の高い設置場所を発見できるでしょう。

中継機設置ガイド専用アプリ

全ての機種に存在するわけではありませんが、ルーター・Wi-Fi中継機・スマートフォンやパソコンなどのデバイスにおける通信状態が一目で分かる専用アプリ付き機種もあります。

専用アプリがある場合は活用することをおすすめします。それぞれの機器における通信状況が一目で分かるため、効果的な設置場所を探す際に役立つでしょう。

Wi-Fi中継機をおすすめするタイミング

Wi-Fi中継機は遠くまで快適な電波を届ける非常に便利な機器であり、以下のようなタイミングでおすすめできます。

 ● ルーターから離れた場所でもWi-Fiを使いたい
 ● ルーターから離れた場所でも有線接続したい

これらの要望がある方にはおすすめできるため、ここではおすすめできる具体的な理由を紹介します。

ルーターから離れた場所でもWi-Fiを使いたい

Wi-Fi中継機には電波をより遠くまで届ける役目があるため、ルーターから離れた場所でWi-Fiを使いたい方にはおすすめです。

ワンルームの部屋に住んでいる方や、インターネットなどを使用する場所が決まっている方は設置しなくても通信環境に問題はないかもしれません。

しかし、家が広い・ルーターの設置場所以外でもインターネットを頻繁に利用する、トイレやお風呂でもスマートフォンを使うなど、さまざまな場所で安定した通信環境を整えたいなどの要望がある方は、Wi-Fi中継機の設置によって通信環境が良好になるでしょう。

特に家族で暮らしている方々は、各々スマートフォンやパソコンなどを使う場所が異なるため通信環境にばらつきが生じますが、遠くまで快適な電波が行き渡れば家族全員がより良い通信環境で日々の生活をおくれます。

ルーターから離れた場所でも有線接続したい

自作のパソコンや古い型のパソコンだと、Wi-Fi機能が未搭載で無線接続ができない場合があり、そういったデバイスを使用する際は有線接続しなければなりません。

そんな時にWi-Fi中継機を活用すれば、ルーター本体と離れた場所でも中継機から有線接続が可能になり、デバイスを好きな場所で使用できます。

しかし、ルーター本体から有線接続しているわけではないので、そこまで高速な通信は見込めないでしょう。有線接続することでデバイス自体は使用できても、場所によっては通信が困難になる可能性があるため注意が必要です。

もし通信速度が重要になる作業を行う場合は、ルーター本体に接続することをおすすめします。

Wi-Fi中継機をおすすめできないケース

人によっておすすめできるタイミングがあれば、一方でおすすめできないケースもあります。ここではケース別でその理由を詳しく紹介します。

通信速度が欲しい

Wi-Fi中継機を使用することで快適な電波をより遠くまで届けられますが、回線自体の速度を上げる効果はないため、より速い通信速度が欲しい方にはおすすめできません。

快適な電波を使用できる範囲が広がれば、通信の不安定だった場所でも安定した速度で通信が行えるようになります。

通信速度が欲しい場合はWi-Fi中継機を設置するのではなく、速度の速いルーターを設置しましょう。

ルーターのスペックが低い

ルーター自体のスペックが低いと、Wi-Fi中継機を設置したところで効果を発揮しない場合があります。
Wi-Fi中継機は、あくまでも快適な電波をより遠くまで届けるための機器であり、通信速度の改善や電波の増幅はできないため、そもそもルーターのスペックが低いとそれ相応の効果しか得られません。

設置したにもかかわらず通信が安定しないと感じたら、まずはルーター本体のスペックを確認し、スペックが低い場合は高いものに変更することで快適な通信環境を実現できるでしょう。

壁などの遮蔽物が多い

壁などの遮蔽物に遮られると電波は通りづらくなるため、Wi-Fi中継機を使用しても遮蔽物が多ければ効果を得られないケースがあります。

特にマンションなどの構造は電波との相性が悪く、部屋が広ければ広いほど効果を発揮できなくなるため、あまり遠い部屋では安定して通信できません。

遮蔽物が多い環境で使用する場合は、できるだけ近くの部屋でデバイスを使用しなければ効果を得られないため、使用場所はある程度妥協する必要が出てくるでしょう。

Wi-Fi中継機を選ぶ基準

いざ自宅に導入しようと思っても、初めてWi-Fi中継機を選ぶ際は何を基準に選べばいいか分からない方も多いため、ここでは選ぶ基準を3つご紹介します。大切なポイントはしっかりおさえておきましょう。

Wi-Fi6対応

Wi-Fi6とは最新のWi-Fi規格のことで、以前までの第4世代(Wi-Fi4)・第5世代(Wi-Fi5)よりもはるかに速度が速く、回線の混雑にも強いです。最近はそのWi-Fi6に対応した中継機が出ているため、導入する際はWi-Fi6対応の機器を選ぶのがベストです。

しかし、それぞれの世代で対応している周波数が異なり、ルーターの回線自体が適していない場合は最大限の効果を発揮できません。

導入する際は自宅のルーターがWi-Fi6に対応しているのかを事前に確認しないと、わざわざWi-Fi6対応の中継機を設置しても大した効果を得られないかもしれないため気を付けましょう。

WPSボタン

WPSとは、スマホやパソコンなどのデバイスとルーターを簡単に設定できる仕組みであり、WPSボタンがWi-Fi中継機についていると、余計な手間が一切かからずボタン一つで設定できます。

手動で設定する際はパスワードを入力しなければならないため、誤字脱字や入力ミスがあると最初から打ち直す手間が発生します。

その分時間がかかりますが、WPSボタンがあれば手間や時間をかけずに設定できるので非常に便利です。機械にうとい方やめんどくさい設定を省きたい方は、WPSボタンのついている機器を選択しましょう。

直挿しタイプ

Wi-Fi中継機には直接コンセントに差して使用する「直挿しタイプ」と、付属のACアダプタで電源をとる「据え置きタイプ」の2種類があります。

据え置きタイプはコードがある分設置する場所の自由度が高く、より距離が離れた場所や棚の上など高い位置にも設置できますが、そうすると必然的にコードが長くなるため断線するリスクが高まります。

一方で直挿しタイプはコンセントに直接挿して使えるため、設置する際に余計なコードがなく、どんな場所にもすっきり収められるでしょう。

コンセントがないと使用できないので据え置きタイプよりも設置場所の自由度は低いですが、コンセントに挿せばすぐに起動し、初期設定なども簡単に行えるのでおすすめです。

また、機器自体は可能な限り高い位置に設置した方がより大きな効果を発揮するため、コンセントの位置も考慮して設置場所を考える必要があります。

どちらにもそれぞれメリット・デメリットがあり、導入する際は自宅に適したタイプを選びましょう。

おすすめのWi-Fi中継機を厳選して紹介!

Wi-Fi中継機にはさまざまな種類が存在し、選ぶ際は誰しもがどの機器にするか頭を悩ませるでしょう。

役目は同じでもそれぞれ違った特徴や魅力があるため、ここでは厳選した4つのWi-Fi中継機を紹介します。

エレコム WRC-300FEBK-R

エレコム WRC-300FEBK-Rは、幅約107mm×奥行き約72mm×高さ約25mmのサイズで、重さが約86gと非常にコンパクトな据え置きタイプの中継機です。

設定はWPS対応のルーターと中継機のWPSボタンを押すだけなので非常に簡単なうえ、有線LAN接続機能を搭載しているため、有線のネットワーク機器を簡単に無線化できます。

サイズは非常にコンパクトですが性能は確かなので、快適な通信エリアを十分に拡大できるでしょう。

TP-Link RE200 V5

TP-Link RE200 V5は直挿しタイプの中継機で、最大速度は750Mbpsと高速通信が可能なため、高画質での動画視聴やファイルのダウンロードも問題なくできます。

また、互換性が高くほぼ全ての一般的な家庭用ルーターで利用でき、WPSボタンで簡単に設定できるのが魅力です。

設置場所を探す際は、機器の正面にあるLEDからルーターとの接続状況が確認できるため、表示に合わせて最適な設置場所を見つけられます。無線機能をもたないデバイスもLANケーブルを繋げば使用できるため、かなり便利で使い勝手の良い製品です。

バッファロー WEX-G300

バッファロー WEX-G300は有線LANポートが4つ搭載されており、レイアフトフリーで縦置き・横置き・壁掛けの3パターンの設置に対応した据え置きタイプの中継機です。

自宅の電波状況に応じて自由なかたちで設置でき、WPSボタンもしくはAOSSボタンに対応しているためワンタッチで簡単に設定できます。

幅140mm×高さ140mm×奥行き31mmのサイズで、重さは232gとそこまでコンパクトさはありませんが、設置の際の柔軟さからどんなスペースにもすっきり収められるでしょう。

また、1,000Mbpsの高速通信が可能で、スマートフォンだけでなくパソコンやゲーム機も快適に使用できます。

バッファロー AirStation WEX-733DHP

バッファロー AirStation WEX-733DHPは、幅64mm×高さ86mm×奥行き40mmのサイズで、重さ135gのデュアルバンドに対応した直挿しタイプの中継機です。

デュアルバンド同時接続方式で通信速度が半減せず、同時に多くのデバイスへ接続した場合でも速度が安定します。

コンセントに挿す際は上のポートを塞がないような設計になっており、WPS対応で設定自体も非常に簡単です。

また、電波強度をLEDで表示してくれるため、手間なく最適な設置場所を探せるという魅力があります。通信速度が安定した中継機で、スマートフォンなどでの動画再生やダウンロードもスムーズにできるでしょう。

Wi-Fi中継機でも電波がつながらない時の対処法

Wi-Fi中継機を使用しても電波がつながらない場合は、光回線・ホームルーター・ポケット型Wi-Fiなどを導入するのも一つの手です。

ここではそれぞれの特徴や魅力、おすすめのサービスを紹介します。

光回線

光回線とは、光ファイバーを利用してデータを送受信する通信回線のことで、通信速度と安定性に優れています。

しかし、光回線を利用するためには回線工事を行わなければならないため、引っ越しが多い方や引っ越し予定がある方にはあまり適していませんが、一方で「賃貸だが当分引っ越す予定がない」「持ち家に住んでいる」という方にとっては、安定した通信環境を整える最適な手段と言えるでしょう。

光回線で特におすすめのサービスは「SoftBank 光」で、SoftBank 光を利用すればさまざまなメリットが得られます。

SoftBank光 は公式キャンペーンを活用すると、集合住宅に住んでいる方は月額2,080円(税込)・戸建てに住んでいる方は月額3,620円(税込)と、一般的な光回線と比較して安価といえます。
キャンペーンの適用には条件があるので、契約の際には必ず条件を確認してから申し込みましょう。

また、他社の回線から乗り換える際は、解約にかかる違約金をソフトバンクが全額負担してくれる「あんしん乗り換えキャンペーン」が存在します。もし既存の回線に不満を感じているのであれば、このキャンペーンを活用してSoftBank 光に乗り換えるのもアリですね。

使用環境によって通信速度に差は生じますが、SoftBank 光の最大速度は1Gbpsとかなり高速なので、光回線の利用を考えている方にはキャンペーンも充実しているSoftBank 光をおすすめします。

ホームルーター

最近よく耳にするホームルーターは、コンセントに挿すだけで快適な通信環境を実現できる優れものです。

特におすすめするホームルーターは「ドコモhome5G 」で、このサービスは月額4,950円(税込)でデータ容量無制限となっています。

コンセントに挿すだけで使えるため面倒な設定がなく、5Gにも対応していることから5Gエリアでは下り最大4.2Gbpsの超高速通信が可能です。高速通信を毎月無制限で利用できるのは、ドコモhome5Gの大きな魅力と言えるでしょう。

そして、高速通信やデータ容量無制限の他にも、契約期間がなく解約の際も違約金が発生しない、ドコモのスマホや携帯とセットの場合はセット割が適用されるなど、さまざまなメリットが得られます。

自宅の通信環境をホームルーターで改善する際は、お得で高性能なドコモhome5Gをおすすめします。

ポケット型Wi-Fi

ポケット型Wi-Fiはサイズが小さく、気軽に持ち運べて場所を選ばずWi-Fiが使用できる端末です。

ポケット型Wi-Fiのなかで特におすすめなのは業界最安級※1をうたっている「Broad WiMAX 」です。初月は1,397円(税込)、2か月目からは3,883円(税込)~利用できます。

Broad WiMAXは配線や工事が必要なく、難しい設定も不要なので届いたその日から使用できるうえ、下り最大2.7Gbps※2と高速の通信が可能です。

申し込み後は最短即日で端末が届くため、急ぎで利用したいという方でも安心でしょう。

契約する際は2年契約と最低利用期間なしの2つのプランから好みの方を選んでください。どちらもデータ容量無制限で、通信量が多い方でも安心です。ただし、一定期間内に大量のデータ通信を行った場合には、ネットワーク混雑回避のため通信制限の対象になるので注意しなければなりません。

Wi-Fi中継機を使用しても電波が届かない範囲では、ポケット型Wi-Fiを活用すればお得に快適に通信できるため、導入する際はBroad WiMAXを検討してみてはいかがでしょうか。

※1 各通信事業者のHPで公表されているWiMAX+5Gサービス15社の月額基本料の比較において。株式会社Link Life 調べ(2022年9月時点)
※2 ベストエフォート型サービスです。記載の速度は技術規格上の最大値であり、実使用速度を示すものではありません

まとめ

Wi-Fi中継機は、ルーターから離れた場所でも快適な通信を行えるようにする機器です。

ルーターがある居間にいる間は通信環境が良くても、自分の部屋に戻ると通信が不安定になるなどの悩みを抱えている方は、Wi-Fi中継機を設置することで通信環境の改善につながります。

しかし、回線自体の速度改善や電波増幅の効果はないため、自分が抱える問題の解決につながるかをよく考えたうえで導入しましょう。

この記事を書いた人

人気記事

モバイル型Wi-Fiルーターは無制限で使える?おすすめの無制限モバイル型Wi-Fiルーターも紹介!
モバイル型Wi-Fiルーターは無制限で使える?おすすめの無制限モバイル型Wi-Fiルーターも紹介!
ホームルーターとモバイル型Wi-Fiルーターの具体的な違いとは?
ホームルーターとモバイル型Wi-Fiルーターの具体的な違いとは?
WiMAXを2台持ちするメリットやデメリットは?お得な契約方法も紹介
WiMAXを2台持ちするメリットやデメリットは?お得な契約方法も紹介
Broad WiMAXの評判は?メリットとデメリットを詳しく解説
Broad WiMAXの評判は?メリットとデメリットを詳しく解説

最近の投稿

オンラインゲームに適したWi-Fiは?遅い時の対処法もあわせて解説!
オンラインゲームに適したWi-Fiは?遅い時の対処法もあわせて解説!
WiMAXの解約金は本当に支払わないといけない?なるべく安く済ませるコツを解説!
WiMAXの解約金は本当に支払わないといけない?なるべく安く済ませるコツを解説!
魅力的なキャッシュバックを受け取れるWi-Fiはどこ?注意点は?
魅力的なキャッシュバックを受け取れるWi-Fiはどこ?注意点は?
Wi-Fiルーターの接続台数とは?最大接続台数を超えた場合どうなる?
Wi-Fiルーターの接続台数とは?最大接続台数を超えた場合どうなる?

記事一覧

掲載情報のご利用ついて

当サイトはユーザーに最も最適なインターネットを見つけてもらうことを目的としています。日々変化する各社情報をできる限り迅速に正確に反映するように努めておりますが、ホームルーター.comの掲載している情報のご利用に際して、有用性、適合性、完全性、正確性、安全性、合法性、最新性等を判断することはご利用者の責任とさせて頂きます。
また、ホームルーター.comが掲載する情報は、各会社の公表している情報を収集したものであり、閲覧時点での料金単価、サービスその他を保証するものではありません。以下に掲げる事項ついて、一切保証しないものとします。
  1. ・ホームルーター.com上で提供されるサービス提供元の情報(本WEBサイト上に表示される、第三者が管理・運営するリンクサイト内に含まれる一切の情報等)に関する、有用性、適合性、完全性、正確性、安全性、合法性、最新性等。
  2. ・ご利用者がホームルーター.comにおいて提供される情報を利用して第三者と交渉または予約、もしくは契約の申込または締結等を行う場合における当該交渉、予約、契約の申込みの結果及び締結した契約の内容。
  3. ・ホームルーター.comを通じて入手できる商品、役務、情報等が利用者の希望または期待を満たす適切なものであること。
  4. ・ホームルーター.comの不具合、エラーまたは障害が生じないこと。