
WiMAXをおすすめしない6つの理由!どのような人が契約すべき?

WiMAXはモバイル型Wi-Fiのなかでも、とくに推されることの多いサービスです。モバイル型Wi-Fiの契約を考えている方のなかには、そのような解説を目にしたことで「WiMAXを選ぶべきでは?」と悩んでいる方も多いのではないかと思います。
WiMAXをおすすめする意見としてよく目にするのは、以下のようなものです。
● WiMAXは月間のデータ通信量が無制限
● モバイル回線なのに固定回線並みの高速通信ができる
これらの意見は決して間違いではありません。しかし、WiMAXはモバイル型Wi-Fiとして、必ずしも万人向けとはいえません。利用の場面や使い方によってはむしろおすすめできず、ほかのモバイル型Wi-Fiを選んだ方がよい場合さえあります。
そこで本記事では、WiMAXがおすすめできない6つの理由を解説するとともに、WiMAXはどのような人が利用すべきなのかについて、詳しく解説します。
明確なメリットをうまくつかめないままWiMAXの利用を考えている方は、ぜひ最後までご覧いただき、ご自身の状況と照らし合わせていただければと思います。本記事をWiMAXの契約の判断にお役立ていただけると幸いです。
※本記事は2022年10月27日に作成されたものです。
現在の状況とは異なる可能性があることをあらかじめご了承ください。
目次
WiMAXをおすすめしない理由
メリットばかりが語られがちなWiMAXですが、WiMAXには利用において注意しておきたいポイントがいくつかあります。
ここではWiMAXをおすすめしない理由について、下記の6点について解説します。
● 基本的に最大速度まで出ない
● データ容量無制限でも速度制限にかかる
● 提供エリアに限りがある
● 屋内だと安定しない
● 短期間で契約できない
● 違約金が発生する場合がある
基本的に最大速度まで出ない
WiMAXの最大の魅力のひとつが高速な通信速度です。従来のモバイル回線を超える光回線並みの高速通信を可能としており、ほかのモバイル型Wi-Fiと比較しても、うたわれている通信速度は圧倒的に高速です。
Wi-Fi | 端末 | 下り最大速度 | 上り最大速度 |
UQWiMAX | SpeedWi-FiHOME5GL12 | 2.7Gbps | 183Mbps |
UQWiMAX | SpeedWi-Fi5GX11 | 2.7Gbps | 183Mbps |
UQWiMAX | SpeedWi-FiHOME5GL11 | 2.7Gbps | 183Mbps |
UQWiMAX | Galaxy5GMobileWi-Fi | 2.2Gbps | 183Mbps |
縛りなしWiFi | H01 | 150Mbps | 50Mbps |
どんなときもWiFi | D1 | 150Mbps | 50Mbps |
しかしここで掲示されている速度は、ベストエフォートと呼ばれる理論上の最速値を示したものです。実際にこの速度で通信ができるわけではなく、利用の場面では通信速度はここから大きく下がる場合があります。
各プロバイダの公式サイトなどには、通信速度の実測値が記載されることはほぼありませんが、インターネット・SNSなどにある評判から実際の速度がどの程度のものか推測できます。たとえば「みんなのネット回線速度」であれば、「直近3ヶ月に計測された」速度の平均値が把握可能です。
UQ WiMAXで提供されているWiMAX通信の場合、下り40~60Mbps程度です。最大速度が2.7Gbpsはあるのと比較すると、実測値が大きく下回っているといえます。
WiMAXではないWi-Fiサービスの1つ「縛りなしWiFi」の場合、下りの平均値が11~12Mbps程度になっているため、競合サービスよりは通信速度が速いかもしれません。
Wi-Fiサービスとしては速い速度といえますが、最大速度分は期待しないようにしましょう。
※参考元『みんなのネット回線速度』「WiMAX」/「縛りなしWiFi」
データ容量無制限でも速度制限にかかる
WiMAXでよくいわれるのが、データ通信量に関して「無制限」であるということです。ただし正確には、WiMAXは完全無制限の通信ではありません。
WiMAXは月間のデータ通信量について「無制限」として提供されていますが、下記に当てはまる場合には、一時的に通信速度が制限されます。
● 一定期間に大容量のデータの通信があった場合
● 回線が混雑する時間帯
● 3日間で10GB以上の通信を行なった場合(WiMAX2+のプランのみ)
また、LTEオプションに加入してハイスピードエリアプラスモードを使用する場合は、このモードの通信に関して月間7GBまでというデータ通信量の制限が生じます。
WiMAX2+プランの場合は、ハイスピードエリアプラスモードで7GBを超える通信を行なうと、通常の通信モード(ハイスピードモード)の通信速度も含めて速度制限の対象となり、翌月まで制限が解除されません。
ハイスピードエリアプラスモードの制限は、WiMAXの利用の全体に大きく影響を与えてしまうため、注意が必要です。
提供エリアに限りがある
WiMAXは通信の提供エリアが限定的です。WiMAXは人の多く居住する都市部や市街地をメインにカバーしていますが、山間部や離島、洋上に関してはカバーしていない地域が多く残ります。
エリアの範囲外の場合はWiMAX回線を使用できないため、au4GLTE回線が利用できるハイスピードプラスエリアモードに切り替えなくてはなりません。
WiMAXは公式サイトでカバーエリアを公開しており、地図上でどの地域までエリアに含まれるかが視覚的に判断できます。都市部以外での利用が想定される場合は、契約の前に一度チェックしておきましょう。
屋内だと安定しない
WiMAXは使用する周波数帯の特性により、屋内や地下での通信が得意ではありません。
WiMAXの電波は障害物に弱いため、使用する建物の構造や部屋の位置によっては、提供エリア内でも通信が不安定になる場合があります。事前の確認が不足していると、契約後に利用できないことが判明してしまうケースにもつながりかねません。
そのような事態を未然に防げるよう、UQWiMAXではルーターをレンタルできる「TryWiMAX」というサービスを実施しています。TryWiMAXでは、郵送にかかる日数を含めて15日間、無料で実機を借りられます。
電波のつかみが不安な場合はこのTryWiMAXを利用するなどして、契約前に一度、電波の入りをチェックしておく必要があります。
短期間で契約できない
WiMAXは年単位での契約が基本で、各プロバイダで設定されているプランは2〜3年間での契約が中心のため、短期間での利用には向いていません。
数か月での利用の場合は途中解約が前提となり、契約解除料(解約金)が発生してしまいます。1年未満での利用を考えている場合は、期間の縛りのないWiMAXサービスや、日数や月数単位でレンタルできるWi-Fiルーター、契約期間のないモバイル型Wi-Fiの契約が向いているでしょう。
違約金が発生する場合がある
WiMAXでは契約期間中に解約した場合、数千円分の契約解除料がかかるケースが一般的です。端末を分割購入している場合は、それに加えてさらに端末代金の残債が一括で請求されます。
解約にかかる余計な費用を発生させないために、契約にあたっては利用予定を十分に想定したうえで申し込む必要があります。
契約解除料 | 解約時の端末代金の支払い | |
GMOとくとくBBWiMAX | 最大1,100円(税込) | 端末代金の残金分 |
BIGLOBEWiMAX | なし | 913円(税込)×残りの月数(※分割払いの場合) |
Broad WiMAX | 最大3,883円(税込) | 605円(税込)×残りの月数(※分割払いの場合) |
またキャッシュバックやキャンペーンなどに関しても、途中解約の場合は適用の対象外という条件が付されていることも多く、契約期間に対してはシビアな意識が必要です。
WiMAXを利用すべきでない人
前述のWiMAXをおすすめしない理由を踏まえたうえで、ここからはWiMAXを利用すべきではない人について見てみましょう。
WiMAXを利用すべきではない人は、下記に該当する人です。
● 数日間で多くの通信量を必要とする人
● 提供エリア外に住んでいる人
● 障害物の多い屋内での利用を中心に考えている人
それぞれ詳しく解説します。
数日間で多くの通信量を必要とする人
WiMAXでは、ギガ放題プランで「3日間で10GBまで」という通信制限が設定されています。これを超過した場合は、ネットワーク混雑時間帯(翌日18時頃から翌々日2時頃(2017年2月時点)にかけて、WiMAX 2+およびLTE方式の通信速度が概ね1Mbpsに制限されます。
その他、WiMAX+5Gに対応するプランでも「一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります」と明記されていて、日数や通信量について記載はないものの、使い方や状況に応じて通信制限が課せられることがアナウンスされています。
短期間に大量の通信を行なった場合には、一時的な通信制限の対象となる場合があるため、数日間などのごく短い期間のなかで大量に通信を行う可能性のある方には、WiMAXはおすすめできません。
提供エリア外に住んでいる人
WiMAXの提供エリアはスマホのエリアほどは広くありません。もちろん都市部やその周辺はほぼカバーされていますが、地方の人口の少ない地域はエリア対象外の恐れがあります。
自分の居住している場所や、使用予定の場所が提供エリアから外れている場合は当然使用できないため、そのような環境で生活している人にとってWiMAXは選択の対象から外さざるをえません。
自身の使用したい場所がWiMAXのエリアに含まれているかは、エリアマップなどを利用しながら契約前に把握しておく必要があります。
障害物の多い屋内での利用を中心に考えている人
障害物の多い屋内や建物の中心部、また地下などでの利用を中心に考えている場合にも、WiMAXの利用はおすすめできません。WiMAXは障害物に弱く、窓際から離れて建物の中心に移動するだけでも速度に影響が出ます。
厚い壁や太い柱の多い建物、また地下で利用したい場合は、電波特性的にもほかのモバイル型Wi-Fiの方が利用に適している可能性が高いです。
どうしてもWiMAXを屋内で快適に利用したい場合には、クレードルと呼ばれる台座も利用できます。クレードルとは、電波受信を補強するためのアンテナの付属した台座のことです。
しかしクレードルを利用できるルーターの機種は限られており、またクレードルを使う場合は本体を台に設置する必要があります。そのため、クレードルを使う場合は据え置きでしか使用できません。
WiMAXを利用すべき人
ここまで、WiMAXを利用すべきではない人について解説しましたが、ここからは反対にWiMAXを利用すべき人について解説していきます。
WiMAXを利用すべき人は、以下の5つのいずれかに当てはまる人です。
● 通信速度の速いWi-Fiルーターを探している人
● 外出先でインターネットを利用することが多い人
● 工事不要で利用したい人
● 光回線はハードルが高いと感じる人
それぞれ見ていきましょう。
通信速度の速いWi-Fiルーターを探している人
通信速度の速いWi-Fiルーターを求めている人にとって、WiMAXは非常におすすめです。
ベストエフォートでの理論値よりも大きく下がる可能性があるとはいえ、そのほかのモバイル型Wi-Fiと比べるとWiMAXは明らかに高速です。
なお、理論値よりも実際の通信速度が下がる可能性があるのは、WiMAX以外のモバイル型Wi-Fiでも同じです。そのため計測値で比較しても、最大速度の速いWiMAXはほかのモバイル型Wi-Fiよりも優位です。
前述した「みんなのネット回線速度」やSNS上の口コミなどを利用して、実測値や通信速度についてWiMAXの速さを確認してみてください。
外出先でインターネットを利用することが多い人
外出先でインターネットを利用することが多い人にとって、データ容量を無制限(※)で使えるWiMAXは非常におすすめです。短期間での通信制限はあるものの、データの残量を気にすることなく外出先で思い切りインターネットを使用できるのは大きな利点です。
オンライン会議やオンライン授業などで大容量のデータ通信が必要な場合にも、WiMAXはおすすめです。
また外出先でも固定回線並みの速度が出せるという点も、WiMAXをおすすめできるポイントです。
※一定期間内に大量のデータ通信の利用があった場合や、ネットワークの混雑する時間帯や状況によって、通信速度が制限されることがあります。
工事不要で利用したい人
WiMAXは非常に高速で、光回線並みの速度での通信が可能です。そのためホームルーターを用意することで、固定回線の代わりとして利用することもできます。
通常の固定回線の場合、利用を開始するためには、開通工事が必要です。しかし、WiMAXのホームルーターはモバイル回線を利用するため、外から屋内へと回線を引き込む必要がありません。
そのため開通工事が必要なく、ルーターを用意するだけですぐに利用を始められます。
光回線はハードルが高いと感じる人
光回線は多くのプロバイダがサービスを展開しており、どれが一番お得なのか検討するだけでも大変です。
また光回線を導入するためには開通工事が必要で、賃貸住宅の場合は貸主から断られることも少なくありません。開通工事には日数を要することも多く、とくに引っ越しが重なる繁忙期には1か月以上待つことも当たり前です。
このように光回線の導入についてハードルが高いと感じる方に、WiMAXはおすすめです。WiMAXなら面倒な手続きが必要なく、ルーターさえ届けばすぐに光回線並みの高速な通信を利用できます。
WiMAXの申し込みから利用開始までの流れ
ここからは、WiMAXの申し込みから実際に利用を開始するまでの流れを解説します。
流れ1:気になるプロバイダの公式サイトへアクセスする
契約を考えているプロバイダの公式サイトにアクセスし、登録ページへと進みます。
流れ2:端末や料金プランを選択する
登録フォームに申し込み内容を入力していきます。契約する料金プランや端末の種類、またオプションなどを選択します。
流れ3:個人情報や支払い方法を入力して申し込む
氏名や住所、また支払い方法を入力します。住所はルーターの配送先となるため、誤りのないように入力してください。
支払方法に関しては、ほぼすべてのプロバイダでクレジットカードのみの対応です。クレジットカード番号の入力を行ってください。また、口座振替に対応しているプロバイダで口座振替を利用する場合は、引き落としを行う口座番号の入力を行ないます。
流れ4:端末が届いたら初期設定を行い利用開始する
端末が届いたら、初期設定を行います。初期設定は端末によって異なる場合がありますが、基本的には下記の流れで行います。
1. 同梱のSIMカードをルーター本体に差し込む
2. ルーターの電源を入れ、SSIDとパスワードを確認する
3. ルーターに接続するPCやスマホのWi-Fi設定からSSIDを見つけ、パスワードでログインする
SIMカードを差し込み忘れると通信自体ができません。設定を進められないため、最初に忘れず差し込むようにしてください。
WiMAXプロバイダを選ぶ際のポイント
WiMAXは、サービス提供元のUQWiMAX以外にも、数多くのプロバイダから契約が可能です。
各プロバイダでは独自の契約プランやキャンペーン、キャッシュバックなどを設けているケースが多く、UQWiMAXよりもお得に契約できることも少なくありません。
WiMAXはどのプロバイダで契約しても、使用する回線はUQWiMAXのものと同一で、通信速度などに差はないため、契約内容がユーザーにとってよりお得なプロバイダを選ぶのが、上手なプロバイダ選びのコツです。
しかしプロバイダの数は多く、大量にあるプロバイダから1社を決めることは簡単ではありません。
そこでここでは、WiMAXのプロバイダを選ぶ際に注目すべきポイントについて解説します。プロバイダ選びで見るべきは以下の4点です。
● 実質料金
● キャッシュバックの受け取り条件
● 契約内容
● 契約可能な方法(店頭契約に対応しているか)
これらを踏まえたうえで、複数社での比較検討を行うのが鉄則です。それぞれ詳しく解説していきます。
実質料金を確認すること
プロバイダを選ぶ際にまず気にしておきたいのが、契約した場合にかかる実質料金です。
WiMAXはどのプロバイダ経由での契約でも、通信の品質に違いはありません。そのため、月額料金を含む諸費用をいかに抑えるかが、上手な利用のポイントです。
第一に気になるのはプロバイダごとの月額料金の違いですが、それに加えてチェックしておきたいのが、プロバイダが独自で行なっているキャンペーンやキャッシュバックです。
月額料金では高くても、キャンペーンによる割引やキャッシュバックを含めると総額が安くなることも、WiMAXでは珍しくありません。
月額料金だけを計算するのではなく、料金に関係するすべてを含めたうえで総額を考えることで、利用にあたっての「実質料金」を導き出せます。
プロバイダ同士の料金を比較する場合は表示されている月額料金だけではなく、この実質料金で比較することで、本当にお得かどうかの判断ができます。
キャッシュバックの受け取り条件を確認すること
WiMAXでは、独自のキャッシュバックを実施しているプロバイダも多く見られます。高額なキャッシュバックが設定されていることが多く、金額の大きさからついそこだけで判断して契約を決めてしまいがちです。
しかしキャッシュバックは、その受け取り条件もしっかりとチェックをしておくべきポイントです。多くの場合、キャッシュバックはすぐに受け取れず、しかも一部のプロバイダでは受け取りの手続きが非常に複雑です。
受け取り期間も数か月後から約1年後に設定されていたりするため、うっかり受け取りを忘れてしまいがちです。また受け取りの手続きのための期間が約1か月のみと、非常に短いケースもあります。
SNSなどで検索してもキャッシュバックを受け取り損ねたという声は多いため、キャッシュバックを実施しているプロバイダを選ぶ際は注意が必要です。
またキャッシュバックを受け取れるのが契約から数か月以上も先になるため、それまでは利用を継続する必要があります。途中解約をすると解約金が発生するのに加えて、キャッシュバックが受け取れなくなってしまいます。金銭的なダメージがより大きくなるため、注意が必要です。
またキャンペーンなどに関しても、オプション加入などの条件が課されているのが一般的です。本当に自分にとって得になる条件かどうかを、しっかり見きわめる必要があります。
契約上の注意書きを隈なくチェックすること
プロバイダでの契約は月額料金やキャッシュバックの面で、多くのメリットがあります。しかし同時に、契約のなかでさまざまな縛りが設けられている場合があり、事前に内容をしっかりと把握しておかなければなりません。
たとえば前述のように、キャッシュバックは実施するものの、受け取りが約1年後とされているものもあり、さらに所定の手続きを行わなければ受け取れないなど、条件がさらにややこしくなっているものもあります。
またキャッシュバック以外にも、解約金が本家のUQWiMAXよりも高く設定されているなどのケースもあります。一度申し込みを行うと、すべては契約内容に沿って進むことになるため、契約の前には契約内容をくまなくチェックしておきましょう。
店頭での契約が可能か確認すること
WiMAXでは、多くのプロバイダがWEB申し込みだけの対応で、実店舗がないところがほとんどです。店頭での契約を希望する場合は、店舗を持っているWiMAXを探す必要があります。
また各種手続きやアクシデントの対応など、店頭で店員に直接レクチャーしてもらいたいという方も多いかと思います。そのような場合は、事前にサポート体制について確認しておくと安心です。
複数社を比較すること
WiMAXの契約にあたっては、複数のプロバイダを比較したうえで決めるのが基本です。
契約期間や月額料金、キャンペーンなどはプロバイダによって異なるので、重視する要素を中心に据えながら、より自分の使い方に適したプロバイダを選ぶのが得策です。
また、WiMAXはどのプロバイダで契約しても通信品質に差はありません。同じ条件であれば、より安いところで契約するのがおすすめです。
おすすめのWiMAX5選
ここではWiMAXのなかでもとくにおすすめのプロバイダを5つ紹介します。それぞれ特徴が異なるので、自分に合ったものを探してみてください。
※以下で紹介する各プロバイダの情報は本記事執筆時点のものです。最新の情報はこれと異なる場合があります。
Broad WiMAX

Broad WiMAXでは、ギガ放題バリュープランとギガ放題フリープランの合計2プランを用意しています。
契約期間は2年と無制限から選択できるのが特徴です。
また特定条件のもとで申し込みをすると、費用面でお得なキャンペーンなども受けられます。
○月額料金・プラン
Broad WiMAXの月額料金とプランは下記のとおりです。
プラン名 | ギガ放題バリュープラン | ギガ放題フリープラン |
月額料金(税込) | 初月:1,397円 2か月目以降:3,883円 | 初月:1,397円 2か月目以降:4,070円 |
契約事務手数料(税込) | 3,300円 | 3,300円 |
初期費用(税込) | 20,743円 | 20,743円 |
契約期間 | 2年 | なし |
端末代金(税込) | 21,780円 | 21,780円 |
○キャンペーン
Broad WiMAXのキャンペーンは下記のとおりです。
キャッシュバックキャンペーン | 内容 |
WEB割キャンペーン | 指定のオプションへの加入、支払方法の選択で初期費用が0円になる |
乗り換えキャンペーン | 乗り換え費用を最大19,000円負担してくれる |
2台目同時申し込みキャンペーン | 2台同時の申し込みで5,000円が還元 |
○速度
Broad WiMAXのルーターの速度は下記のとおりです。
ルーター名 | 種類 | 5G対応 | 通信速度(下り最大) |
SpeedWi-FiHOME5GL12 | ホームルーター | ◯ | 2.7Gbps※ |
SpeedWi-Fi5GX11 | モバイル | ◯ | 2.7Gbps※ |
Galaxy5GmobileWi-Fi | モバイル | ◯ | 2.2Gbps※ |
SpeedWi-FiHOME5GL11 | ホームルーター | ◯ | 2.7Gbps※ |
※ベストエフォート方式のため、通信環境により実際の通信速度は変化します
GMOとくとくBB WiMAX

GMOとくとくBBWiMAXは高額のキャッシュバックで知られる人気のプロバイダです。
キャッシュバックを含めると実質的な月額料金は低くなりますが、キャッシュバックは受け取り時期が申請から約1年後と期間が空いてしまいます。
受け取りを忘れてしまう人も多いため、スケジュール管理をしっかりと行うなどの注意が必要です。
○月額料金・プラン
GMOとくとくBBWiMAXの月額料金とプランは下記のとおりです。
プラン名 | WiMAX+5G |
月額料金(税込) | 1〜24か月目:3,553円~ 25〜35か月目:4,103円~ 36か月目以降:4,708円~ |
契約事務手数料(税込) | 3,300円 |
契約期間 | 36か月 |
端末代金(税込) | 0円 |
○キャンペーン
GMOとくとくBBWiMAXのキャンペーンは下記のとおりです。
キャンペーン・キャッシュバック | 内容 |
キャッシュバック | 最大49,000円のキャッシュバック |
月額割引キャンペーン | 総額56,914円相当割引 |
またauのスマホを利用している場合は「auスマートバリュー」の適用で、スマホ代が毎月最大1,100円(税込)安くなります。
○速度
GMOとくとくBBWiMAXのルーターの速度は下記のとおりです。
ルーター名 | 種類 | 5G対応 | 通信速度(下り最大) |
SpeedWi-Fi5GX11 | モバイル | ◯ | 2.7Gbps※ |
Galaxy5GmobileWi-Fi | モバイル | ◯ | 2.2Gbps※ |
SpeedWi-FiHOME5GL12 | ホームルーター | ◯ | 2.7Gbps※ |
SpeedWi-FiHOME5GL11 | ホームルーター | ◯ | 2.7Gbps※ |
※ベストエフォート方式のため、通信環境により実際の通信速度は変化します
カシモWiMAX

カシモWiMAXは月額料金が一定に設定されています。そのため、支払った金額やかかる総額の把握がしやすいという特徴があります。
またサポートを活用すれば端末代金もかからないため、初期費用を抑えながら利用を始められるのがメリットです。
○月額料金・プラン
カシモWiMAXの月額料金とプランは下記のとおりです。
プラン名 | 縛りなしプラン |
月額料金(税込) | 初月以降:4,378円~ |
契約事務手数料(税込) | 3,300円 |
契約期間 | 36か月 |
端末代金(税込) | 550円 |
○キャンペーン
カシモWiMAXでは、auのスマホを利用している場合は「auスマートバリュー」の適用で、スマホ代が毎月最大1,100円(税込)安くなります。
○速度
カシモWiMAXのルーターの速度は下記のとおりです。
ルーター名 | 種類 | 5G対応 | 通信速度(下り最大) |
SpeedWi-Fi5GX11 | モバイル | ◯ | 2.7Gbps※ |
Galaxy5GmobileWi-Fi | モバイル | ◯ | 2.2Gbps※ |
SpeedWi-FiHOME5GL12 | ホームルーター | ◯ | 2.7Gbps※ |
SpeedWi-FiHOME5GL11 | ホームルーター | ◯ | 2.7Gbps※ |
※ベストエフォート方式のため、通信環境により実際の通信速度は変化します
VisionWiMAX

VisionWiMAXでは、契約期間の縛りのないプランが用意されています。
○月額料金・プラン
VisionWiMAXの月額料金とプランは下記のとおりです。
プラン名 | ギガ放題プラス |
月額料金(税込) | 初月:2,970円~ 1〜24か月目:4,103円~ 25か月目以降:4,785円~ |
契約事務手数料(税込) | 3,300円 |
契約期間 | 縛りなし |
端末代金(税込) | 21,780円 |
○キャンペーン
VisionWiMAXのキャンペーンは下記のとおりです。
キャンペーン・キャッシュバック | 内容 |
5,000円キャッシュバック | 最大5,000円のキャッシュバック |
また、auのスマホを利用している場合は「auスマートバリュー」の適用で、スマホ代が毎月最大1,100円(税込)安くなります。
○速度
VisionWiMAXのルーターの速度は下記のとおりです。
ルーター名 | 種類 | 5G対応 | 通信速度(下り最大) |
SpeedWi-Fi5GX11 | モバイル | ◯ | 2.7Gbps※ |
Galaxy5GmobileWi-Fi | モバイル | ◯ | 2.2Gbps※ |
SpeedWi-FiHOME5GL12 | ホームルーター | ◯ | 2.7Gbps※ |
SpeedWi-FiHOME5GL11 | ホームルーター | ◯ | 2.7Gbps※ |
※ベストエフォート方式のため、通信環境により実際の通信速度は変化します
UQWiMAX

UQWiMAXはUQコミュニケーションズの提供するWiMAXサービスで、WiMAXの本家本元のサービスです。
各プロバイダはUQWiMAXを基準として独自に価格やキャンペーンを設定するため、料金の面での優位性は見出しづらいですが、サポート体制の充実やクレジットカード以外の支払方法も可能など、ユーザーに寄り添ったサービスを提供してくれています。
○月額料金・プラン
UQWiMAXの月額料金とプランは下記のとおりです。
プラン名 | ギガ放題プラスルータープラン |
月額料金(税込) | 1〜25か月目:4,268円~ 26か月目以降:4,950円~ |
契約事務手数料(税込) | 3,300円 |
契約期間 | 24か月 |
端末代金(税込) | 21,780円 |
○キャンペーン
UQWiMAXの主なキャンペーンは下記のとおりです。
キャンペーン・キャッシュバック | 内容 |
オンラインショップ限定キャッシュバック | UQWiMAXオンラインショップで対象機種を新規契約で購入し、クレジットカードでの月額料金支払いで契約すれば5,938円キャッシュバック |
○速度
UQWiMAXのルーターの速度は下記のとおりです。
ルーター名 | 種類 | 5G対応 | 通信速度(下り最大) |
SpeedWi-FiHOME5GL12 | ホームルーター | ◯ | 2.7Gbps※ |
SpeedWi-Fi5GX11 | モバイル | ◯ | 2.7Gbps※ |
SpeedWi-FiNEXTWX06 | モバイル | ― | 440Mbps※ |
Galaxy5GmobileWi-Fi | モバイル | ◯ | 2.2Gbps※ |
SpeedWi-FiHOME5GL11 | ホームルーター | ◯ | 2.7Gbps※ |
SpeedWi-FiNEXTW06 | モバイル | ― | 1.2Gbps※ |
WiMAXHOME02 | ホームルーター | ― | 440Mbps※ |
SpeedWi-FiHOMEL02 | ホームルーター | ― | 1.0Gbps※ |
※ベストエフォート方式のため、通信環境により実際の通信速度は変化します
まとめ
本記事では、WiMAXをおすすめしない理由というテーマでWiMAXを解説しました。
WiMAXは非常にスペックが高いため、とくにネットでは推されることの多いモバイル型Wi-Fiです。しかし、スペックの高さが必ずしも万人にとってのおすすめに結びつくわけではありません。
契約にあたっては製品の特徴をよく理解し、自分の用途に本当に合っているかをよく考える必要があります。WiMAXを契約するかどうか迷っている方は、ぜひ本記事を参考に検討していただければと思います。
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