
WiMAXとは?特徴とメリット、速度制限について解説

外出先で気軽にインターネット接続できたり、自宅でも回線工事無しで使えるWiMAXですが、実際に契約して利用したことがない方も多いのではないでしょうか。
WiMAXはスマートフォンのテザリングでは物足りない方や、回線工事費をかけずにおうちのインターネット契約をもっと安くしたい方におすすめです。
また、過去にWiMAXを契約していたけれども通信速度や通信容量の制限に満足できなかった方もいらっしゃると思いますが、現在は新しい規格やプランの登場で改善してきています。
この記事ではWiMAXの特徴や魅力そしてどのような使い方ができるのかをご紹介します。
※本記事は2022年11月18日に作成されたものです。
現在の状況とは異なる可能性があることを予めご了承ください。
目次
WiMAXとは?
WiMAXとは無線通信でインターネットに接続するルーターを利用するサービスです。
小型で持ち運びに適したモバイル型ルーターがあれば、外出先でもパソコンなどでインターネットが利用できます。
また、自宅などで利用するホームルーターというものもあって、気軽にインターネットの利用が始められます。
WiMAXの特徴と魅力
WiMAXにはどのような特徴があるのでしょうか?
WiMAXはスマートフォンなどのモバイル通信とは異なる通信方式でネットワークに接続します。
現在提供されているWiMAX +5Gは、従来のWiMAX2+と同じWiMAX2+回線と4G LTE回線のほか、一部エリアでは5G回線に切り替えての利用もできるので、利用するエリアに合わせて最適な通信を行うことで、快適にインターネットを利用できます。
データ通信容量も以前は1ヶ月の上限が少なかったり、使い放題プランは高いという問題がありましたが今ではデータ容量無制限※かつ通信速度が速いプランが手軽に利用できるようになっています。
※一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります。
WiMAX 2+と+5Gの違い
WiMAX +5Gとは2020年から利用されているWiMAX回線の新しい規格の名称です。
旧来のWiMAX回線と比較するとWiMAX +5G回線は速度がとても速いのが特徴です。
現在ではWiMAXの回線で提供されているのはWiMAX +5Gでのサービスとなっています。
さらに、サービス開始時点から通信速度は改善され続けています。
現在では下り最大2.7Gbpsと※なっています。
つまり光回線の速度に負けない高速通信が可能ということです。
※記載の速度は技術規格上の最大値であり、実使用速度を示すものではありません。エリア内であっても、お客様のご利用環境や回線の状況等により大幅に低下する場合があります。通信速度は機器の能力に依存します。通信速度は、今後、速度低下も含め、変更になる可能性があります。
WiMAXのメリット
WiMAXには様々なメリットがあります。
主なメリットを4つご紹介します。
工事なしで使い始められる
自宅で固定回線の契約をする場合は事前に回線工事が必要となります。
ですが、WiMAXは回線工事の必要がありません。
回線契約の申込後はルーターが届くので電源を入れて設定をするだけです。
契約してすぐに使い始めることができます。
また、WiMAXは山間部など場所によっては速度が出ない心配もありますが、ルーターを置くだけなのでお試しで導入もできます。
もしもルーター到着後で通信に満足できない状態であれば、1週間以内に解約できるサービスがあります。プロバイダによって異なることもありますので契約前に確認しておきましょう。
利用できる接続台数が多い
WiMAXは複数端末の同時接続が可能です。
モバイル型ルーターなら同時接続台数が少ないものでも最大10台、多いものでは最大16台程度までとなっています。
ホームルーターなら多いものでは最大40台まで同時接続可能なものもあります。
スマートフォンやパソコン、ゲーム機なども同時に使えるので家族みんなで使うこともできます。
同時接続数が増えると通信速度が下がってしまうので、接続したい機器が多い方は、ルーターの同時接続台数や性能も確認することをおすすめします。
高速通信に対応可能
先ほども触れましたが、WiMAX 2+ではハイスピードプラスエリアモードというモードを利用することで、光の固定回線に負けないくらいの通信速度が実現されています。
動画サイトの高画質動画の視聴にも十分に耐えられる通信速度です。
過去にモバイル型ルーターを使用していて通信速度に不満があった方でも、今の通信速度はどんどん速くなっているのでおすすめできます。
WiMAX 2+は都市部や人口が多い市区町村から順に導入されています。ご利用の際はプロバイダのサイトからエリアごとの提供されている回線規格をご確認ください。
基本的に通信容量が無制限
WiMAXは基本的に通信容量が無制限となっています。
たとえばBroad WiMAXでは、ギガ放題バリュープランとギガ放題フリープランがありますが、どちらも月間データ量についてはデータ無制限となっています。
ただし無制限とはいっても、どちらもプランも「一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります」と表記されているため、混雑時には速度制限を受ける可能性があることに注意しましょう。
通信制限下の低速度状態では、高画質な動画の視聴や通話などは利用できなくなってしまいますが、メールの送受信やLINEなどのメッセージアプリでのメッセージ送受信は行えます。
ご自身が月にどの程度の通信を利用するのかを把握して最適なプランを選びましょう。
WiMAXが速度制限になる場合
WiMAXは一定期間に通信容量が多くなると通信速度が制限されてしまうことがあります。
制限がかかってしまう通信容量と制限後の速度は契約しているプランによって異なります。
WiMAXのプラスエリアモードの速度制限
WiMAXのプラスエリアモードとはWiMAX 2+回線だけではなく4G LTE回線を利用することで、通常のWiMAX回線より高速なデータ通信を可能にするモードです。
また、WiMAX回線の利用ができないエリアでも4G LTE回線の通信ができればネットワークに接続ができます。
利用する際はオプション料金1,100円(税込)がかかりますが、高速通信とWiMAX対応エリア外でも利用可能なのは魅力的です。
以前プラスエリアモードは、1か月の通信容量が7GBを超えると通信制限がかかっていましたが、ギガ放題バリュープランでは条件が緩和され、15GBまでは通信制限がかからないこととなりました。通信制限時の速度は標準モードは制限なしとなり、以前の「月末まで制限あり」というものから大幅に緩和されたこととなります。プラスエリアモードに切り替えたまま使用し続けると制限がかかってしまうことがありますので、使用後は忘れずに切り替えましょう。ルーターの設定でプラスエリアモードでの使用容量が一定を超えるとお知らせしてくれるものもありますので、利用する際はぜひ設定しておきましょう。
制限内の通信量で何ができる?
通信制限となった場合、実際にそれぞれの容量でどれくらいの利用ができるのでしょうか?
メールやウェブサイトの閲覧については、内容によって大きく異なるため、利用者が多いLINEの音声通話(カメラなし)とYouTubeでの動画視聴についてそれぞれ利用できる目安をご紹介します。
7GBでできること
LINE通話:約244時間
YouTube:画質自動設定・公式アプリ使用で約19時間
参考:週刊アスキー
1か月の通信容量制限が7Gの場合、上記LINE通話と動画視聴に関しては上記が利用できる目安となります。
ちなみに、YouTubeでは動画の画質を下げても音質はほぼ変わらない仕様となっているので、BGMとしての利用などの場合は画質を下げて視聴するのもおすすめです。
参考:ASMRラボ「YOUTUBEの動画は高画質にしても音質は変わらない!を証明してみる」
10GBでできること
LINE通話:約333時間
YouTube:高画質で約15時間
参考:マイナビニュース
※時間は目安です
10GBを使い切るためのLINE通話やYouTube使用量は上記のとおりです。
高画質での動画の視聴や、カメラを使用したオンラインミーティングや、高画質なオンラインゲームなど通信量がとても多いものでは10GBを超えてしまうこともあるので、注意が必要です。
速度制限になってしまったら?
それでは実際に速度制限の状態になってしまった場合にどんな事ができるのでしょうか?
最大128Kbpsの場合と最大1Mbpsの場合に分けてそれぞれ説明します。
最大128kbpsでできること
プラスエリアモードの利用で通信容量が7Gを超えた場合は最大128Kbpsの速度制限がかかります。
最大128Kbpsでは通常のウェブ検索やウェブページの閲覧にも支障が出ます。サイズの大きな画像などは読み込めず表示されない状態になる可能性もあります。
また、音声通話は回線が途切れてしまったり、動画は読み込みが終わらず視聴できないなどほぼ利用できない状態になります。ですが、メールの送受信や、メッセージアプリのメッセージの送受信は可能なので、制限がかかっても利用できます。
最大128Kbpsではできることが少なくて不便なので、データ使用量の多い方はデータ無制限※のWiMAXへの変更をおすすめします。
※ 一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります。
1Mbpsでできること
直近3日間の通信容量の合計が10Gを超えた場合は最大1Mbpsの速度制限がかかるサービスもあります。最大1Mbpsではウェブ検索やウェブページの閲覧は基本的に問題ありません。
LINEの音声通話もできますし、YouTubeも標準画質以下でしたら視聴できます。
もちろんメールの送受信や、メッセージアプリのメッセージの送受信もできます。
1Mbpsでは高画質な動画の視聴や、カメラを使ったビデオ通話、そしてオンラインゲームなどは快適に利用できるとは言い難いので避けたほうが良いでしょう。
WiMAXの速度制限は混雑する時間帯のみなので、それ以外の時間でしたら制限なく利用ができます。
参考:WiFiの極み
WiMAXの速度制限を解除するには?
WiMAXの速度制限がかかってしまった際に解除する方法はあるのでしょうか?
UQ WiMAX・WiMAXギガ放題プラスの場合
UQ WiMAXのWiMAXギガ放題プラスでは通信量の制限がなく使い放題なので、通信容量を気にせず利用できます。ですが、一定時間に大量の通信を行うと制限がかかる場合があると明記されています。
WiMAXギガ放題プラスをご契約の方でも通信速度が遅いと感じる場合は、一時的に速度制限がかかっている可能性があります。この速度制限に関してはどのタイミングで解除となるのかは各プロバイダが明らかにしていません。解除されるタイミングまで待つしかありません。
速度制限の解除を待つ以外に解除方法はあるのか?
速度制限の解除方法は解除されるタイミングまで待つしかありません。
スマートフォンなどは通信容量を追加で購入することで解除するという方法がありますが、WiMAXではできません。
そもそもWiMAXの速度制限を回避するには?
どうすればWiMAXを速度制限にならずに利用できるのでしょうか?
速度制限を回避する方法としては5つの対策が考えられます。
● 通信量が多くかかる使用方法はしない
● こまめに通信量をチェックする
● 固定回線と使い分ける
● au Wi-Fi SPOTを使用する
● 端末のテザリング機能を活用する
それぞれの対策方法について詳しく説明します。
通信量が多くかかる使用方法はしない
大量の通信を行う作業を把握しておくことで、通信量が多くかかる使用方法を避けることができます。
通信量が多くなりがちなのは次のような場合です。
● YouTubeなどで高画質以上での動画の視聴、長時間の視聴
● カメラを使った通話やオンラインミーティング
● MMORPGなどリアルタイム処理が多いオンラインゲーム
● OSや多機能なアプリケーションのアップデート
これらをWiMAX回線で使用すると速度制限がかかる可能性が高くなるので、なるべく避けましょう。通信量が多いものは固定回線の使用をおすすめします。
YouTubeなどで動画を視聴する際は標準画質で視聴する、通話はカメラを使わず音声のみで行うなど利用の際に気をつけるだけでも通信量を抑えることができます。アプリケーションやファイルをダウンロードする際もダウンロード前にサイズを確認する習慣を身に着けましょう。
もしも、速度制限がかかってしまった場合はどんなことをして通信量を消費してしまったのかを考えて、なるべく同じことを繰り返さないようにしましょう。
こまめに通信量をチェックする
WiMAXのルーターには通信容量が確認できる機能がついているものもあります。
こまめに通信容量をチェックする習慣を身につけて、使いすぎたなと思ったら利用を控えましょう。
チェックをしていると、たとえば動画を1時間視聴したらどれぐらい通信量が消費されるのかなどもわかるようになります。また、設定で通信容量が一定になるとお知らせしてくれる機能などもあります。
設定や機能を活用して現在どのくらい使用しているか把握できるようにしましょう。
固定回線と使い分ける
ご自宅で固定回線の契約をしている方は、通信容量が多い作業を行う場合は自宅の回線を利用するなどWiMAX回線と固定回線を使い分けることで速度制限を回避できます。
外出先では通信量が多い使用方法は避けて、自宅などの固定回線を使用するようにすれば思いがけず制限がかかってしまう事態を防げます。
スマートフォンやタブレットではアプリケーションの更新はWiFiに接続している時のみ行う設定もあるので、急なアップデートで通信量を消費しないように工夫しましょう。
また、固定回線でなくても、自宅ではWiMAXのホームルーターを使用して、外出先ではモバイル型ルーターを使用するなどの使い分けも考えられます。
ご自身の利用スタイルにあった回線契約をしましょう。
au Wi-Fi SPOTを使用する
auの回線契約をしている方はau Wi-Fi SPOTというサービスを利用できます。
別途契約が必要な場合もありますので、詳細はauのサイトよりご確認ください。
au Wi-Fi SPOTは駅やカフェなど全国20万箇所以上の施設で、無料で利用できるWi-Fiスポットです。スマートフォンだけではなくパソコンやタブレット端末でも利用可能です。
Free Wi-Fiはセキュリティが心配な方もいらっしゃるかと思いますが、セキュリティレベルの高い通信方式を採用しているので安心して利用できます。
登録しておけば自動で接続されるようにもできるので、よく使う方は端末を登録すれば毎回パスワードの入力をしなくてもネットワークに接続できます。よく立ち寄る駅やカフェでau Wi-Fi SPOTを利用できるか調べて上手に活用しましょう。
au Wi-Fi SPOTの他にも利用できるFree Wi-Fiスポットはいろいろとあるので、自分の住んでいる地域ではどんなサービスが利用できるのか探してみることをおすすめします。
端末のデザリング機能を活用する
テザリングとはスマートフォンをWi-Fiルーター代わりにしてパソコンなどをネットワークに接続する方法です。
スマートフォンのデータ通信が可能なエリアならどこでも利用できて、通信速度もそれなりにでるのでWiMAX回線の通信容量に余裕がないときなどスマートフォンのテザリングで代用しましょう。
テザリングがWiMAXと違うのは、通信容量の制限に達しても容量を追加することができる点です。家族から容量をシェアしてもらったり、利用したい容量に応じた金額を支払えば追加が可能です。
どうしても通信容量が足りなくなってしまった場合は、スマートフォンの通信容量を追加してテザリングでしのぐという方法が取れます。
ポケット型Wi-Fi・ホームルーターの選び方
WiMAXはルーターが何種類かありますが、実際に契約するときにどのルーターを選べばいいのか悩みますね。ポケット型ルーター、ホームルーターともにどんなポイントに気をつければいいのでしょうか?
ルーターを選ぶ際のポイントをご紹介します。
バッテリーの容量は十分か
ポケット型Wi-Fiのルーターは種類によってバッテリー容量が大きく異なります。
容量が小さいものでは連続通信時間が8時間ほどのものから、大きいものでは最大16時間ほどのものまであります。途中で充電せずに長時間使いたい方は、バッテリー容量の大きいルーターを選びましょう。
通信速度は遅すぎないか
ネットワークに接続するときにまず気になるのは通信速度です。
ルーターの通信速度は利用可能な回線の種類によって変わるのですが、利用可能な回線の種類が同じでもルーターによって通信速度が異なる場合があります。
プロバイダのサイトで取り扱いのあるルーターの通信速度が公開されているので、スペックを確認してルーターを選びましょう。
プロバイダのサイトで公開されている通信速度は理論値ですが、各ルーターの通信速度の実測値の検証結果を公開している比較サイトもたくさんあるので、参考にするのもおすすめです。
使用するエリアが対応しているか
WiMAXはWiMAX 2+回線や4G LTE回線、そして5G回線と利用可能な回線が複数あります。
エリアごとの利用可能な回線の種類もプロバイダのサイトで公開されているので、まずはWiMAXを利用したいエリアの回線の状況を確認しましょう。
現在取り扱いがあるルーターは、ポケット型ルーターもホームルーターもWiMAX 2+回線と4 G LTE回線の2回線には対応しています。
5G回線に関しては、2020年までに発売されたルーターは対応していないので、5G回線を利用したい場合はルーターの利用可能回線を確認して選びましょう。
もし、お住いの地域が5G非対応のエリアでも今後5Gのエリアは拡大中ですので、こだわりがなければ5G対応の最新機種をおすすめします。
いくつかのWi-Fiサービスを比較してから選ぶ
WiMAX以外にも契約してルーターを設置するだけで利用できるWi-Fiサービスはたくさんあります。
WiMAXはどのプロバイダと契約しても通信速度やプランの内容に差はありませんが、Wi-Fiサービスではプロバイダごとにプランの違いなどがあるので、さまざまなサービスを比較しましょう。
スマートフォンの通信事業者が展開しているWi-Fiサービスでは、スマートフォンの契約と合わせることで月々の利用料金を安く抑えることもできます。
また、WiMAXは海外では基本的に利用できません。旅行や出張など海外でもポケット型Wi-Fiを利用したい方は、国際ローミングに対応したWi-Fiサービスがおすすめです。
WiMAXとそのほかのWi-Fiサービスを比較
ここで、WiMAXとそのほかのWi-Fiサービスを比較してみましょう。
Rakuten Wi-Fi Pocket

Rakuten Wi-Fi Pocketは楽天モバイル株式会社が提供するポケット型Wi-Fiサービスです。
Rakuten Wi-Fi Pocketの特徴としては使用したデータ通信量に応じて利用金額が変わるワンプランのみを採用しています。
他プロバイダでは使った月と使わない月で月額料金が変わるところは少ないのですが、Rakuten Wi-Fi Pocketは月間のデータ使用量が3GBまでなら月額料金は1,070円(税込)、20GBまでは2,178円(税込)、無制限※では月額3,278円と月ごとに使用量が大幅に変わる人におすすめです。
もちろん、毎日利用しても上限が1か月3,278円(税込)とわかりやすく安心の料金体系です。
利用できるデータ通信量の制限もなく※、使いやすいのですが楽天モバイルが提供する回線のエリア外ではパートナー回線への接続となり5GBまでの利用となります。
5GBを超えると速度制限がかかり速度が最大1Mbpsとなるので、利用するエリアによってはすぐに制限が掛かる可能性があります。
楽天モバイルのサービスエリアを確認してから契約することをおすすめします。
※1 データ無制限は、楽天基地局に接続時。公平にサービスを提供するため通信速度の制御を行う場合があります。パートナー回線エリアは、国内は5GB超過後は最大1Mbps、海外は2GB超過後は最大128kbpsで使い放題。最大1Mbpsで使用時、動画再生・アプリダウンロード等では、時間がかかる場合あり。通信速度はベストエフォート(規格上の最大速度)であり、実効速度は通信環境・状況により変動します。
AIR Wi-Fi

AIR Wi-Fiは株式会社FREEDiVEが提供するポケット型Wi-Fiサービスです。
2021年にサービスを開始した新規事業者です。
AIR Wi-Fiの特徴としては13ヵ月目、26ヵ月目、39ヵ月目に違約金なしで解約できるタイミングがあるうえ、契約期間縛りなしオプションという加入しておけばどのタイミングでも違約金なしで解約できるオプションがあります。
この契約期間縛りなしオプションを上手に活用すれば自宅から離れて2、3か月だけWi-Fiを利用したい場合などに気軽に契約できます。
他のプロバイダでも途中解約で違約金が発生しないオプションはありますが、AIR Wi-Fiのオプション料金は月額330円(税込)に設定されています。
また、30日間お試しレンタルという制度があります。契約から30日以内であれば解約手数料無しで解約ができます。初期手数料や端末クリーニング費用などはかかりますが気軽に試せるので、通信状況が不安な方にはおすすめの制度です。
よくばりWi-Fi

よくばりWi-Fiは、縛りなしと縛りありプランを選べるのが特徴のWi-Fiサービスです。
縛りなしプランは月額5,368円(税込)、縛りありプランは24ヵ月で月額3,795円(税込)で、縛りありプランは使い続けても月額料金が変わりません。
国内・海外の両方に対応するU2sは、下り最大150Mbps・上り最大50Mbps、連続通信は約12時間可能です。
海外で利用する場合にも利用前に申請の必要はなく、海外で利用されたデータを基に利用日数×エリア別利用料をご利用月の翌月請求分に合算して請求されるため、出発前の手間がありません。
MugenWi-Fi

MugenWi-Fiは株式会社Surfaveが提供するポケット型Wi-Fiサービスです。
Mugen Wi-Fiの特徴としては大手携帯3大キャリアの回線が1か月に100Gまで利用できるということです。
ですので、au回線が利用できないエリアでもdocomo回線で利用するなどつながるエリアがとても広いです。SoftBank回線が利用できない地方の方でも安心して使えます。
モバイルWi-Fiサービス品質満足度・モバイルWi-Fiコストパフォーマンス満足度・モバイルWi-Fi総合満足度の3点でNo.1(2021年11月・サイトのイメージ調査・日本トレンドリサーチ調べ)を獲得していることから、使ってみたいと感じる方も多いのではないでしょうか。
MugenWi-Fiは端末料金が完全無料なのも嬉しいポイントです。
別のサービスに乗り換えたときに、端末代が無料だと違約金のみの支払いで終わります。
また、2年以内に解約する可能性がある方は2年縛りなしプランというオプションに加入することで、どのタイミングでも違約金なしで解約ができます。
MugenWi-Fiの2年縛りなしプランは月額660円で加入できます。他にも端末の補償など全部で6つのオプションがあります。
限界突破Wi-Fi

限界突破Wi-Fiはエックスモバイル株式会社が提供するポケット型Wi-Fiサービスです。
限界突破Wi-Fiの特徴としては大手携帯3大キャリアの回線が利用できるということと、1日の通信量が5GBを超えて制限がかかっても翌日には通常通りの通信が可能な点です。
大手携帯3大キャリアの回線が利用できるので、つながるエリアがとても広いです。
通信量の制限に関しては3段階の制限が適用されます。
1段階目が5GBまでの利用で、通信速度は下り最大速度150Mbps/上り最大速度50Mbpsとなっています。2段階目は5GBを超えて10GBまでの利用で、通信速度は下り最大速度4Mbps/上り最大速度1Mbpsとなっています。制限がかかってもそれなりに利用できるくらいの速度です。
3段階目は10GBを超えてしまった場合で、通信速度は下り上りともに最大128Kbpsの低速回線での利用となります。
限界突破Wi-Fiの月額料金は割引期間などもなく他のプロバイダと比較して安いとは言い難いですが、料金がずっと一律3,850円とわかりやすい料金体系です。
縛りなしWi-Fi

縛りなしWi-Fiは株式会社LINKが提供するポケット型Wi-Fiサービスです。
縛りなしWi-Fiの特徴としては名前の通り契約期間の縛りがなく、いつでも解約ができることです。ただし、利用開始から1か月は最低契約期間となっているので、ご注意ください。
また利用したいデータ通信量に合わせて10GB、30GB、60GB、90GBとプランが分かれています。10Gのプランは月額2,178円で、普段は利用しないけれどもたまにメールやウェブサイトの閲覧だけしたいというようなニッチな要望にも答えられます。
データ通信量を使い切っても2Gから追加でデータチャージもでき「月によって使用量にばらつきがある」「自分がどれくらいのデータ量を使っているか把握できていない」といった場合にも便利です。
WiMAXから乗替えするなら?
Wi-Fiサービスは運営会社ごとにサービス内容やプランが異なるので、WiMAXから乗替えを検討する際は利用したいエリアの状況とどのように利用したいのかでおすすめのサービスが変わってきます。
今回ご紹介したWi-Fiサービスはおすすめできるものばかりですので、それぞれの特徴から何を重視するのかで選んでみてください。
実際に使えるのか試してみたいという方はお試し制度があるサービスでまずは試してみましょう。
まとめ
WiMAXは気軽に高速通信が可能なルーターを利用できるサービスです。
しかも速度制限がかかることがあるとはいえ通信容量は無制限で利用できます。今後も対応エリアが広がってますます使いやすくなっていくでしょう。
他にも外出先でネットワークに接続する方法としてテザリングやWi-Fiサービスもご紹介しました。それぞれメリット・デメリットがあるので、どんな方法がご自身のニーズに合うのかぜひ記事の内容を参考になさってくださいね。
人気記事