Wi-Fiルーターの接続台数とは?最大接続台数を超えた場合どうなる?

2022.11.22
Wi-Fiルーターの接続台数とは?最大接続台数を超えた場合どうなる?

Wi-Fiルーターを選ぶ際に気をつけておきたいのが、ルーターの接続可能台数です。Wi-Fiルーターには接続台数があり、スペックによっては通信速度にも大きく影響してくるため、導入時には利用環境にあう製品であるかよく確認する必要があります。

とくに最近では1人で複数台の電子端末を持つことが多くなっており、家族で利用する場合や職場に設置する場合など、多人数での利用が想定される場合は、余裕のあるスペックのものが求められます。

本記事ではWi-Fiルーターの接続台数とは何か、また最大接続台数を超えてしまった場合にどうなるのかなどについて詳しく解説します。ぜひ導入の際の参考にしてください。

※本記事は2022年11月21日に更新されたものです。
現在の状況とは異なる可能性があることを予めご了承ください。

目次

Wi-Fiには最大接続台数がある

インターネットに無線で接続できる便利なWi-Fiですが、各端末をWi-Fiに接続するための機器であるWi-Fiルーターには、最大接続台数が設定されています。

この最大接続台数とは文字どおり「端末を同時に接続できる台数」のことで、台数が多いほど、同時にたくさんの機器をWi-Fiに接続できます。とはいえ、Wi-Fiルーターは製品ごとに接続できる最大台数が決まっており、さらに台数は製品ごとで異なります。

Wi-Fiルーターを購入する場合は、利用する人数や機器の台数に応じた製品を購入しないと「Wi-Fiが使えない」「思ったような速度が出ない」といった不具合につながる可能性があります。とくにWi-Fi(無線LAN)を有線LANと比較すると、無線LANは現在の接続数に関してあいまいになりがちです。

これはWi-Fiは目に見えない電波で接続しているためであり、有線LANはルーターのポート数から接続数が数えられるため、Wi-Fiと比べると接続台数を認識しやすい傾向があります。最近ではスマホやPCだけでなく、下記のような機器でもWi-Fiを利用するようになり、必要な接続数は急増しています。

 ● ゲーム機(据置機・携帯機)
 ● タブレット
 ● スマートスピーカー
 ● スマートライト
 ● プリンター
 ● Blu-ray/DVDレコーダー
 ● 携帯音楽プレイヤー

最近ではWi-Fiを利用しないデバイスはないといってもいいくらいで、デバイスや家電を購入していくうちに、いつの間にか接続台数がギリギリになっていたというケースも少なくありません。

Wi-Fiルーターの利用にあたっては、現在ルーターに接続している台数とルーターの最大接続台数それぞれについて充分な注意が必要です。

Wi-Fiの接続台数が増えるとどうなる?

Wi-Fiの接続台数が増えると、1台あたりの通信速度は遅くなります。

これはWi-Fiルーターから出る電波を接続する端末で分け合っているためで、接続台数が増えれば増えるほど1台あたりの電波は少なくなり、その結果端末ごとに通信速度は遅くなります。

しかし、Wi-Fiルーターには推奨接続台数が設けられており、その台数より少なければ速度面で問題が生じることはほぼありません。実用に影響はほとんどないため、オンラインゲームのような高速通信が要求されるごく一部の使い方を除けば、問題なくインターネットを利用できます。

とはいったものの推奨接続台数を超過すると、台数の増加にあわせて通信速度が下がり始めます。またWi-Fiルーターには機器の接続台数の上限である最大接続台数を超える接続はできません。

推奨接続台数を超えて最大接続台数に達してしまうと、それ以上の端末の接続はできず、もちろん通信品質も劣化します。通信の品質を確保するためには、Wi-Fiルーターの購入の際に最大接続台数ではなく推奨接続台数を基準に考える必要があります。

Wi-Fiルーターの通信速度が遅い!複数台つないでいるから?

Wi-Fiルーターの通信速度が遅い場合、接続台数以外にもいくつかの原因となりうる要素があります。
ルーターに接続している台数が推奨端末台数よりも少ないにもかかわらず通信速度が遅い場合には、次の原因を疑ってみましょう。

 ● Wi-Fiルーターの設置場所
 ● Wi-Fiルーターの不具合
 ● Wi-Fiルーターの機種が古い
 ● Wi-Fiルーター以外の理由

以下ではそれぞれの原因と対処法を解説します。

遅い理由と対処法1:Wi-Fiルーターの設置場所を確認

Wi-Fiの通信速度が遅い場合によくあるのが、Wi-Fiルーターの設置場所に問題があるケースです。Wi-Fiルーターは本体からWi-Fiの電波を飛ばすため、置き場所が悪いと通信の品質が著しく下がってしまう場合があります。

このようなケースでは、置き場所をWi-Fiルーターに適した場所に変えることで、簡単に速度を改善できます。とくにありがちなのが、壁の側などの電波の広がりが妨げられるような場所にルーターを置いているようなケースです。

お金や手間がかからず簡単に状況の改善ができることからも、置き場所の移動は最初に試したい方法です。

○Wi-Fiルーターを置かない方がいい場所

Wi-Fiルーターを設置する場合は、Wi-FiルーターとWi-Fiの電波の性質に適した場所に設置しなければなりません。
Wi-Fiルーターを置かない方がいい場所には、以下の5つがあります。

 ● 自宅の中心から離れた場所
 ● 厚い壁や柱などの近く
 ● 電子レンジなどの電磁波を出す家電の近く
 ● 水そうや花びんなどの水が入ったものの近く
 ● 金属の近く

Wi-Fiルーターは本体から360度均等にWi-Fiの電波を放ちます。アンテナが外付けで電波の向きを変えられるものもありますが、内蔵型の製品は基本的に本体を中心にして円状にWi-Fiを飛ばします。

そのため、自宅の中心から離れた場所にWi-Fiルーターを設置した場合、場所によってはルーターからの距離が遠くなってしまい、つながりにくくなる可能性があります。

またWi-Fiで利用する5GHz帯の電波は障害物に弱く、速度低下や通信の切断が起きやすいという特性があります。Wi-Fiルーターは、厚い壁や柱などのすぐ側に設置しないようにしましょう。

そして電子レンジのような一部の家電から発する電磁波の帯域が原因で、Wi-Fiに電波障害が生じるケースもあります。これはWi-Fiで使用する2.4GHzの周波数帯と電子レンジから出る電磁波の周波数帯が重なってしまっているためです。

電子レンジを使うたびにWi-Fiの電波が乱れてしまうため、このような機器からは距離を離して設置しましょう。

 ● 5GHz帯:高速だが遮へい物に弱く、速度低下と電波の減衰につながりやすい
 ● 2.4GHz帯:5GHz帯よりかは遅いが遮へい物に強くつながりやすい。ほかの電磁波と競合しやすい

またWi-Fiの電波は水や金属も苦手なため、これらが近くにあるような場所は、Wi-Fiルーターの設置場所としては適しません。

遅い理由と対処法2:Wi-Fiルーターを再起動する

Wi-Fiルーターの速度が遅い理由の2つ目として、機器の不具合が挙げられます。Wi-Fiルーターは電源を切らない使い方が一般的で、24時間365日稼働しているのが普通です。

そのため機器に負荷がかかり、一時的に不具合が生じることがあります。これは故障とは異なる電気的な不具合のケースで、Wi-Fiルーターを再起動することで直るケースがほとんどです。

またドライバーやソフトウェアを理由とした不具合や、熱がこもったことによる不具合も考えられます。溜まった熱を逃すためにも、再起動する場合は電源を切ったあとで1分程度ルーターを放置してから起動することをおすすめします。

遅い理由と対処法3:Wi-Fiルーター機種変更する

Wi-Fiルーター自体が理由で通信速度が遅い場合、Wi-Fiルーターを機種変更することで、速度が改善されます。ケースとして考えられるのは以下の3つです。

 ● Wi-Fiルーターが故障している
 ● Wi-Fiルーターの機種が古く最新規格に対応していない
 ● Wi-Fiルーターが古く劣化している

1つ目として、Wi-Fiルーターが故障している場合です。ルーターの電源ランプや通信ランプの点灯状況、また再起動後の反応の有無などによって故障かどうかを判断するとよいでしょう。

2つ目に考えられるのが、Wi-Fiルーターが古いモデルで最新の通信規格に対応していないというケースです。Wi-Fiの通信規格「IEEE802.11」は2〜6年の周期で新世代の規格を発表しています。

新しい規格への移行ごとに通信速度は劇的に向上していますが、古いWi-Fiルーターで通信速度が遅い場合は、最新規格に対応していない可能性があります。インターネット回線自体の速度が上がっても、Wi-Fiルーターが高速通信に対応していなければスピードに限界が生じるのです。

なお、最新の規格のIEEE802.11axでは2.4GHz帯、5GHz帯ともに9.6Gbpsもの最大速度が可能です。前世代の規格では、5GHz帯ではIEEE802.11acで6.9Gbps、2.4GHz帯ではIEEE802.11nで600Mbpsとなっており、速度が飛躍的に向上していることがわかります。

Wi-Fiルーターの規格を確認し、古いものにしか対応していなければ、買い換えがおすすめです

3つ目として、Wi-Fiルーターを含めた電子機器は長く使い続けると内部の部品が劣化していきます。そのため目立った故障がなくても不調が出ることは避けられません。理由がはっきりしない不具合が続くようなら、ルーターの機種を変更するのもひとつの対応方法です。

遅い理由と対処法4:Wi-Fiルーター以外に不具合が起きているか確認

Wi-Fiルーター以外の理由で速度の低下が生じている場合、考えられる可能性は以下のようなものです。

 ● Wi-Fiルーターを繋ぐモデム、ONUやLANケーブルの不具合
 ● セキュリティソフト・ファイアウォールによる通信の制限
 ● プロバイダの障害
 ● 集合住宅の通信機器の不具合

○モデム、ONU、LANケーブルの不具合

LANケーブルが断線しているケースやジャックやコネクタが抜けてしまっているケースはありがちな不具合の元です。またLANケーブルにはカテゴリと呼ばれる規格があり、このカテゴリが適合していないことによって通信速度が遅くなってしまうケースもあります。

これはシールドの種類が関係しています。ノイズ対策済みのSTPと無対策のUTPがあり、STPを採用している規格では逆に速度が不安定になるケースです。カテゴリの規格は「CAT6A」「CAT7」などがありますが、多くの場合は「CAT6AのUTP」で充分です。

また壁面のジャックとWi-Fiルーターの間にあるモデムやONU(光回線終端装置)に不具合があるケースも。とはいえ、これらは契約しているインターネットプロバイダから貸与されているケースが多いので、連絡すれば交換してくれます。

○セキュリティソフト・ファイアウォールソフトによる不具合

セキュリティソフトやファイアウォールソフトなどが通信をブロックしてしまうことがあります。本来は外部からの不正なアクセスやPC内部のマルウェアソフトからの通信を遮断するためのものですが、誤検知により通信が制限されることがあるのです。

この場合の解決法はソフト自体を停止してしまうことですが、そのぶんセキュリティリスクにさらされることになります。ソフトごとに仕様は異なりますが、一般的にセキュリティ系のソフトには通信に関する設定項目が用意されています。

応急処置的にソフトを停止するにしても、あとで通信とセキュリティに関する設定を正しく終えておきましょう。

○プロバイダの障害

プロバイダに障害が発生している場合もあります。そうそう生じる現象ではありませんが、原因が突き止められない場合は、プロバイダの公式サイトで状況を確認してみましょう。

また、障害とまではいかなくても、プロバイダのユーザー数が回線のキャパシティを超過してしまっているような場合も、回線が不安定になることがあります。

○集合住宅の通信機器の不具合

集合住宅の場合は、建物の通信機器に不具合が生じている可能性もあります。そのため部屋の中で可能な改善策では解決しない場合に確認してみることをおすすめします。

Wi-Fiの接続台数を確認するには?

Wi-Fiの接続台数を確認するためには、Wi-Fiルーターの設定画面にログインする必要があります。Wi-Fiルーターの設定画面では、ルーターや通信の各種設定に加えて接続している端末の数や種類の確認が可能です。

ここではバッファローのWi-Fiルーターを例に、設定画面で接続台数を確認する手順を解説します。バッファローのルーターの場合は、OSによっては専用のアプリやツールもリリースされており、スマートフォンやパソコンからログインも可能です。

誰が接続しているかを確認するには?

ルーターの設定画面からは、誰が接続しているかはわかりません。設定画面からわかるのは、下記の3種類のみです。

 ● Wi-Fi全体の接続台数
 ● 接続している端末のMACアドレス(端末ごとに付与されている固有の識別番号)
 ● MACアドレスごとの接続IPアドレス

MACアドレスが把握できれば誰の端末が接続されているかはわかりますが、その端末を使って別の人間が使っている可能性もあります。そのため、厳密に誰が使っているかまでは設定画面からはわかりません。

また、バッファロー製のWi-Fiルーターでは、MACアドレスごとに設定画面上の名前を決められるようになっています。設定画面でMACアドレスの端末名を設定することで、どの端末が接続しているのかを識別しやすくすることは可能です。

接続台数が多いWi-Fiルーター5選

ここからは接続台数の多いおすすめのWi-Fiルーターを5製品紹介します。

光回線:WMC-2LX-B(同時接続台数最大50台)

エレコムのWMC-2LX-Bは接続台数が最大50台と桁違いに多いのが特徴で、推奨接続台数は26台までと多人数の接続に対応したルーターです。

製品名WMC-2LX-B
Wi-Fi規格Wi-Fi6
推奨利用環境戸建て2階建て、マンション3LDK
アンテナ数2×2
最大通信速度1,201+574Mbps
推奨接続台数26台
最大接続台数50台
IPv6対応

参考:ELECOM

WMC-2LX-BはWi-Fi6に対応しており、1,201+574Mbpsでの高速通信が可能です。また、複数同時接続に強く、戸建て2階建てからマンション3LDKまでさまざまな間取りに対応できるため、リモートワークやオンライン学習での利用にも適しています。

最新の通信規格であるIPv6にも対応しており、回線の混雑を避けた快適な利用も可能です。

光回線:TUF-AX5400(同時接続台数最大88台)

ASUSのTUF-AX5400は最大88台もの接続台数を誇るゲーミングWi-Fiルーターです。推奨接続台数も70台までと、多人数の接続にも対応しています。

製品名TUF-AX5400
Wi-Fi規格Wi-Fi6
推奨利用環境戸建て3階建て、マンション3LDK
アンテナ数4×4+2×2
最大通信速度4,804+574Mbps
推奨接続台数70台
最大接続台数88台
IPv6対応

参考:ASUS

TUF-AX5400は4.8Gbpsもの超高速通信に対応したゲーミングルーターであり、実売価格が20,000円以下と圧倒的なコストパフォーマンスを誇っています。

ゲーム用にチューニングされているため応答速度の速さが期待でき、対応可能な建物構造の広さからも、家庭用としても充分利用できるWi-Fiルーターです。

光回線:WXR-6000AX12S(同時接続台数最大36台)

バッファローのWXR-6000AX12Sは同社のWi-Fiルーターのフラッグシップモデル。推奨接続台数は36台までとなっており、多人数での高速な通信が可能です。

製品名WXR-6000AX12S
Wi-Fi規格Wi-Fi6
推奨利用環境戸建て3階建て,マンション3LDK
アンテナ数8×8+4×4
最大通信速度4,803+1,147Mbps
推奨接続台数36台
IPv6対応

特徴的な外付けアンテナで建物の広範囲をカバーし、Wi-Fi6による通信も高速です。そしてメッシュ機能によってさらに広範囲で通信できます。

参考:BUFFALO

モバイル型Wi-Fi:DocomoSH-52B(同時接続台数最大17台)

ドコモのモバイル型Wi-Fi「SH-52B」は接続台数が最大17台までと、ポケット型Wi-Fiルーターとしては接続台数の多いモデルです。

製品名SH-52B
Wi-Fi規格Wi-Fi6
最大通信速度(5G)受信時最大4.2Gbps/送信時最大218Mbps
最大通信速度(4G)受信時最大1.7Gbps/送信時最大131.3Mbps
サイズ約74×108×15.7mm
重量約166g
最大同時接続台数17台

SH-52Bは最新のモバイル用回線である5Gに対応した最新のルーターで、固定回線を圧倒する4.2Gbpsでの高速通信が可能です。本体も非常に小さく、スマホ以下のサイズ感で場所を選ばず快適にインターネットを利用できます。

なお、ドコモにはポケット型Wi-Fiルーター向けの専用プランがないため、5Gギガホプレミア・5Gギガライトのいずれかを契約して利用することになります。

WiMAX: Speed Wi-Fi 5G X11(同時接続台数最大16台)


WiMAXの端末 Speed Wi-Fi 5G X11はデータ容量無制限※1による5G通信が可能※2なルーターです。

製品名 Speed Wi-Fi 5G X11
Wi-Fi規格802.11a/b/g/n/ac/ax 2.4GHz/5GHz
最大通信速度受信時最大2.7Gbps/送信時最大183Mbps※2
サイズ 約136x68x14.8mm
重量約174g
最大同時接続台数16台

Speed Wi-Fi 5G X11は最大速度2.7Gbps※2でるWi-Fiルーターで、最大16台までの同時接続に対応しています。

また、WiMAXは複数プロバイダの中から契約先を選べるのが魅力です。キャッシュバックも含めて考えるとお得に利用できる1台となります。

※1 一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります。
※2 5Gは一部のエリアのみで利用可能です。本サービスは、ベストエフォート型サービスです。記載の速度は技術規格上の最大値であり、実使用速度を示すものではありません。エリア内であっても、お客さまのご利用環境、回線の状況等によって大幅に低下する場合があります。通信速度は機器の能力に依存します。

参考:UQ WiMAX

ポケット型Wi-Fiに同時接続をしたときにあるトラブル

Wi-Fiルーターの中には、自宅で利用する据え置き型のもの以外に、持ち運びが可能なポケット型Wi-Fiルーターがあります。

ポケット型Wi-Fiルーターも据え置き型のように同時接続が可能ですが、据え置き型でありがちな問題に加えて特有のトラブルがあることも忘れてはいけません。

そんなポケット型Wi-Fiルーターの主なトラブルには、下記の3点があります。

 ● バッテリー消耗が激しい
 ● すぐに速度制限になってしまう
 ● Wi-Fiルーター本体が熱くなる

バッテリー消耗が激しい

ポケット型Wi-Fiを同時接続で利用した場合、機器にかかる負荷の増加から通常よりもバッテリーの消耗が激しくなります。据え置き型のWi-Fiと異なりポケット型Wi-Fiは持ち運んで使うため、バッテリー残量は非常に重要です。

通信データの容量が残っていてもバッテリーが切れてしまうと通信できなくなるため、バッテリーの残量を維持するには下記の対応を取る必要があります。

 ● 利用前は常にバッテリーを満タンにしておく
 ● モバイルバッテリーを一緒に持ち歩く

またバッテリー消費が激しいと熱を持ちやすく、充電回数も増えることは避けられません。繰り返し利用することで、Wi-Fiルーターの劣化にもつながります。

すぐに速度制限になってしまう

同時接続数が多いということは、そのぶん通信量が増えることに直結するので、月間のデータ通信容量を使い切るまでの期間も早まります。

また、ポケット型Wi-Fiによっては短期間での通信制限を設けているところも多いため、1日間で7GBや3日間で10GBといった制限にかかる可能性も高いです。通信制限にかかってしまうと通信速度が制限され、一時的にせよ実用性がほぼなくなります。

Wi-Fiルーター本体が熱くなる

同時接続数が増えると当然ながらWi-Fiルーター本体への負荷も大きくなります。Wi-Fiルーターへの過剰な負荷は本体の発熱へとつながり、次に挙げるような現象につながる恐れがあるのです。

 ● バッテリーの劣化にともなう膨張
 ● バッテリーの劣化にともなう寿命の減少
 ● 本体機器の劣化
 ● 本体の異常終了
 ● 高熱によるやけど

とくにバッテリーの膨張は本体へのダメージにもつながるうえ、交換費用がかかる場合があります。また、自力で交換するとメーカーの保証対象外となる可能性もゼロではありません。

発熱が激しい場合はWi-Fiルーターをバッグから取り出して、冷たい外気に当てる必要があります。

Wi-Fiルーターに複数デバイスを接続する際の注意点

Wi-Fiルーターに複数のデバイスを接続する場合は、次の点に注意しましょう。

 ● 推奨接続台数よりも少ない台数で接続する
 ● 最大接続台数を超える台数では接続できない
 ● ポケット型Wi-Fiはバッテリー消費が激しい
 ● ポケット型Wi-Fiは通信量の増加で速度制限にかかりやすい
 ● ポケット型Wi-Fiはルーターが発熱しやすい

固定回線で使用する通常のWi-Fiの場合は同時接続数の上限に注意することと、ポケット型Wi-Fiの場合は同時接続による本体の負荷が注意点といえます。

通常のWi-Fiの場合は、接続台数をよく検討したうえで端末を購入しましょう。また、ポケット型Wi-Fiの場合は容量無制限のWiMAXを中心に検討し、同時接続台数を増やさない運用を心がけてください。

Wi-Fiルーターの選び方

Wi-Fiルーターを選ぶ際には以下で紹介する5つのポイントを押さえることが重要です。

価格

最も重要なのが価格です。Wi-Fiルーターは価格帯によってルーターとしてのクラスがわかれており、それぞれ性能やターゲットユーザーが異なります。とくにWi-Fiルーターは住環境と密接に関係するため、ただ高いものを選ぶよりも自分にあうものかどうかが重要です。

同時接続台数

同時接続台数も非常に重要な要素です。何人でWi-Fiを利用する予定なのか、また実際に接続する端末や家電の台数は何台なのかにあわせて機種を選ぶ必要があります。Wi-Fiに接続する機器が今後増えた場合のことを考えて、接続台数に余裕を持たせておくと安心です。

アンテナの形状

ルーターのアンテナには外付けタイプと内蔵タイプの2種類があります。外付けタイプは見た目的に大げさな印象がありますが、アンテナの向きや角度を変えられるため、狙った方向に電波を飛ばしやすいです。

内蔵タイプはアンテナが本体内部に収納されていることから、すっきりとした見た目になります。アンテナの角度は変えられないものの、本体を中心に360°球状に電波が飛びます。そのため建物の中心に設置するのがおすすめです。

セキュリティ機能

無線による通信で心配なのがセキュリティに関することです。セキュリティが甘いとWi-Fiの電波を盗聴される可能性もあるため、常に最新のセキュリティ規格を導入するようにしておきましょう。

現在の最新のセキュリティ規格はWPA3で、最新のWi-Fi規格であるWi-Fi6(IEEE802.11ax)でも利用できます。セキュリティ機能からルーターを選ぶ場合は、WPA3やWPA2を含んだ、安全性の高いAES方式に対応しているものがおすすめです。

付加機能

ルーターには付加機能があるものも多く、製品を上手に選ぶことで、より快適にWi-Fiを使えるようになります。最近ではリモートワークも増えた結果、とくに回線が混雑する場面も増えてきました。

従来のIPv4通信ではなく、次世代の通信方式であるIPv6対応のルーターを導入することで、回線の混雑を避けて快適にインターネットが利用できます。また近年、5GHz帯を2つに分割するトライバンドと呼ばれる通信方式も出てきています。

これまでのデュアルバンド(2.4GHzと5GHzの2つの周波数帯)よりも通信が混雑しにくく応答速度も速いため、多人数での利用やゲームでの利用に向いた通信方式です。

海外メーカー製か国内メーカー製か

IT機器も最近では性能や価格などの理由から、海外メーカーのシェアが拡大しています。非常に魅力的な製品が多いのも確かですが、サポート体制に違いがあることは認識しておくべきです。

とくにわからないことは電話で聞きたいという方の場合、海外メーカーの選択は慎重になるべきでしょう。本体付属のマニュアルがていねいで、窓口のオペレーターとのやり取りが円滑なのは、やはり国内メーカーです。

Wi-Fiルーターは設定で迷う方が多い機器なので、多少の価格差はサポート代と割り切ることも必要です。

まとめ

接続台数はWi-Fiルーターを快適に使うための重要な要素です。ルーター選びでは指標としてわかりやすい通信速度に注目しがちですが、ルーターの性能を十二分に発揮するためには、接続可能台数と接続する端末数の相性がとても大切です。

ぜひ本記事を参考に、Wi-Fiルーターが真の力を発揮できるような適切なWi-Fi選びを進めてみてください。

この記事を書いた人

人気記事

モバイル型Wi-Fiルーターは無制限で使える?おすすめの無制限モバイル型Wi-Fiルーターも紹介!
モバイル型Wi-Fiルーターは無制限で使える?おすすめの無制限モバイル型Wi-Fiルーターも紹介!
ホームルーターとモバイル型Wi-Fiルーターの具体的な違いとは?
ホームルーターとモバイル型Wi-Fiルーターの具体的な違いとは?
WiMAXを2台持ちするメリットやデメリットは?お得な契約方法も紹介
WiMAXを2台持ちするメリットやデメリットは?お得な契約方法も紹介
Broad WiMAXの評判は?メリットとデメリットを詳しく解説
Broad WiMAXの評判は?メリットとデメリットを詳しく解説

最近の投稿

オンラインゲームに適したWi-Fiは?遅い時の対処法もあわせて解説!
オンラインゲームに適したWi-Fiは?遅い時の対処法もあわせて解説!
WiMAXの解約金は本当に支払わないといけない?なるべく安く済ませるコツを解説!
WiMAXの解約金は本当に支払わないといけない?なるべく安く済ませるコツを解説!
魅力的なキャッシュバックを受け取れるWi-Fiはどこ?注意点は?
魅力的なキャッシュバックを受け取れるWi-Fiはどこ?注意点は?
Wi-Fiルーターの接続台数とは?最大接続台数を超えた場合どうなる?
Wi-Fiルーターの接続台数とは?最大接続台数を超えた場合どうなる?

記事一覧

掲載情報のご利用ついて

当サイトはユーザーに最も最適なインターネットを見つけてもらうことを目的としています。日々変化する各社情報をできる限り迅速に正確に反映するように努めておりますが、ホームルーター.comの掲載している情報のご利用に際して、有用性、適合性、完全性、正確性、安全性、合法性、最新性等を判断することはご利用者の責任とさせて頂きます。
また、ホームルーター.comが掲載する情報は、各会社の公表している情報を収集したものであり、閲覧時点での料金単価、サービスその他を保証するものではありません。以下に掲げる事項ついて、一切保証しないものとします。
  1. ・ホームルーター.com上で提供されるサービス提供元の情報(本WEBサイト上に表示される、第三者が管理・運営するリンクサイト内に含まれる一切の情報等)に関する、有用性、適合性、完全性、正確性、安全性、合法性、最新性等。
  2. ・ご利用者がホームルーター.comにおいて提供される情報を利用して第三者と交渉または予約、もしくは契約の申込または締結等を行う場合における当該交渉、予約、契約の申込みの結果及び締結した契約の内容。
  3. ・ホームルーター.comを通じて入手できる商品、役務、情報等が利用者の希望または期待を満たす適切なものであること。
  4. ・ホームルーター.comの不具合、エラーまたは障害が生じないこと。